中3生、このままだと全員伸び悩んだまま受験を迎えます。【2019年度入試組】

中3生の取り組みについて

こんにちは。教室長の杉山です。
前回のブログで中2生の取り組み(成長)について書きましたが、今回は中3生の取り組みについて書いていきたいと思います。

正直、中3生の取り組みは良いとは言えません。今年の中3生には「主体性」がありません。以下の3点からそう感じます。
①自分から質問できる生徒が少ない
②ミスをなくす方法を自ら考える生徒がいない
③指示されたことを“ただ”やるだけ(それ以上のことをしようとしない)

全員がすべてに当てはまるわけではありませんが、この学年は上記の欠点が本当に目立ちます。

今日は、受験生のために厳しいことを書きます。
このまま皆の意識が変わらないまま受験を迎えてほしくありません。このままでは良い結果も出ません。
未だかつてないぐらい今年の中3生には「受験生」としての雰囲気がありません。中1生・中2生からのほうが熱量を感じます。(同じ教室にいる高3生をもっと見習ってほしいです)

①自分から質問できる生徒が少ない

具体的に説明していきます。
まず①について。

他学年の生徒(小学生も含む)は、先生が近くに来ると、自分から「ここがよくわかりません」「なんでこうなるんですか」と質問したり、先生が近くにいない場合は手を挙げたり、「先生!」と呼んでくれたりします。「できるようになりたい・良い点数を取りたい」という気持ちがあり、自分がどうすべきか自ら考えて取り組めています。特に中1の2名、中2の1名は素晴らしいです。

一方、今年の中3生は先生たちから「何かわからないところある?」と声をかけないと質問しない生徒がほとんどです。躓いているものを自分で解決しようという気持ちが弱いと感じます。
こちらからアクションを起こさないと本人たちは「できない問題・わからない内容」を平気でほったらかしにします。とても危なっかしいです。

去年の中3生は反発心が強く、アドバイスをしても素直に受け入れないことが多かったです。しかし、教科の内容に関しては、必ず自分から質問して自分のものにしようという気持ちが本当に強かったです。受験に対する熱量があり、気持ちが取り組みに表出タイプの子たちでした。伸びる子はこういうタイプの子です。実際に去年の中3生は偏差値30台から偏差値60台まで伸びました。

今年の中3生には、こういうタイプの生徒が1名しかいません。
彼も3月の時点では偏差値30台でしたが、現在は58程度まで成長しました。総合的には8名中4番目くらいですが、計算ミスの少なさやケアレスミスの少なさはトップです。
逆に、学力的にトップの子は計算ミスが目立ちます。アドバイスをしても一向に変化がありません。

 

②ミスをなくす方法を自ら考える生徒がいない

次に②について。これは一部の生徒を除いてほとんどの中学生にあてはまることです。

今回のテスト期間、中3生たちに「もう90点取れる?」「どの内容が不安?」「テスト前日は何をするの?」などと質問しても「わかりません」「何をしたらいいですかね?」などの返事や首をひねったり苦笑いしたりするだけで、先生たちが求めている回答がありませんでした。

また、先生たちから演習中に意識することや復習の仕方などについてアドバイスをしても、ただ話を聞くだけで終わってしまいます。自分がすべき具体的な行動をイメージしながら話を聞くことができていません。
アドバイスされたことを活かそうという意識が弱く、勉強していれば点数が上がると信じて、作業的にしか勉強していない生徒がほとんどです。「できるようにするために」という意識がないまま作業的に問題を解いていてもできるようにはなりません。自ら考えて取り組むということができないと伸びませんし結果も出ません。

今回のテスト期間で、ミスをなくす方法を自ら考えられていた生徒は、中2生の女子一人だけです。彼女は、テスト2日前まで学校のワークやノート・塾のテキストでの演習を何度も繰り返していましたが、テスト前日は、これまで学習してきた内容で未定着のものをノートに書き出していました。
彼女は「寝る前とかテスト前に、もう一度できていないものを確認できるように書き出しましたぁ(^^)」とニコニコしながら話してくれました。数日前に私から「自分ができていないもの、テスト中に気をつけること等をチェックできるようにした方がいいよ」と軽くアドバイスはしましたが、それ以上の具体的な指示はしませんでした。自ら考えて勉強するとはこういうことです。

