通塾するのであれば、週3回以上は塾に行くべき。

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目次

はじめに

今回の記事では、週3回以上通塾することのメリットや、生徒と先生のコミュニケーションの重要性などについて書いています。せっかく通塾するのであれば、できるだけ成果の出るような通い方・塾の使い方をしてもらいたいと思って書きました。

週3回以上塾に通うとは?

学年に関わらず、通塾するのであれば、週3回以上塾に行くべきだと思っています。週3回以上の通塾というのは、同じ教室で、同じ先生と、同じ科目を勉強するということです。授業である必要はありません。自習でもよいので塾に行き、担当の先生に学習状況をチェックしてもらったり、質問をしたりと生徒と先生がインタラクティブなやりとりをすることが大切です。

もちろん、週1回の通塾で成績が上がる子もいます。しかし、この手の子たちは、単純に今まで勉強する時間を取っていなかっただけであり、自分で解決する能力が高い子たちです。そのため、勉強する場所が塾でなくても(図書館や学校の自習室など)時間を取ればちゃんと自分の力で解決することができ、成績もすぐに上がります。

週3回以上塾へ行くことのメリット

週3回以上塾へ行くことは、生徒にも先生にもメリットがあります。

*生徒にとって
①学習量が増え、知識の定着がしやすい。
当然ですが、通塾の回数が多ければ多いほど勉強時間も多くなります。時間が長ければいいというわけではありませんが、学習量が多いほど知識の定着がしやすいです。

また、継続的に勉強ができるので学習漏れが減り、テスト前も慌てることなく復習ができます。

②できている内容、できていない内容を自分自身で把握できる。
日頃から先生とコミュニケーションをとりアドバイスをもらいながら継続的に勉強をしていくことで、今の自分の能力を自覚できるようになってきます。これは非常に大切なことです。これが通塾することの最大のメリットだと思っています。

私たちは、「勉強」というのは「自分の今の能力を把握して、向上させること」だと考えています。学習をスタートするにあたってまず自分の今の能力(何ができて何ができないかとういこと)を把握する必要があります。何事もそうですが、この”把握する”というステップを怠っていてはいつまでたっても上達はしません。勉強も同様です。

③目の前のことだけなく、半年後・1年後まで見据えた準備ができる。
日頃の先生とのコミュニケーションを通して、目の前のことだけでなく、もっと先のビジョンが持てるようになります。これもまた、自分の能力を把握することができているから可能なことです。自分の今の状況から未来を想像し、「今」と「未来」の点を線で結ぶことができるわけです。自分のことをよくわかってくれている先生であれば、長い道のりでもしっかりとサポートしてくれることだと思います。

*先生にとって
①生徒の現状を正確に把握できる。
先生にとって、生徒とのコミュニケーションは指導をしていく上で最も大切なことだと思っています。
生徒の学習状況だけでなく、学校での生活や性格、考え方などの把握をすることで、その子に合った指導が可能になります。

②指導時間が増え、指導方法の幅が広がる。
指導時間が増えることによって、塾にある別のテキストを使って確認テストを行ったり、別の科目の指導を行えたりします。コミュニケーションの濃度を高め、生徒の状況を正しく把握しないとこのような応用的で効果的な演習は行えません。

生徒と先生のコミュニケーション、先生同士のコミュニケーション。

週1回や2回の通塾では、どうしても生徒と先生のコミュニケーションの濃度が薄まってしまい、的確なアドバイスができなくなってしまう可能性があります。

以前勤めていた塾では、生徒とのコミュニケーションが適切に行われていないシーン(担当の先生の出勤日が少なく週に1回しか会えないため、質問できる機会が少ない。習い事で忙しい生徒が週に1回しか通塾できない。など)が多く、退塾やクレームに繋がってしまうケースがよくありました。

また、多くの個別指導塾では、英語はA先生で数学はB先生というように、科目ごとに担当の先生が異なる場合が多いです。この場合、生徒と先生はコミュニケーションが取れていても、担当の先生同士の出勤日が重ならず、先生間のやりとりができないケースが頻発します。担当の先生同士で生徒の現状や改善点などを共有できないと、指導の方針やスケジューリングがうまくいかず、生徒の学習進捗に影響が出てきてしまう場合があります。

塾での自習とは?

単純に週3回塾へ行き、自習をすればよいのか? これは少し違います。
自習をして、わからない所を質問し解決していけばよいのか? これも少し違います。

塾での自習が効果的なものになるかならないかは、残念ながら生徒次第ではないと言わざるを得ません。塾側の体制によるところが大きいと思います。

どういうことか。
生徒からの1つの質問に先生が答えるだけであれば、どの先生でも答えられます。ただそれは、質問に答えただけでその生徒の学力を伸ばしたわけではありません。知識を定着させるには、定着するまで繰り返し演習すること、本当に定着したかチェックをすることが必要です。塾にそのような体制が常時あるかは、生徒の成績アップ大きく関わってきます。
その生徒がどういう状況で何のため何を学習しているのかを把握していない先生に質問をしても、目の前の一問の解決にしかなりません。その一連のやり取りにレベルアップの兆しはあまりありません。
塾での自習が効果的なものになるには、いつもの先生がいるかどうかということにかかってきてしまいます。

どの塾にもこういった本質を理解し、生徒のことをちゃんと見てくれる先生がいるはずです。
結局、塾のシステムや理念というものよりも、現場の先生次第ということです。こればっかりは「出会いの運」としか言いようがありません。

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