【中3生】1学期期末テスト結果(2020年度)

目次

【中3生】1学期期末テスト結果(2020年度)

今回は中3生のテスト結果について書きます。

結果は悲惨です。

定期テストの結果(5科合計点)

449、417、408、400、382
356、329、305、273
学年平均:368.7点

はじめて400点以上の点数を取れた生徒が複数名いましたが、80点以上を1つも取れなかった生徒が4名もいました。評定4以上が狙える80点以上の答案は全体の3~4程度、90点台は全体の1~2割程度です。「TSK史上最も学力が低い」と言われ続けた現高1生の中3の1学期期末テストの結果と比較しても、学年平均は20点近く低いです。学年全体のレベルはダントツで過去最低です。
参考に過去の学年の結果を載せておきます↓

【現高1生】

〇中3の1学期期末テスト結果(5科合計点)
436、411、409、406、403、401
400、395、383、380、303、288
学年平均:384.5点

〇中3の1学期の評定
5科内申:18.5
9科内申:32.9
換算内申:47.2

現中3生は、受験に対してまだまだ真剣に向き合えていません。
そう感じる理由は2つあります。「定着度100%を目指して勉強できていない」のと「提出物を手を抜かずに取り組めていない」からです。

定着度100%を目指して勉強できていない

学習したものを定着させる意識が非常に弱いです。
分かれば良し、8~9割程度定着すれば良しと思い、残り1~2割の穴埋めができていません。実際、今回のテストで、国語の漢字と英語の表現のように、覚えておけば確実に正解できる問題を、全問解けた生徒は一人もいませんでした。9割正答した生徒も3人だけでした。漢字、表現などは満点が取れて当たり前です。
テストで90点を取りたいなら、100点分の勉強をしないと取れません。100点分の範囲を目を通せばいいのではなく、100点分の範囲を解けるようにしなくてはなりません。そして、これは自分の感覚で判断するのではなく、実際に問題を解いて全問正解できたかどうかで判断します。かなり当たり前のことですが、今回のテスト勉強中に注意された生徒がいました。

提出物を手を抜かずに取り組めていない

副教科も含め、全教科の提出物を手を抜かずに取り組めていますか。授業中の発言は、積極的にするようになった生徒が多いようですが、ワーク・レポートなどの提出物についてアドバイスをもらいに来る生徒は、まだ一部の生徒のみです。
そして、提出物も自分の感覚で評価してはいけません。学校の先生からの評価で、手を抜かずに取り組めたかを判断するものです。返却された提出物の評価が一番良いなら、次も同じように取り組めば高評価がもらえますが、そうでない場合は何が足りないのかを考え変化を加えない限り、次回も低評価のままです。

今のところ、提出物の評価が高い生徒がテスト結果も比較的良いです。定着度・点数が低い生徒は、提出物への意識を変えない限り、点数に変化が見られないでしょう。

ここに書いたことも、授業で日頃伝えていることも、理解するだけでは意味がありません。問題を解決するための行動を取らなくては問題は解決されません。
先日行ったテスト問題の分析も同じです。今回のテスト勉強で不足していた部分、どのよう勉強をすれば効果的なのか考えましたが、これも分析をして計画を立てるだけでは意味がありません。計画したものを実行してはじめてテスト問題の分析が意味のあるものになります。
3回ある定期テストのうち1回は終わりました。残り2回で良い結果を出すには、上記の問題に真剣に向き合い行動することが不可欠です。

最後に、テストの感想・反省を載せておきます(5科計が400点以上の生徒のみ)。

本人たちの感想・反省など

西巣鴨中3年男子

国語:90点→97点 7点UP
数学:83点→96点 13点UP
英語:88点→86点 2点DOWN
社会:93点→92点 1点DOWN
理科:88点→78点 10点DOWN
5科:442→449点 7点UP

【テストまでの取り組みについて】
全体的にテストへの意識が低かった。提出物を早く終わらせることは、いつもと同じくらい意識してできていたが、テストがうまくいった時よりも提出物を終わらせた後の勉強量が少なかった。また、勉強時間の配分がうまくできていなかった。特に理科へかける時間が圧倒的に少なく、社会と数学に偏ってしまった。

【テスト結果について】
時間を多くかけた社会、数学はそれなりの点数をとれていた。逆に理科は、とってはいけないようなひどい点数だった。社会と数学は、このままキープし続ければいいが、理科の点数は残り2回のテストで100点近い点数を取らなければいけなくなってしまう。自分にプレッシャーをかけることになってしまった。どの教科もケアレスミスが多くもったいなかった。

【次回のテストの目標や今後の取り組みについて】
今回点数が高かった教科は、そのままキープをし、低かったもの特に理科は100点を取りにいき挽回したい。そのために、時間の配分をしっかり考える。自宅での学習時間も日によって偏りがあるので、それをなくす。次は副教科も加わり、今夏よりも大変になるけど、意識を変えてあやふやな状態でテストをむかえないようにする。目標がようやく決まり始めているから、その目標に到達できるように努力する。

千登世橋中3年男子

国語:63点→80点 17点UP
数学:72点→70点 2点DOWN
英語:56点→90点 34点UP
社会:72点→87点 15点UP
理科:74点→90点 16点UP
5科:337点→417点 80点UP