他の生徒にも同じように、今年の中3生に上記の彼女のようにアバウトなアドバイスをしても無理なので、より具体的なアドバイスをしていますが、それでもうまくアウトプットする子がいません。
アドバイスを聞いているよりも一つでも多くの問題を解かないといけない、という気持ちが強く、最後の最後までテキストを全ページ解いたり、ノートを全ページ読み返したりと、的を絞らず闇雲に勉強しています。(テキストとノートを開いてペンを持って字を書くことのみを勉強だと思っている)

受験勉強をしている時も同じことが言えます。何度も間違えている問題を、平気でまた間違える。点数を上げるために勉強をしているはずなのに、“ワークの問題を5回解く”こと自体が目的となってしまっています。目的と手段がやっているうちにズレてしまっています。目的がズレているので結果が○だろうが×だろうがお構いなし。

一方、中2の彼女は点数を上げるという目的に対して必要な手段を考えながら勉強できているからこそ、未定着のものをノートに書き出すという方法をとったと言えるでしょう。

③指示されたことを“ただ”やるだけ(それ以上のことをしようとしない)

③について。

今年の中3生は、去年の3年生に比べると素直です。
指示したことは反発することなく“一応”こなします。しかし、“ただ”こなしているだけ、という印象が強いです。先生に言われたから無難にやっているだけで、その勉強が何に繋がっているのかを想像できていません。
「自分が受験をする」というイメージを持って勉強している子がほぼいません。受験日がいつだかわかっている子も少ないです。志望校が決まっている子も一人だけ。(今年の3年生は、次男次女末っ子ばっかりでそういうのも影響しているのかもしれません。めんどくさくならないように音を立てず無難にいなそうとする子が多いです。)

指示されたことはやろうとしますが、自分のためになるように考えながら行うということができていません。
去年と異なり、「できるようになりたい!」「合格したい!」「絶対〇〇高校に行きたい!」という気持ちを普段の取り組みや日頃のコミュニケーションから感じることはありません。

「誰のために、何のために勉強するのか?」こういうことを考えられていないのでしょう。
時間通りに“ただ”塾へ来て、指示されたことを“ただ”やって、時間が来たら解決しないまま終えようとする。
折角時間をかけて勉強しているのに本当にもったいないです。
「(誰かにやってもらうわけではなく)自分が受験をするんだ」という当事者意識があれば、同じ時間で同じ量の取り組みをしてももっと得るものは多いはずです。

まとめ

勉強中のリアルな様子について書いてきましたが、①②③にともに共通することは「主体性がない」「自ら考えて勉強をすることができない」ということです。(新年度が始まる時点で、「主体性がない」「やる気がない」「約束を守らない」生徒を2名退塾させた学年です。)

この間の先生とある生徒の会話。
先生「なんのために勉強しているの?」
生徒「受験のためです。」
先生「別に勉強しなくても願書出せば受験できるよ」
生徒「受験に合格するためです。」
先生「合格するために勉強してるのになんで×ついた問題解決しないままテキスト閉じるの?次同じ問題出たら解けるの?」
生徒「……。」

先生「テスト何点取るの?」
生徒「80点です」
先生「進捗何%くらい?」
生徒「わかりません。」
先生「80点取るために何をどれくらいやるつもりなの?」
生徒「わかりません。とりあえず頑張ります。」
先生「前回何点だったの?」
生徒「75点です。」
先生「何が足りなかったの?どんな勉強したの?」
生徒「わかりません。頑張りが足りなかったのかもしれません……。」
先生「……。」

自分の現状や目標との差を把握し、目標達成に必要な手段を自分で考えたり、先生からのアドバイスをもらったりするなど工夫している子がほぼいません。もっと頭を使って取り組んでほしいです。
現状の把握、目標達成のために必要となる手段を考えられない、これでは各々が掲げている目標はクリアできないでしょう。冗談抜きで全員不合格でもおかしくありません。

中3生(とくに上位校を志望校として考えている生徒、定期テストで5科450点以上を目標としている生徒)には、高校入学後のことを考えても「主体性」を持って「目的に合った手段を自ら考えて」勉強してもらいたいです。

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