【中3生】興味があれば読んでください
こんにちは。杉山です。
先週ほとんどの中学校で三者面談があり、仮内申が発表されました。そのときに、ある保護者の方から志望校等についての相談がありました。その際に私が伝えた内容の一部を載せておきます。
11月下旬~12月上旬は、私立高校の単願推薦でほぼ合格が決まる子が出てきたり、志望校を下げる子が出てきたりして、子どもたちの気持ちが揺れ動きやすいです。早く合格を決めたい・確実に合格したいという気持ちが出てくる一方で、これまで目指してきた高校に合格したいという気持ちもあり、両者がせめぎ合っている生徒もいます。とくに判定が悪いところから良くなっていくと、自分の努力が認められていると感じるため、おのずとそう思うようになります。それが苦手や嫌いであった勉強であれば、より一層そう思いやすいでしょう。
以下は私の偏った考えですので、参考程度にお読みください
受験生活でしんどさを感じることが多々あるなかでも、苦手であった・嫌いであった勉強に取り組み、行きたい高校のために、自分が頑張りたいから勉強する。
ほしいもののために自ら努力する、この姿勢が一番大切なものだと、私は思います。高校生・大学生・社会人になっても、楽しく・幸せに過ごせている人たちには、この姿勢があると感じるからです。
中学受験・高校受験・大学受験と、主に3つの受験がありますが、一番この姿勢が育まれやすいのが高校受験だと思っています。中学受験は年齢的に考える力が弱いです。(一部の子を除いて)多くの子が、志望校に行きたいから頑張るではなく、お母さん・お父さん・塾の先生に怒られるから、友だちより偏差値の高い学校に行かないとバカにされるから、勉強しています。大学受験は、主体的に取り組める子は多いですが、求められるレベルが高いため、目標を達成できなかったり、途中で挫折してしまったりする子が大半です。そのため、自分の手に入れたいもののために努力をすべき・した方がいいというのが実感しづらいです。
一方、高校受験は、年齢的に自分で考える力がついてきて、良い意味でお母さま・お父さまから自立や反抗をして、自分の考えを強く持てる時期の受験です。また、勉強のレベルもそこまで難しくなく、家での勉強・苦手教科など避けてしまっているものと向き合えば、成績は上がりやすいです。
受験期にしか目にしない偏差値、友だちや塾の先生の言葉を良い意味で気にせず。自分がしたいことが何なのかを長い時間かけて考える。目標のために必要な努力を、本人が心の底からやりたいと思う。そして思いを行動に移せるようになること。
これが一番育まれやすいのが高校受験だと思います。悩むのはしんどいとは思いますが、これからの3年間をどのように過ごしたいのかを今一度考え、それにむけて勉強を頑張りたいと思うのであれば、残り2ヶ月後悔のないように取り組めばいいと思います。