【定員状況】中1:残り1名 中2:残り6名 中3:残り1名 高1:残り2名 高2:残り1名 高3:満員

【受験体験紀】2時間すら集中できなかった生徒の成長

【受験体験紀2024】都立杉並高校進学のEくん
受験生活で大変だったのは、朝9時から夜21時まで勉強していたことです。受験勉強をするまで僕は全く勉強をしてこなかったです。塾には通っていいましたが、2時間の授業も長いと思っていたので、TSKで長時間勉強するようになって大変でした。夏休みまでは、早く塾終わらないかな〜とずっと思っていました。勉強のやる気がなかったので、長時間の勉強は大変だったし、真面目に取り組めていない自分に何も思っていませんでした。

でも夏期講習に入って、その日の復習や翌日の授業を理解するための予習が終わらなかったから、授業後も塾に残って勉強していました。残っていると杉山先生と話をすることが増え、高校生活でやりたいことが何か、なんで勉強しているのかなどについて教えてもらい、いつの間にか勉強へのやる気が上がっていました。あと前は2時間の授業も長いと思っていましたが、自分から半日も勉強するようになっていました。

長時間の勉強以外に大変だったことは、10月くらいまで模試の結果が上がらなかったことです。周りの人は模試の結果が上がっているのに対して、自分は結果が大きくは変わらなかったので、焦りを感じていましたし、もうダメなのかなと思いました。でも杉山先生からと、何で結果が伸びなかったのか考えるよう言われました。模試の振り返りを真面目に考えてなかったのと、振り返りで書いた事を自分でやろうとしなかったからだと気づきました。

自分が考えた事から上手くいったこと、上手くいかなかったことを考えて、それを踏まえて次の模試までに準備することをやって、より良い結果に繋がる、それを先生から話されました。それと志望校に受かるという目的から、長い時間勉強することが目的になっていて、どうやったらもっと結果が出るんだろうというところを全く考えていませんでした。ただただがむしゃらにやっていても変わらない事もあるというのを知るきっかけにもなりました。これは勉強以外にも通ずる事だと思います。11月以降偏差値が上がっていき、考えて勉強するのが大事だと実感しました。

志望校を決めるにあたって悩んだ事は、S判定・A判定の高校を受けるのか、B判定・C判定の高校を受けるのか、どっちにしようかなということでした。私立の併願も行けるところに魅力を感じなかったから、併願も取りませんでした。だから、都立の受験校はだいぶ悩みました。自分がどんな高校に行きたいのか 高校に何を求めるかを、たくさん考えて決めました。

その時はとにかく偏差値が高いところに行きたい、都立が良いと思っていました。理由は自己満です。安全な方を選ぶか、チャレンジするのか先生にもたくさん相談して、たくさんアドバイスをもらいました。先生からは、いろいろな選択肢があることを教えてもらったあとに「自分で最後は決めるべき」と言われました。

安全な選択をして合格しても、自分の中であの時B判定・C判定の高校を受けていれば受かってたかもしれないなぁと思うのが嫌で、チャレンジした方が後悔しないと思いました。だからチャレンジをしました。仮に落ちたとしても、自分がそこまで考えた事だから、後悔は少ないんじゃないのかなとも思ってました。親から併願をとっていなかったので、チャレンジする選択をした事は心配されましたが、結果は合格だったので良かったです。

高校受験を通じてたくさんのことを学びました
最初と同じ話になりますが、受験が終わってから勉強や勉強以外の事をよく考えるようになりました。何をしたら良かったと思えるのか、どうやったら上手くいくか、効率が良くなるかなどです。ただ長時間勉強していても合格には近づけない、成績が上がらないという経験をしたからこそ、一年前よりもたくさん考えるようになりました。成果が出るまでに時間がかかるものもありますが、どうやったら結果が出るんだろう、なんで上手くいかないんだろうと考えることが大事だと受験を通して学びました。これからも自分のために勉強を頑張りたいです。

【保護者体験談】杉並高校進学Eくんのお母さま
TSKには、中3の4月末からお世話になりました。それまでは、近所の個人塾に通っていましたが、宿題もやらなかったり、2時間の授業も長いと言っていたり…。大学生になった姉が通っていた大手塾も検討しましたが、そもそも入塾試験も基準点を満たせなかったので断られてしまいました。

いよいよ中3になり、4歳上の姉が友達が行っていた塾が良いと思う!!と名前と連絡先を聞いてきてくれました。私がネットで見ると、もう中3生は定員に達しているので募集なしとありました。娘に伝えたら、ママ、電話してみなよ!というので、お電話してみると、会ってくださるとのこと。

そこで、息子と一緒に伺うと…。とても丁寧に息子に質問して、話しを聞いてくださいました。そして息子のことをちゃんと話ができると褒めてくださいました。

私としては、小学生の頃から勉強はできないし、のんびりマイペースだし、わからなくてもわからないと言えないし…大丈夫かなといつも思っていたのですが。面談の時も、親ではなく、息子に、受験をどうしたいのか?なんで勉強をやろうと思っているけどできないのか?などを時間をかけて聞いてくださったのが印象的でした。

カウンセリングを受けているみたいでした。息子は、普段もあまり話さないので、受験に対してどう思っているのか、私もよく分かりませんでしたが、杉山先生との会話で、ああ、そんな風に考えているんだと発見する思いでした。

