【受験体験記2021】千早高校進学のRさん(豊島区立千登世橋中学校出身)
TSKに通塾する前はテストの点数は30〜40点くらいで、社会と理科の評定は2でした。塾には通っていたけど全く成績は伸びず、テスト期間も1日2時間ほどしか勉強していませんでした。学校の授業は真面目に聞かず、ぼーっとしていました。2年生の1学期まで別の塾に通っていたのですが、点数も勉強への姿勢もとても悪かったです。いつもテストが返されると、塾の先生が母に電話でテストの点数が低いことで謝っていました。「私は何のために勉強をしているんだろう」「なぜ塾に通っているんだろう」と思い、以前の塾を辞めました。
TSKに来て驚いたことは、とにかく勉強量の多さです。今までの塾は1コマ1時間半で授業が終わりだったので、1日3〜4時間勉強をするということに慣れておらず、はじめは2時間勉強すると集中できなくなってしまう事がよくありました。その中でもテスト期間の勉強量がとても多く、土日は10時間、平日は5時間と、生きてきた中で1番勉強したと思います。テスト勉強はとにかく苦戦することばかりでした。先生に何度説明してもらっても全く理解できないことがありました。また、授業後に復習をしなかったり、自分で考えて勉強をしなかったりと、先生に叱られることが何度もありました。まともに勉強をしてこなかった私にとっては苦戦ばかりでした。
中2の冬はじめて受けた模試の結果、偏差値は30でした。私には行きたい高校があったのですがE判定でした。そこから漢字や計算、理社の暗記物など、点数が取りやすいものを毎日勉強しました。そして中3の6月に2回目の模試を受けました。偏差値は41でした。偏差値41は凄く低いですが、前回の偏差値30だった私にはとても嬉しい結果でした。しかし、行きたい学校はまだE判定のままでした。でもこの頃から塾がオンライン授業から対面授業になったことで、各科目の苦手なところを杉山先生に相談することが増えました。そのおかげで少しずつ点数が上がるようになりました。
でも点数には波があり安定していませんでした。5科の偏差値は45〜47くらいでした。前に比べて勉強へのやる気は変わったのですが、私は出来ない理由を考えて勉強するのが得意ではなかったため、それが点数にも影響していたのだと思いました。考える事は他の人にとっては難しい事ではないのかもしれませんが、私はとても苦戦しました。模試の判定も相変わらず悪かったです。それから先生方に相談をして、授業で先生が言っていたポイントや、教えてもらったこと、また自分が間違えやすいことや、考え方などをノートにまとめて、空き時間に読むようになりました。そのおかげで英語や国語は徐々に点数が上がりました。でも、国語や英語は点数が安定してきたのですが、数学や理科の点数が悪いため志望校の判定は悪いままでした。
そこからは数学と理科を主に勉強しました。数学では時間内で自分が取れるところを取るというアドバイスをもらい、練習していきました。それまでの私は解けない問題をダラダラ解いてしまい、計算問題などの見直しが全くできていませんでしたが、アドバイスをもらって練習をしてからは点数を取れるようになってきました。過去問の数学で目標点数を取れることが何度かありました。自分に合った解き方を見つける事ができ、とても嬉しかったです。
試験当日はとても緊張していました。私は何に対しても緊張する性格なのですが、先生が「緊張しても何もいい事ない」「やるしかないっていう気持ちでやるんだよ」と話していた事を、試験が始まる前に思い出しました。緊張せず今までやってきた事を出し切ればいいんだと落ち着き解くことができました。自分がとれるところを丁寧にやったり、解けないところは飛ばしたりして、自分がやらなければいけないことをやりました。試験が終わった後、先生に採点をしてもらいました。目標点数には届いていたものの、私は全く自信がなく、どうせ落ちているんだろうなと思い込んでいました。
合否発表当日、自分の番号があって私は涙が出ました。この1年間本当に色んな事があって辛い事もたくさんあったけど、ここまで来れて本当に良かったなと思いました。またとても気持ちの面で成長することが出来ました。TSKに入るまでは勉強から逃げていたり、高校について考えたりしなかったのですが、TSKに通い、受験勉強をする中で、成績が上がり精神的にも強くなれて、本当に良かったです。ありがとうございました!