【テストまでの取り組みについて】
今回のテストは、塾以外にも、家でも集中して勉強ができました。
今回は苦手だった国語や英語を少し多めにやりました。基本的にワークを解いたり、ファイル読み返したりすることに時間をかけました。社会、理科ははじめに暗記をして、そこからノートや教科書を何度も読み返しをしました。数学は範囲がせまく得意と思っていた単元だったので、気を抜いてしまった。

【テスト結果について】
今回のテストは、中1中2の頃に比べると、点数はとても上がりました。自分が思っていたよりも高い点数が取れておどろきました。特に国語はもっと低いと思っていたのに、勉強した成果が出せたのか、予想以上に高い点数が取れました。理科、社会、英語はちょっとしたミスで点数を落としていました。先生に注意されたとおり、こういうミスが減らしていかないと評定5を取るのは難しいと思うので、細かい部分に気を払うようにしていきます。

【次回のテストの目標や今後の取り組みについて】
次回は9教科750点以上取れるようにしたいです。今回のテストでよかったものは、評定5が取れるように頑張り、数学はもっと頑張り、評定4と5が取れるようにしたいです。各教科の問題を分析して先生の出題の特徴がわかったので、次はそれをふまえた勉強をしていきます。5教科は今回より高い点数を取れるようにしたいです。テストもそうですが、提出物でプラスαの評価がもらえるように、これからも頑張りたいです。

巣鴨北中3女子

国語:90点→70点 20点DOWN
数学:67点→86点 19点UP
英語:70点→85点 15点UP
社会:68点→86点 18点UP
理科:63点→81点 19点UP
5科:358点→408点 50点UP

【テストまでの取り組みについて】
以前に比べて、すごく勉強をするようになり、自分から進んで机に向かうことができました。また、提出物を終わらせからテストまでの勉強時間が増えました。これまでは、提出物を終わらせるのに追われていましたが、今回はそれがありませんでした。ただ、朝ではなく、夜に勉強することが多かったので、それは改善していきたいと思います。あいまいだったところは、塾や学校で先生に質問するようして、苦手な教科もちゃんとやれました。

【テスト結果について】
国語が思ったより点数が取れなかったのが残念です。数学と英語は重点的に勉強したこともあり、点数がかなり上がりました。次はすべてで90点を取れるようにしたいです。
塾に入る前と比べて、点数が伸びたので、やればやるだけ点数が伸びることを経験できました。凡ミスをしてしまいがちなので、しっかりと見直しをしていきたいです。全体的に上がってはいますが、私はあまり満足していないので、もっと頑張ろうと思います。

【次回のテストの目標や今後の取り組みについて】
次回のテストでは、すべての教科で90点を取れるようにしたいです。副教科は得意なので、5教科を重点的に取り組みたいです。2週間前から本格的にテスト勉強をするのではなく、今回のようにもっと前からやろうと思っています。また、わからないところはどんどん質問しにいきたいです。朝も勉強をきちんとやるようにしたいと思います。

千登世橋中3女子

国語:80点→80点 STAY
数学:76点→74点 2点DOWN
英語:53点→90点 37点UP
社会:66点→78点 12点UP
理科:74点→78点 4点UP
5科:349点→400点 51点UP

【テストまでの取り組みについて】
勉強量は多かったと思うけど、内容にかたよりがあったり、家での勉強はあまり質が良くなかったかもしれない。教科のかたよりがあったが、同じ教科でも内容によって、たくさん勉強をした範囲もあれば、あまり勉強できなかった範囲もあった。数学は確率をもっとたくさん勉強していたら、1問2問は多く解けたと思う。理科も、1年2年の復習範囲はワークも何周かしてたくさんできたけど、電力や磁界の範囲をあまり勉強していなかった。それぞれの教科や範囲をもっとまんべんなく勉強しなければならない。

【テスト結果について】
国語は今まで8割はとれたいたので下がりはしていないけど、もう少し漢字などを多く勉強していれば点数が上がっていたのかなと思う。数学も今までと同じくらいの点数だったけど、取れそうだけどまちがっていた問題があった。英語は前回が悪すぎたのかもしれないけど、約2倍の点数になってよかった。でも選択問題や教科書の穴うめを間違えてしまったから、そこをもっと取りたかった。社会も今までが悪かった分すごく上がったけど、もう少し勉強していれば、もっと取れていたと思う。理科は今までと同じくらいで、ケアレスミスが多かったから見直しをちゃんとすべきだった。

【次回のテストの目標や今後の取り組みについて】
社会の勉強量を増やしたい。でも社会を増やすことを意識しすぎて、他教科の勉強がおろそかにならないようにしなければならない。また、家に帰ってからも勉強する時間をもう少し長く取りたい。移動時間などのすきま時間でも暗記をするなど、時間をむだにしないようにしたい。今回よかった教科は今回よかったからといって油断して、点数が下がってしまうことがないように気をつける。もう1度テストを解いてみたり、今回勉強したものを復習したりして、今回のテスト範囲の内容を忘れないようにしたい。

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