【受験体験談】竹早高校進学のYくん(文京区立茗台中学校出身)
僕はTSKに通塾するまでは自分の好きな教科ばかり勉強するだけで、苦手な社会や国語は勉強せず、勉強したとしてもワークを解いて教科書を読むことしかしていませんでした。ノートに関しては、せっかく授業で書いたのに教科書に同じことが書いてあると言って見返したりはしませんでした。そのせいで定期テストの5教科合計点で330点くらいでした。
TSKに通塾して変化したことは、勉強習慣です。通塾する前は1日どのくらい勉強するか、何の教科を勉強するかが決まっていなくて、その日の気分で勉強していたので、教科によって偏りのある勉強でした。それが通塾してからは、曜日によって勉強する教科を決め、何を勉強するのかも決めていたので、計画的に勉強を進めることができるようになりました。また、定期テストの勉強方法も教わり、短い時間できちんと定着させる勉強ができるようになりました。5教科で430点ぐらいをとれるようになりました。
中学2年生の冬の模試では、偏差値50で勉強に真剣に取り組めてもいませんでした。しかし、塾の面談で高校の話をしたり、先生たちから高校の話を聞いたりするうちに、少しずつやる気が出てきました。また、同級生たちの勉強の話を聞くのも、刺激になっていました。
中学3年生の夏までは、理科と社会と漢字などの暗記系の勉強を家ではしていました。僕の場合、暗記が嫌いでこれらの勉強を避けていたのですが、暗記した分だけ確実に点数が上がることを模試で知り、夏休みの間には暗記が好きになっていました。今思えば、中1中2の頃からきちんと取り組んでいれば良かったと思います。
夏休みが進むにつれて受験への緊張感が増して、自分ももっと勉強しないといけないなと思い、自然と勉強時間が長くなっていきました。夏休みが終わって学校に行くと、クラスの皆が自信ありげな顔で登校してきました。夏休み中に勉強していないと、この時にとても焦ると思います。僕の場合、クラス皆の知識が増えていたので、自分がわからないような問題もわかるという人が増えていたので少し焦りましたが、刺激にもなりましたし友だちに積極的に勉強の質問するようになりました。
中学2年生の冬から中学3年生の秋にかけて、模試の成績が上がっていき秋には偏差値60後半くらい取れるようになりました。しかし、11月頃から思うように偏差値が伸びなくて、何度か勉強に対してやる気がなくなりそうでした。それでも、先生たちと模試の振り返りをして、自分の弱点を直していきました。また、杉山先生と国語・数学・英語は90点、社会・理科は80点をとるという具体的な目標を作り、次の模試にむけて勉強しました。
受験直前は、暗記が全てできているか確認しました。僕は受験直前期にやった模試で悪い点数を取った教科が理科だけと限られていたので、他の教科の勉強をしながら、理科の難しい計算問題の練習をしていました。塾では都立入試の過去問を受験直前に10年分解くのですが、年度によって教科ごとの難しさや問題の出され方が大きく違うのでなかなか安定した点数がとれませんでした。
それでも、毎日苦手な内容の復習をして、受験本番で大きなミスをしないように意識しました。この頃はクラスが私立の結果発表などでピリピリして、あまり落ち着きませんでした。それでも、特別なことはせず、受験当日に向けて不安な箇所を無くしていったり、先生たちと雑談などをしたりして、気持ちを落ち着かせようとしていました。
受験当日は、高校に着くまではとても緊張しましたが、高校の先生たちは受験に慣れていて穏やかなので、あまり緊張せずに試験は受けることができました。試験中は前の教科のことを思い出すと試験に集中できないので、意識的に振り返らないようにしていました。試験後に塾に行って自己採点をして、これまでで一番良い点数が取れました。先生たちにも大丈夫と言ってもらえたので、少しだけ安心しました。
受験を終えて、僕は色々な面で大きく成長できたと思います。例えば、2年生の頃は定期テスト2週間前ぐらいからワークを進めていましたが、普段からワークを進めるようになるなど、先を見据えて行動するようになりました。また、得意な教科だけを勉強していたのが、苦手だったり嫌いだったりする教科を避けずに勉強したり、模試やテストを見返すことで自分ができていないものを見つけて、何をすればよいのか考えるようになりました。受験は自分を成長させるチャンスです。これから受験をするみんなには悔いの残らないような勉強を心がけてほしいです。