そんなわけで、もう中3の中間テスト2週間前くらいに入塾させてもらいましたが、中間テストも期末テストもすぐには成績は上がりませんでした。8月に初めて受けた模試は、偏差値39くらいで、これはまずすぎる…と姉と一緒に話していました。でも、塾は嫌がらずに通い、前の個人塾では2時間が長い、3時間もいて疲れたなどと言っていたのに、21時まで残って帰ってくるようになりました。

TSKに通うようようになり、朝から夜まで塾にいられるようになりました。秋の終わりくらいから模試の後に解きなおしをして、悔しがったり喜んだり落ち込んだりするようになりました。間違ったところをノートに書くようになっていました。ノートの字がヨレヨレで薄かったのが濃くハッキリと、とても綺麗な字になりました。朝自分でサッと早く起きるようになりました。朝散歩も時々してました。

そして秋には模試の偏差値が10以上あがっていました。息子はもともと都立志望でしたが、保険として私立も受けておかないとと、いくつか説明会に行きました。担任の先生からも併願校は決めておいてくださいと言われていました。ところが、内申点がないこともあり、息子が行っても良いかなと思える私立はないとのこと。私が気に入った自然豊かで衣食住を大切にする私立は、息子はちょっと違う、ママの色に染められそうと却下されました。それでは私立併願校をどこにしようと思っていたら、併願だと落ちたらその私立に行かなくては行けなくなる、それも嫌だね…と話し、都立の二次募集もあると教えて頂き、都立だけで行こうとなりました。

息子も都立しか受けないから、安全なところにすると言っていて、私ももちろんと思っていました。12月頭の中学校の最後の三者面談では、都立しか受けないというと担任の先生にびっくりされ、そういう人は学年に1人いるかいないかです。強制はできませんが、できれば押さえておいた方がと言われました。

でも、息子は都立だけでよいとのこと。もし、落ちたら二次試験になり、クラスみんなが合否も決まって遊び出す時に、自分だけまた試験を受けることになるよ、とか、二次募集の高校は偏差値がぐんと下がってしまうよとか、伝えましたが、息子はわかってるというのでした。

私としては、私立の保険がないと本番近くで不安になってしまうのではないか、落ち着かなくなるのではないかと心配でした。こっそりまだ受けられる私立を調べたりもしましたが、杉山先生からは「行きたくない私立の合格をもらっても大人が安心するだけで、子どもにとっては何の安心にもならないです」と言われて、その通りだと思いました。親の私の安心感が欲しいだけと気づかされました。

都立一本なので、1月20日ごろまでは、合格の可能性の高い確実な高校に行くと言っていました。もちろんそうしてと私は思っていました。ところが、いざ、出願前の1月23日頃には、挑戦したくなったと言って、B判定・C判定しか出たことがない高校を希望してきました。ええーっ、挑戦するのは、いろいろ受験できる大学受験にしたら?都立高校は1校しか受けられないのだからと私は内心焦りました。

息子も挑戦したいと言いつつも、安全校か挑戦校かずっと迷っていました。杉山先生とほかの大学生の先生方にもとても親身に相談にのってもらったようです。私なら、安全校に決まってるでしょで終わりそうですが、授業の後も、先生方はどうして安全校に出すのがひっかかるのか、どうして挑戦したいのか?と息子の気持ちを丁寧に聞いて、なかなか言葉にならない思いを言葉にする作業をしてくださいました。もしかして、今まで頑張った経験がなかったから、今回頑張ってきて挑戦してみたくなったのでは?と聞いてくださり、息子もそうだと納得できたそうです。

私は、ネット出願で挑戦校にしつつも、取下げをする気満々でした。その日は仕事も空けていつでも動けるようにしておきました。ところが、息子は、取下げはしないとのこと。私としては、とても心配でしたが、本人の希望通りにしました。

こうして迎えた3月1日の合格発表。ネットでの確認は、私は怖くてできず、また、インターネットも混み合っているようでなかなかつながりませんでしたが…息子が「あった!」と確認しました。合格していました。出願時には、合格は五分五分と言われていたのに…。

今回の息子の受験を通して
私も大事なことを学ばせてもらいました。子どもを信じること。子どもは、自分で決めたことは、最後まで頑張れる。そして、頑張ったら、たとえ結果が叶わなくても、次に進むための糧になる。受験当日のお弁当に家族で手紙を添えました。姉は「なんとかなる 終わったことは変えられないから 気にしない」と書いていて、私よりもずっとドッシリ構えているなあと思いました。

息子が五分五分と言われていた都立高校に合格できたのは、杉山先生と大学生の先生たちのお陰です。人としても大きく成長したなと思います。特に精神面の成長にびっくりです。高校進学後は、自分で朝起きて、登校準備その他もサッサとやっています。部活もハードで、通学時間も中学時代よりもかかるのに、よくやっているなと思います。自分で決めたことはやる、という思いが強くなっているように感じます。中学時代ではどれも自分ではできなかったのに…。

TSKは、普通の塾とは違うように思います。なぜ勉強するのか?なんのために勉強するのか?どう生きていきたいのか?というようなことを丁寧に確認してくださいます。これは親ではできないなと思いました。でも、ここを丁寧に掘り起こしてくださることで、息子は頑張れたのだと思います。

杉山先生と大学生の先生に感謝の気持ちでいっぱいです。むかし子育て講座で、思春期になったら、親ではない尊敬できる指導者に出会うことが大事と言われていたことを思い出しました。息子にとって、とても良い出会いをいただいたと思います。本当にありがとうございました。大学受験もどうぞよろしくお願いします。

目次
閉じる