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選べる2つの受講コースを新設します
TSKでは、2017年6月1日より、2つのコース「中1,2生 週2日コース」と「中1,2生 いつでもコース」を新設いたします。
これにつきまして、中1,2生のコースを2つに分けた理由とそれに至った経緯をご説明させていただきます。
少し長いですが、ぜひお読みください。
コースを新設した3つの理由
偏差値60以上の高校(文京高校・北園高校など)を目指すためには、3年からではなく1,2年生のうちから学習習慣を身につけ、基礎学力を定着させておくべきだと考えています。
また、合格よりも先のことも考えて、早いうちから勉強する習慣をつけ基礎学力を身につけおくことが、子どもの成長にとってとても大切なことだと考えています。
「基礎学力」・・・各科目の定期テストで最低80点以上をキープ(本当は90点前後をキープしたい)できていればひとまずOK。
理由Ⅰ,昨年度と今年度の中3生の学習状況や学習成果をふまえて
昨年度の中3生はほとんどの子が3年生の1学期・夏から通塾をはじめました。(都立高校受験者8名中6人が中3以降の入塾でした)
結果から言うと、都立高校は8名受験中7名合格、1名の不合格を出してしまいました。(不合格についての話は後述)
【この結果を受け止めて分析したこと・考えられること】
・学校の授業をあまり理解していない状況や学習習慣が身についていない状況で中3から勉強を始めても、偏差値60以上の高校(文京・北園など)に合格するのはやはり難しい。(どうしても時間が足りず、省かなくてはいけない部分が出てきてしまう。)
・不合格になってしまった1名(5月入塾)は、1月の模試で偏差値60~65まで取れるようになったが、直前期の過去問演習では総合点のバラ付きが大きく最後まで点数が安定しなかった。(中2入塾で同レベルの高校に合格した子は、12月以降合格基準を下回る点数を一度も取らなかった。)
・一昨年度(2015年度)、昨年度(2016年度)文京や北園に合格した子は、2年生から通塾。余裕を持って受験対策・定期テスト対策を行えた。
・今年度(2017年度)の中3生は、皆1,2年次から通塾しており、かなりスムーズに受験勉強を進められている。(2017年5月現在、数学・英語は3年生の単元の半分程度を消化。余裕を持ってテスト勉強に入れる状況をキープできている。)狙える学校も去年度に比べて高い。2年の3月に行った模試の過去問演習の結果も昨年度の中3の夏の数字より高い。(8月基準で去年度の生徒+10ぐらいだと思われる)
・それまで勉強してこなかった子にも、受験に最適化して戦略的に点数・偏差値を上げることはできる(これが塾の役割ではありますが)が、基礎学力が不十分なため、合格し入学したあとがかなり大変。せっかく入った学校で勉強に追われ、高校生活を楽しめなくなってしまう可能性もある。
もちろん、私たちの指導内容を常に見直し、より良く進化させていくことが最も重要であり、都立高校に合格できる塾としてTSKが存在し続ける唯一の方法でもあります。
ただ、上記の状況を鑑みて、1,2年生のうちから学習習慣と基礎学力を身につけておくことは合格における大きなのポイントの一つだと考えます。
また、基礎学力の定着具合によって、高校入学後の取り組みの質に大きな差が生まれてしまうのも事実です。
理由Ⅱ,部活動・習い事との両立ができるように
・部活動、習い事のご都合で、1週間に3日以上(TSKがおすすめしている通塾回数)通うことが難しいというご意見を複数頂きました。
・「とりあえず週2日から始めてみて、徐々に勉強量を増やしていきたい。最初からハードな勉強はできそうにない。」というご意見を頂きました。
このことから、「いつでもコース」以外に、回数の少ない通塾プランが必要だと判断しました。
ただし、TSKは全員に5教科指導することをコンセプトに運営しています。週1回の通塾ではどうしても5教科の指導はできません。そのため、週1回の通塾は引き続きお断りさせて頂くことになるかと思います。申し訳ございませんが、ご理解のほどよろしくお願い致します。
理由Ⅲ,地元の学力の底上げに少しでも貢献したい
塾をやっているからには、少しでも地元の学力を底上げできればと考えています。何度も繰り返しますが、高校までの勉強は基礎学力が全てと言っても過言ではありません。短時間でもいいので、日頃からコツコツ勉強をする習慣をつけていってもらいたいと思っています。
ただ、豊島区(特に大塚駅周辺の中学校)の中学生は、文京高校・北園高校が地元の高校ということで志望校にする生徒が多いですが、受験勉強を始めるのが正直遅いです。(部活を引退してからと考えている子が多い)受験について考え始めるのが遅く、他の地域の子たちに遅れを取ってしまっています。
また、近年文京高校・北園高校共に進学実績が上がり、地元の子だけでなく他の地域の子からも人気になり、一段とレベルが上っています。地元に良い学校があるのに、地元の子があまり受かっていない状況になりつつあります。
そういった意味でも、早いうちから勉強をしておくことにデメリットはありません。受験はフライングし放題です。取り組むのが早ければ早いほど、実力はつきます。
お節介なのかもしれませんが、塾に通う通わない関係なく、自分の将来のために早いうちからコツコツ取り組んで成長に繋げていってほしいと思っています。そして、そういった子が増えてスタンダードになることで、地域全体の学力レベルが上がるのではないかと思っています。
2017年度入試で1名不合格者を出してしまったことについて
平成29年度の都立入試、TSKからは8名の生徒が受験しました。
「全員、第一志望校合格」を目指して取り組んできましたが、結果は7名が第一志望校に合格、1名が不合格でした。(私立国立組を含めた中3生全体は12名。第一志望合格は11名でした。)
この結果をふまえ、
【1】TSK周辺の竹早、北園、文京などの偏差値60以上の高校を合格するために必要なこと
【2】今後、不合格者を出さないために、TSKが変えるべき取り組み
について考えをまとめてみました。