都立日比谷高校の塾対象説明会に行ってきました
先週、都立日比谷高校の学習塾対象の説明会に参加してきました。
日比谷高校は、国会議事堂駅・永田町・赤坂見附駅から徒歩5分程度のところにあります。国会議事堂の目の前という最高の立地のもとで、高校生活を送っています。
日比谷高校について詳しく知りたい方は、見学会や説明会に参加してみてください。
○学校見学会 7/16(月) 、8/8(水)、8/16(木)
○学校説明会 10/6(土)、11/10(土)
○星稜祭(文化祭) 9/22(土) 23(日)
説明会の詳しい内容はここでは書けませんが、校長先生、教科担当の先生方がお話になった内容について一部紹介したいと思います。
自校作成校の受験を考えている生徒には後日資料をお渡しする予定です。
【日比谷高校が求める生徒】
○全科目の勉強に取り組む気持ちがある生徒
○苦手な部分に挑戦しようとする生徒
○部活や学校行事にも全力で取り組める生徒
上記の内容がやりたいと思える生徒でないと「日比谷は合わないです」と校長先生がはっきりとおっしゃっていました。
【国語】
○記述ができる生徒に入学してもらいたいから記述問題を増やした。
○大学受験では記述が求められる上に、記述ができる生徒の方が伸びしろがある。
○抽象的な表現を具体的な言葉に置き換える力が不足している。
【数学】
○大学受験を見据えると、答えを出せばいいという考えは良くない。
○「解答を見てわかる」ことと「自分で解ける」ことの間にはギャップがある。
○それを埋めるための演習をすることで、論理的に考え記述する力を養われる。
【英語】
○記述問題を増やしたが、受験生はしっかり対応できていた。
○英作文は、稚拙な内容では得点は取れない。(同じ内容をくり返す等の内容が薄い記述)
○日比谷の授業は共同作業の授業が多い。中学時代にそれをサボってきた生徒は、日比谷の授業にはアジャストできない。
【全体】
詳しいことは書けませんが、問題レベルと設問ごとの正答率(受験者平均と合格者平均の差の話もありました)を見ると合格者のレベルは非常に高い印象です。
他の学校の先生方が指摘しているような最近の中学生の学習能力面での問題は、日比谷にいる限りではほとんど感じないとのことでした。
他にもいろいろな話を聞くことができましたが、とにかく他の都立高校とは頭ひとつ或いはふたつほど抜けている印象で、格の違いを感じました。
各教科の先生方も、入学時に身につけておいてほしい能力を示しておられました。(TSKが生徒指導で心掛けているものや面談で保護者の方にお話ししているもの、科目の学習を通して私たちが生徒たちに身につけてほしいと思っているものと同様のものでした。)
そして、その能力を入試で問えるように、入試問題に様々な工夫がなされて作問されていることがわかりました。以前から、日比谷の入試問題だけあきらかに他の学校と異なる能力を問うている(簡単に言うと、本物の思考力と知識を身につけた生徒だけが解けるような問題を作っている)と感じていましたが、やはりかなりの狙いを持って作られているのだなと感じました。さすが日比谷高校の先生だと感じることも多くありました。とても勉強になりました。
今週は青山高校と新宿高校の説明会に行ってきます。参加してきましたら、またブログでお伝えします。