はじめに
こんにちは、教室長の杉山です。
中2の11月から都立入試までのTSKの学習計画「向丘編」です。2年生はもちろん、都立高校を考えている1年生や小学生の方も参考にしてみてください。
向丘高校を志望校にしている生徒=偏差値50というわけではありません。
これまでの3記事とは異なり、今回は向丘高校をめざす生徒用の学習計画を紹介するのではなく、この時期から勉強をしても向丘高校レベルが限界である生徒用の学習計画です。
これから紹介する学習計画をこなせない生徒は偏差値50も難しくなります。
偏差値50が限界の生徒の学習計画
今回は偏差値50が限界の生徒の学習計画について書いていきたいと思います。
偏差値50が限界の生徒
・TSKが重要視している*「取り組みの10項目」の①②をクリアできていない生徒
①指示された通りに取り組むことができない生徒
②前回学習した内容を覚えていない生徒
*9/17の記事「定期テストでオール90点が取れる生徒に共通していること」を参照ください。
・学校成績でいうとオール3以下の生徒(定期テストで50点を切っている生徒)
カリキュラム
【中2の11月~12月】
【数学】
・三角形と四角形
・文字式の計算(1学期の復習)
・連立方程式の計算(1学期の復習)
【英語】
・動詞(現在、過去、進行形)
・代名詞
・疑問詞
・助動詞
・長文読解(1年生レベル)
【社会】
・縄文時代~江戸時代
・世界の歴史
【学習のポイント】
・ポイントは、学校で学習する内容を予習していき、学校の授業を理解する。その後に必ず復習をすること。
・都立入試で得点を取るために、既習範囲内で解ける問題を増やしていく。まずは数学、英語の読解、社会の年号暗記。
・ただし、どの勉強をするにあたっても一人でこなすことができません(仮にそれができる生徒なら、1年間きちんと勉強すれば偏差値55より上の高校をめざせます)。一人でこなすことができないので、保護者の方や家庭教師の先生などがそばにいて勉強しなければ進みません。また、テキストを解くことよりも、対話形式で解説をしたり、本人に説明してもらったりしなければ効果があまりありません。このレベルの子は、理解してインプットするという習慣がなく、字面を追いかけたり、解説の声を聞いたりするだけで、本人のなかで「理解した」と思い込む癖があります。そのため、そのインプットの仕方が違うということをすぐに伝え、そのズレに気付かせる必要があります。(なかなか難しいですが……)
【中2の1月~2月】
【数学】
・確率
・式の展開と因数分解
・文字式の計算
・連立方程式
・平行線と角度
【英語】
・比較
・受動態
・長文読解(中2レベル)
【社会】
・日本地理
【学習のポイント】
・中2の11月~12月と同様。
【中2の3月】
【数学】
・式の展開と因数分解
・平方根
【英語】
・受動態
・現在完了
・長文読解(中2レベル)
【社会】
・世界地理
【学習のポイント】
・中2の11月~12月と同様。
【中3の4月~7月】
【数学】
・式の展開と因数分解
・平方根
・2次方程式
【英語】
・受動態
・現在完了
・不定詞
・長文読解(中3レベル)
【社会】(余裕があれば)
・縄文時代~明治時代
・日本地理
・世界地理
【学習のポイント】
・とにかく内申点対策を行うことです。まずはオール3を取れるように、日頃から定期テストにむけた対策を行うようにしましょう。範囲すべてを勉強するのではなく、点数が取れる内容を見極め、その内容で確実に点数が取れるように対策を行ったほうが効果的です。また、オール3を取れていないと私立併願校を見つけることも難しくなります。
【中3の8月・夏休み】
【国語】
・小説文、評論文(公立入試問題)
【数学】
・小問集合、関数、平面図形(公立入試問題)
【英語】
・対話文(公立入試問題)
【社会】
・地理
・歴史
【理科】
・1年内容(教科書レベル)
・2年内容(教科書レベル)
【学習のポイント】
・この期間のポイントは、都立入試問題の形式で入試対策を行うことです。ここでも100点分すべてを学習するのではなく、50~60点が取れるように、学習する内容を絞りましょう。国語と英語であれば読解の選択問題、数学であれば計算問題や角度問題など点数が取りやすい問題です。もちろん、これも本人で判断することができませんので、日頃一緒に勉強している人が代わりにやる必要があります。
【中3の9月~11月】
【国語】
・小説文、評論文、(公立入試問題)
【数学】
・小問集合、関数、平面図形(公立入試問題)
【英語】
・対話文、物語文(公立入試問題)
【社会】
・地理、歴史(公立入試問題)
・公民(教科書レベル)
【理科】
・1年内容、2年内容(公立入試問題)
・3年内容(教科書レベル)
【学習のポイント】
・この期間のポイントは、2つあります。
・1つ目は、入試問題の演習を継続して問題形式に慣れることです。読み取る力、考える力が弱い生徒にとっては、同じ形式の問題を反復して経験値を上げるしかありません。
・2つ目は、実技科目をふくめた内申点対策です。1学期と同じく、日頃から定期テスト対策を行い、最低でもオール3は取れるようにしましょう。
【中3の12月~2月】
・志望校の過去問
・弱点克服
【学習のポイント】
・2学期期末テストが終わりましたら、都立過去問を何度も解きながら、社会と理科の知識を1つでも多く頭に入れていきましょう。国語・数学・英語は長期間の対策が必要とされますが、社会と理科は短期間の対策で点数に結びつきやすい教科です。都立の問題形式に合わせた対策を行っていけば70点近く取れます。
おわりに
はじめに書きましたが、今回紹介したカリキュラムは勉強をしても偏差値50が限界の生徒(指示された通りに取り組むことができない生徒・前回学習した内容を覚えていない生徒)むけの学習計画です。指示された通りに取り組めない、前回学習した内容をほとんど覚えていない、この2つの一方にでも該当する生徒は、志望校をどうするかの前に、まずは自分の現状にきちんと目を向けるべきです。取り組みが改善されなければ、カリキュラム通りこなしても偏差値50にも届きません。
内容如何の前に日々の取り組みの質を最低限のレベルまで上げなければなりません。
指示された通り取り組むことができ、前回学習した内容もある程度覚えている生徒で、向丘高校などの偏差値50ほどの高校をめざしている生徒は、今回紹介したカリキュラム通りに進めれば偏差値55~60ぐらいまでは上がっていきます。基本的なことを着実にやっていけば大丈夫です。
