本日は、定期テストで80点に達しない子のタイプを大まかに5つのパターンに分けています。
次回以降、各タイプの状況とその対策について詳しく書いていきます。
定期テストで80点に達しない子の5つの主なパターン
① 学校の授業を聞いていない。寝ている。授業に参加していない。
(原因と対策→【その①】授業に参加していない子の場合)
② ノートを取るだけで満足している。女の子に多いです。
(原因と対策→【その②】ノートを取るだけで満足してしまう子の場合)
③ 演習不足。すぐ改善できます。
(原因と対策→【その③】演習不足の子の場合)
④ 読んだり聞いたりしたことを、自分の言葉やイメージに変換できない。文字通りにしか記憶できない。インプットが下手。
(原因と対策→【その④】インプットが苦手な子の場合)
⑤ 記憶したものから求められているものを求められている形に整えて引き出すことができない。アウトプットが下手。
(原因と対策→【その⑤】アウトプットが苦手なこの場合)
詳しい解説は次回以降のエントリーに書いていきますが、それぞれ少しだけお話します。
①
改善するのは、簡単そうに見えて実際はかなり難しい。授業に参加しないということは、中学生にとってはかなり異常なこと。このような状況になる前に何らかの対策を講じなければならなかったはず。こうなってしまってからは子どもの気持ちを変えるのは一瞬でできるようなことではない。ほとんどの場合、周りの大人たちに対して反抗的になっているか無気力になっているので、「新しく出会った信頼できる人間」のような存在が必要になってくる。
②
「ノートを取る」という行為について勘違いをしている子が非常に多いです。特に女の子。「ノートをとる」ということの本来の目的を理解せず、先生に評価される綺麗なノートを作るのに必死で、内容が頭に入ってこない状況になっている。これもまた「授業に参加していない」のと同じ。
③
①~⑤の中で一番簡単に改善できます。演習量を十分にとっても結果が芳しく無い場合は、原因が④・⑤にある可能性が高いです。
④⑤
どちらも非常に多い。ワンパターンでしかものを捉えることができない。癖が付いてしまっているので、改善するには、かなりの時間が必要。学校だけでは無理がある。
次回から詳しい解説をしていきます。