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【中2生】模試の過去問を解いてみた
こんにちは。細野です。
先日、中2生たちがVもぎ(高校受験用の模試)の過去問を解きました。中3生の都立過去問演習を行っている同じ空間で受検しました。
問題形式やコツなどは一切伝えずに解いてもらいました。後日の学年集会の際に、内申点と今回の模試の結果を総合して成績表を渡す予定です。
下の写真はTSKで作成している成績表(志望校判定表)です。
はじめての模試の結果
ここからはテスト結果について書いていきます。
2年生全体の平均偏差値は、3科40.4、5科40.3でした。
予想以上に酷い結果です。
定期テストで5教科400点を取れるようになった生徒は増えてきましたが、実力テストでは力不足を痛感させられたでしょう。これまで中2の定期テストで400点を取れていた生徒は、最低でも偏差値45は取れていました。今年は定期テスト400点以上取れている生徒でも、偏差値45以下ばかりです。
参考として現中3生~現高2生の過去の結果(平均偏差値)と当時のブログを載せておきます。
*今年から問題を変え、現高2生~現中3生が解いていた問題とは、別のものにしました(出題傾向が変化してきたため)。
【現中3生】
○中2の1月:3科43.2・5科42.7
○中3の8月:3科56.4・5科54.8
ブログ『【毎年恒例】中2生、模試の過去問を解いてみた。【2020年度入試組】』
【現高1生】
○中2の1月:3科47.0・5科46.9
○中3の8月:3科55.9・5科56.3
ブログ『【中2生】模試の過去問を解いてみた。【2019年度入試組】』
【現高2生】
○中2の3月:3科46.2・5科47.5
○中3の8月:3科59.3・5科58.3
ブログ『【新3年生】模試の過去問を解いてみた【進路について考える】』
【中2生の詳しい結果】
国語:49・47・44 40・39・36・32・26
数学:54・45・43・43・43・41・36・28
英語:50・48・45・41・41・41・36・36
社会:57・48・45・40・38・37・30・25
理科:59・55・44・43・40・35・32・31
5科:51・48・42・40・39・38・33・31
TSK史上最も消極的な学年
塾に通っている生徒には、学年ごとに独自の雰囲気があるように感じています。
普段の授業の様子や、個別に生徒と話した所感としては、現中2生はとにかく消極的です。
自主的な発言、質問に対しての回答、声の大きさ、様々な場面で積極性は現れます。これらの積極性は「内申」と、良い結果を出すための全ての源である「やる気」に繋がります。
中2生と中3生を指導していると、具体的に次のような差を感じます。
○現中2生と現中3生の差
①:学習量と質問量
②:「できるようにする!」という意識
③:学習の質、集中力
④:先生の指示を聞く能力
もちろん、現中3生も現在と一年前を比較すると大きな変化を感じます。
偏差値が成長の変化として分かりやすいでしょう。最初に受けた模試で偏差値が30~45だった生徒たちも、現在は55~65まで値を伸ばしています。このような変化には様々な要因があり(その一部が先述した4項目)、それらをこなしてきたからこそ生じた変化です。
一例として、まず「挨拶」が挙げられます。
塾に来た際と帰る際には必ず挨拶をするというルールがあります。最初は内向的な性格が起因して、ルールを守れない場面が多々ありました。
挨拶をルールとする目的としては、常識だから、礼儀としてという側面もありますが、他にもルールに従うことは、指示をそのまま受け入れて実行に移す素直さに繋がります。この素直さは、普段の学習に大いに役に立ちます。
このような小さな心掛けから、少しずつ積み重ねることが後の大きな変化に繋がります。
素直さ、積極性、必ず目標を達成するという強い意志、これらの成長に繋がる要因をTSKで培いましょう。できなかったことをできるようにすることが勉強の目標であり、楽しいと感じるところでもあるはずです。
できるようになるにはどうしたらいいのかを根底に据えて、どこまで自分を成長させることができるかイメージしましょう。
これらの要因を培わない限りは、現中2生は現中3生にくらべ伸び代がありません。現時点で狙える都立高校はほとんどありません。
中3生は平均して偏差値20上がっていますが、中2生はその半分以下の可能性があります。偏差値50に届くかもわかりません。
この話は後日行われる中2年学年集会で改めて生徒たちに伝えます。集会内容について追って書く予定でいます。
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