平成29年度都立高校入試“倍率”についての考察

はじめに

都立入試が間近に迫り、日々緊張感が高まってきています。

それぞれの受験校が確定し、正確な倍率が発表されました。

今回は、近年ますます厳しくなってきている都立高校入試、その“倍率”についての簡単な講評をしていきたいと思います。

(2月26日更新)都立高校入試(平成29年度)の大雑把な講評と感想

 

TSK大塚教室周辺の都立高校の倍率一覧

まずは、TSK大塚教室周辺の都立高校の倍率一覧を見てみます。

戸山 男子1.89 女子1.71
青山 男子1.98 女子2.08
新宿 男女問わず2.40
竹早 男子2.01 女子2.29
北園 男子2.13 女子2.16
文京 男子2.06 女子2.03
豊島 男子1.54 女子1.63
向丘 男子1.85 女子2.23
高島 男子1.72 女子1.79
板橋 男子1.42 女子1.64
大山 男子1.38 女子1.48
王子総合 男女問わず1.62
板橋有徳 男女問わず1.24

 

平成29年度都立高校入試“倍率”についての考察


上記13校の平均倍率は、男子1.79、女子1.87
それに対し、全日制全体の倍率は1.50、普通科全体の倍率は1.56となっており、上記の学校は大幅に高い倍率になっていることが分かります。

偏差値58以上の高校(戸山・青山・新宿・竹早・北園・文京)に絞ると、男子2.08、女子2.11
合格者よりも不合格者の方が多い数値になっています。

また、旧4学区の上位3校(竹早・北園・文京)は全て男女共に2.00倍を超えています。
TSK大塚教室周辺の学校は、ランクを問わず倍率が高くなっており、都内でも最も競争率の高い地域の一つと言えます。

その理由は、大きく分けて2つあると思います。

一つは、立地条件が良いということ

上記のほとんどの学校は、主要駅(池袋・新宿)から10分圏内にあり、その地域の子供たちだけでなく、西(西武線、地下鉄など)からも東(山手線・地下鉄)からも通学がしやすい場所にあります。

例えば、上記の学校で最も倍率の高い新宿高校において、在籍生徒の出身区市町村で10人以上の区市町村を見てみると、

新宿区(39人)、文京区(28人)、江東区(49人)、品川区(13人)、目黒区(20人)、大田区(27人)、世田谷区(88人)、中野区(25人)、杉並区(63人)、豊島区(17人)、北区(23人)、板橋区(80人)、練馬区(121人)、足立区(42人)、葛飾区(26人)、江戸川区(65人)、三鷹市(14人)、調布市(19人)、町田市(32人)狛江市(10人)、東久留米市(18人)、西東京市(24人)

となっており、都内のあらゆる地域から多くの生徒が通学していることがわかります。

つまり、あらゆる地域のトップレベルの子ども達が、今年も2.40倍の試験に挑むことになります。このような状況が、特に上位の学校では起こっているので、年々都立入試のレベル自体が上がっています。

これには、良い作用も悪い作用もあると思います。

良い作用としては、都立高校のレベル(生徒の能力、指導のクオリティなど)が上がり、都立高校全体の実績がよくなること。近年の日比谷高校などはまさにそれです。

悪い作用としては、不合格者が増え、希望する学校に進学できないケースが増えてしまっていることです。余裕のある学校では、学級の数を増やすなどの対策は多少されていますが、どうにもならない状況になっているのが事実です。学校の数を増やさないことには、根本的な解決にはならないと思います。

二つめは、中学生が魅力を感じやすいということ

それぞれの学校の特色(校風、勉強、実績、部活、行事など)が分かりやすく、自分に合った学校、通いたい学校を見つけやすいことが挙げられます。

3年間行事を楽しめる学校、部活動に力を入れている学校、進学実績が良い学校、自由で校則の少ない学校、文武両道の学校、日頃から補習などを行い進路指導に力を入れている学校など、色々な特色のある学校が多く、人気になっているようです。

簡単に言うと、良い学校が多いということです。

 

 来年度以降はどうなるのか

この地域の倍率は、来年度以降もほぼ変わらない、むしろ上がり続けることが予想されます。どの学校も倍率が2.00倍を超えてもおかしくない状況です。

この地域の都立高校に進学を考えている中学生は倍率2.00倍の高校受験をすることになります。大事なのは、そのような未来が来ることを把握をした上で、目標に向けて早めの準備をしていくことです。

部活を引退してから勉強を始めて間に合う子はほぼいません。合格するには、受験生になる前から基礎学力と勉強習慣が身に付けておかなければなりません。

もし、来年度以降都立高校への進学を希望しているのなら、学校のワークをやるだけでいいので、日頃から勉強する習慣と基礎的な学力や知識を身に付けておくべきです。TSKでも、入塾後はすぐに塾用テキストを使うのではなく、最初は学校のワークを用いて勉強をしていきます。

できれば学校のワークは試験前までに3週はしておくこと。中学の勉強は全く難しくありません。定期テストで点が取れない子は演習量が足りていません。

都立高校入試は、早い時期からコツコツと勉強を続けてきた子ほど、点数が安定する問題構成になっています。早い時期から自分の将来の事を考えて行動して行くのが大切だと思います。

もし、勉強や受験などでご質問や、ご相談等がありましたら、お問い合わせフォームからお問い合わせください。

 

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