【保護者体験談2023】向丘高校進学Kくんのお母さま
息子は勉強が苦手です。親も勉強は無理だと思い、高校進学はスポーツ推薦を考えていました。しかし、スポーツは練習を頑張りすぎて故障が長引き、中学3年生の6月まで悩み、競技から離れました。
姉も本格的に受験勉強を始めた時期は弟と大して変わりませんが、真面目に塾へ通い、勉強の進め方がわかると、成果は順調に現れました。ところが、息子は時間通りに行こうとしない、堂々と早退もあり、塾に通う事自体が大変でした。志望高校を選ぶにも、学力が足りず、冬には親もいろいろ諦めました。
むしろ本人は自分でどうにかしないといけない所まで追い詰められたようで、年明けからは逃避癖はおさまり、短期集中で受験を乗り切ることが出来ました。受験は子どもに振り回されてばかりでしたが、最後は息子もよく頑張ったと感心しております。
反抗期ほど激しくはないものの、親や先生の言う通りには動けない子で、親も親で諦めの悪い性格な為、大いに手こずり先生へはご迷惑をおかけしました。併願の為の私立高校の進学相談の度に、絶望感を味わい、子どもによってこうも違うとは思いもしませんでした。息子は第一志望は頑なに変えず、親もやる事はやって、ここまで心配したならもういいという心境でしたので、合格の心の準備ができておらず、不思議な感情ではありました。
受験を子育てに置き換えて考えた事は多々あり、諦めるタイミングが難しいという思いは残りましたが、息子は諦めなくて良かったと思ったようで、まだまだ、進学の悩みは尽きない事を改めて感じております。