【中3生】Wもぎの結果【2020年8月】

目次

【中3生】Wもぎの結果【2020年8月】

こんにちは。杉山です。
8/30のWもぎの結果が教室に届きましたので、今回はその結果について書いていきます。

3教科の偏差値

61 60 59 56 54
50 45 45 40
教室平均:52.2

5教科の偏差値

64 60 58 56 55
55 45 44
教室平均:54.7
※都立高校を受験しない生徒1名は除く

内申点を含めた総合得点(1000点満点)

915 786 744 739 735
707 548 527 462
教室平均:684.7
*文京高校(偏差値60の都立高校)に合格するには、総合得点で780点が目安です。

国語

偏差値
59 58 58 57 53 
50 46 45 34
教室平均:51.1

得点
80 78 78 77 70 65 56 55 31
教室平均:65.5点

数学

偏差値
60
 53 53 52 52 
51 50 46 37
教室平均:50.4

得点
87 77 77 75 75 73 72 63 39
教室平均:70.8点

英語

偏差値
65 63 60 55 54 49 47 43 40
教室平均:52.9

得点
87 82 75 64 60 48 44 36 28
教室平均:58.2点

社会

偏差値
64 62 58 56 53 52 48 47
教室平均:55.0

得点
86 81 73 70 63 60 53 50
教室平均:67.0点

理科

偏差値
70 63 58 57 56 54 46 38
教室平均:55.2

得点
96 82 72 70 68 64 48 30
教室平均:66.2点

今回の結果について

学年全体の目標偏差値56には届きませんでした。実際の結果は3科52.2、5科54.7でした。目標偏差値56という数値は「TSK史上最も学力が低い学年」であった現高1生たちの同時期の学年平均です。依然、現中3生は「TSK史上最も学力が低い学年」であった現高1生を大幅に下回っている状況です。

また、個別の目標も3科で3名・5科で1名しかクリアできていません。内申点も含めた総合得点では、TSKが目指している文京高校レベル(偏差値60の高校)以上をクリアしている生徒はまだ2名です。前回までの模試にくらべ、偏差値が5以上アップした生徒は6名いましたが、まだ目標校のレベルには程遠いです。
個別の目標を3科・5科ともにクリアした生徒は、夏期講習中、毎日一番早く塾に来て授業終了後も残って勉強した生徒でした。志望校に対する気持ちが強いことが結果に繋がったのかもしれません。
ここまで全体的な話をしてきましたが、次は教科別にコメントしていきます。

各教科の担当講師からのコメント

〇国語(細野)

今回の国語の全体の出来は端的に言えば微妙です。決してとても悪いというわけではないです。文章読解の基礎力は集団授業の中でも成長を感じています。セオリーを駆使して解くことができ、理解度も上がってきました。

今回の模試でも漢字については読み書き含め、ほぼ全員の生徒が9割の正答率でした。
しかし、普段の生徒の様子を見ているからこそ、伸ばせる箇所がまだまだ多くあると感じます。解法の理解は進んでいるものの、それが表面的である場合がまだあります。
まず「問(傍線部)に対する読みの浅さ」が挙げられます。問題を解く上で問の文を読むことは当たりまえですが、現状はただそれを表面的に読むだけで、正しい意味で問を理解していないことが多いです。聞かれていることが理解できていないのに正しく答えが導ける訳がありません。そのような思考の浅さは、形式的に解法ができ始めたからこそしうるミスです。この浅さは解の根拠付けにも影響しています。問題に対しての解は根拠が必ず必要です。それは文章の中から見つけ出すものです。それがあって初めて解として意味を持ちます。現状では根拠がなくてはならないという認識はありますが、その根拠が文章から正しく導き出したものではなく、文章の中の単語や流れから、自分の想像や今まで経験してきた話のパターンなどで賄われてします場面があります。解法の形式やパターンに囚われ、思うような結果が出ていません。まずは解法の本質を再度確かめ、今後望んでいく必要があります。

今回点数を落とす大問として5番が挙げられます。原因として練度、時間不足が挙げられますが、単純な文法問題は簡単な方法さえわかれば解けるものなので、早々に身に着ければすぐに点は伸びます。
これらの原因を踏まえ、課題の解決に取り組みます。

〇数学(武井)

結果は、87点が1名、72~77点が6名、70未満が2名でした。
上位7名について。
平均点が71.1点という易しい試験でしたので、偏差値自体は50~60と振るいませんでしたが、ある程度は学習した内容が身に付き、計算力も上がってきていると判断していいと思います。
現時点で学習した内容では、対策していない部分も多く残っているため、満点を取ることはまだ無理です。今回のテストでは75~80点ほどの点数が取れていれば一先ず及第点と言えるでしょう。
今は偏差値よりも得点率を気にしてほしいと思っています。できなくてはならない問題、現時点ではできなくでもよい問題、計算力の大切さについては授業内で改めて話をしました。

さて、7名が同じような得点(72,73,75,75,77,77,87)だったのはなぜでしょうか。
それは、全員に同様の内容を同様のタイミングで教え、全員が同様の課題・宿題をしっかりこなしてきたからでしょう。
つまり、授業を真面目に受けて真面目に課題に取り組んできたからに他なりません。然るべき態度でしっかりと勉強を続ければ、先天的な地頭や数学的なセンスなど関係なく、誰でも着実に成績は上がっていくということです。自信を持ちましょう。
6月、ふざけた態度で雑な勉強をしてきたあなたたちに「誰一人偏差値60を目指せるレベルにない。レベルを下げて全員偏差値45を目指します。」と言いました。
上位7名に関しては、とりあえず初めての模試でこの低レベルな目標はクリアできたと言っていいでしょう。
いよいよ本格的に“偏差値60以上”を目指していく段階に入ります。頑張っていきましょう!

70点未満の2名においては、数学的な部分について言及するべきことはありません。
かねてより授業態度・勉強に対する態度が他の生徒に比べ著しく悪く、指摘して具体的にどう行動すべきかを伝えてもほとんど変化はありません。何度も助け船を出してきましたが、この2名は全くと言っていいほど質問をしてきません。初めての模試で既に、他の生徒との差が露呈しました。
数学的な能力は関係なく、勉強そのものに対する態度が数値に顕現したと認識するべきです。

〇英語(杉山)

前回の模試から偏差値が大幅に変化することはありませんでしたが、簡単な問題でミスをする生徒はだいぶ減りました。正答率が高い問題をほとんど正解し、失点源は正答率が低い問題に集中していました。高得点を狙う上で簡単な問題を正解することは絶対条件です。簡単な問題をスムーズに解けるようになることで解答時間も短縮されていきます。これは英語に限った話ではありません。
一方で課題点は、文章や設問のレベルが僅かに上がっただけで、解答スピードが下がり正答率も下がることです。登場人物が多い文章だと人物関係を整理できていない、選択肢の英文が長くなると細部にまで注意を払えていないなど、小さな負荷がかかるだけで簡単にミスが生じてしまうのが現状です。今回偏差値60以上を取れていた生徒たちも、まだまだその程度のレベルであることを自覚してください(授業内演習で取れている正答率90%を模試で取れた生徒が一人もいませんでしたので)。今後、都立の共通問題よりは負荷がかかる問題で演習を重ね、多少の難化では影響を受けない読解力を養っていく必要があります。

〇社会(細野)

社会では生徒によって得手不得手が現れていたと感じます。
その中で共通していたものは、一つの知識の幅がせまいことです。ある社会の用語を覚えたとして、その用語の認識がとても浅いところに留まっています。今回であれば、『五箇条の御誓文』という用語は覚えていても、実際にその誓文にどのような内容が記述されているかまでは知識を深め切れていませんでした。教科書に太字で書かれている周辺しか覚えていないような状態です。これだと覚えた用語をテストの中で正しく扱うことができない場合があります。用語とその概要がつかめたのならば、もう一段知識を深める段階です。実践していきましょう。部分的なことであれば、グラフの読み取りが苦手、歴史の中でも世界史ができない、年号の感覚がないなど、課題は様々なので、生徒個人にフィードバックを行い個人別の対策も行いたいです。

〇理科(杉山)

これまでで一番よい成績が取れた生徒が多かった教科ですが、まだ喜ぶのは早いです。少なくとも9月10月のテストで最低でも今回と同じ結果を出してから喜んでください。その理由は2つあります。
1つ目は、簡単な問題でミスをしている生徒が多かったからです。英語のコメントにも書きましたが、簡単な問題を確実に取らない限り高得点は取れません。文京高校以上を目指す生徒は、最低でも80点は取らなくてはなりませんので、簡単な問題でミスをすることは許されません。模試の結果を見るときは、偏差値だけではなく簡単な問題をミスしていないかチェックするようにしてください。
2つ目は、理科はテストの回によって出題される単元が大きく変わりますので、点数に波がある教科だからです。たまたま今回のテスト問題と相性が良かっただけで、入試当日のテスト問題と相性が最悪ということもありえます。どの単元が出題されたとしても安定した結果を出せない限り、合格の可能性はかなり下がります。また、模試や過去問で成績が安定しないと、第一志望校を受験できない可能性があります。そのことを肝に銘じて、引き続き受験勉強に励みましょう。

最後に

次回の模試は今週末9/27(日)にあります。次回も塾での受験になります。
8/30の模試では1名を除いて8月9月の目標をクリアすることができませんでした。ですので、今週末の模試で目標をクリアしてもらいたいです。また、クリアした1名も今回の結果が偶然ではないことを証明してください。7

関連記事

  1. 【新中3生】春期講習の授業予定【2021年度入試組】
  2. 【中3生】10月の模試結果(2024年度入試組)
  3. 【中学生】1学期中間テスト結果(2023年度1学期)
  4. 【新中3生】先輩の受験体験談を聞く【2021年度入試組】
  5. 都立高校入試“推薦入試倍率” & 推薦対策の様子
  6. 【中3生】夏期講習の目標と科目ごとの学習計画
  7. 【中3生】8月9月の会場模試の結果(2023年入試組)
  8. 【中2生】はじめて模試を受けてみた(2023年度入試組)

アーカイブ

最近の記事

PAGE TOP