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2019年2月23日更新
こちらは2018年度の記事です
2019年(平成31年度)都立高校入試の講評については下記のリンクからご覧になれます↓
平成30年度都立高校入試を終えて
2月23日、都立高校入試がありました。
前日は、例年通り至って普通に生徒を送り出しました。(他のどの塾よりもアッサリとした雰囲気で送り出しているような気がします。)
体育会系みたいな塾特有の雰囲気(「全員合格するぞ!!!」「おー!!!」みたいなやつ)は気色悪いと思っているのと、過度にプレッシャーを与えたくないので、穏やかに送り出しています。
送り出した後は、もう受験生にしてあげられることはなく本人を信じて待つのみです。
前日の深夜と当日の試験中は、既に新中3生のカリキュラムの調整・生徒各々の進め方・各教科の作戦会議などを行いました。
ついこの間、現高1生の自己採点を行ったと思っていたのにもう今年度の入試があり、既に次の受験生の作戦会議をしています。
一年が本当にあっという間です……。
入試を終えて
まずは中3生のみんな、お疲れさまでした!よく頑張りました。
そして、この一年たくさんのご協力・サポートを頂いた保護者の皆様も本当にありがとうございました。
まだ発表が残っておりなかなか落ち着かない期間だとは思いますが、一年間受験生というプレッシャーの中で頑張った子どもたちを労い、どうか穏やかに過ごしてもらえればと思っております。
当日は、試験が終わったらみんなTSKへ来て、自己採点をしながら感想を言ってくれました。
「思ったより緊張しなかった。」「数学を解いているときに焦っちゃった。」「○つけに緊張しすぎてあっつい。」「今までで一番点数が取れました。」「合格の目安点を超えた。」「昨日、先生と確認したものがそのまま出てた。」「朝4時に起きちゃいました。」「昨日はすぐ寝れた。」「1日(発表)まで待てない。」など。
今年も、大体の問題予想(数学・理科・社会)が的中していたので、直前期にかなりの濃度でやっていたうちの生徒たちにとっては、解きやすい問題が多かったかと思います。
(今年のTSKの都立受験者は5名のみで、そのうち4名が共通問題を受験しました。4名のうち3名が当日の試験で総合点の自己最高点をマークしました。もう1名も自己最高点に並ぶ得点でした。)
ただ、今年も非常に細かい内容を聞いてくる問題が社会で見られました。
塾用テキストの演習だけで対策をしてきた受験生には少し難しく感じられる試験になっていたかと思います。
TSKの生徒の自己採点結果
TSKの生徒のなかで、一番点が取れていた生徒は約450点(890/1000点近く取れていました)で、教室の平均点は約400点でした。
各科目の最高点
国語:96点(90点台は1or2名)
数学:90点(90点台は2名)
英語:96点(90点台は2名)
社会:90点(90点台は1名)
理科:92点(90点台は2名)
これまで12年分の過去問を解いてきましたが、TSKの都立受験生全員が、昨年度の生徒と同様に当日の試験で自己最高またはそれに近い点数を取れていました。
直前の都立特訓講座(過去問演習と理社特訓)が大きく効いていると思います。
過去問演習では、本番より5分短い試験時間で過去問を解いています。そのため、本番で時間が足りなかったという生徒は一人もいませんでした。
理社特訓では、これまでの出題傾向から今年度出題されるであろう問題を、重点的に学習してきました。全部で5回の講座を行いましたが、その中で学習した内容が、昨日の問題で40%~50%ほど出題されていました。そのため、TSKの生徒は理科も社会も解きやすかったと感じた生徒はもちろん、実際に高得点・自己最高点を取れていた生徒が大半でした。
去年のスタート時(ほぼ全員が偏差値40台)と比べると本当に成長したと思います。
あとは、合格発表のみです。
各教科の大雑把な講評
都立入試を終えて、各教科の大雑把な講評を簡単に書いていきたいと思います。
5教科全体
5教科トータルで考えると、受験生全体の平均点は、昨年よりもは少し上がると予想されます。ここ3年間の平均点、309点・302点・298点を考えると、今年は305点程度になるかと思います。
多少、問題が解きやすくなりましたが、倍率が昨年よりも下がったことで、合格の目安は昨年度と同程度になると思います。
国語
あとで追記します。
TSKの生徒の平均は80点~90点でした。
数学
昨年度より易化
昨年のような問題(例年なら解きやすいはずの問題で難度を上げていた)はほぼなくなり、練習通りの得点を取れた受験生が多かったと思います。平均点は60点を少し超えるくらいでしょう。
TSKの生徒は、75点~90点の間の点数でした。いつも80点以上得点していた生徒たちは、本番でも85点以上を取ることができました。
英語
昨年度と同程度の難易度
昨年リスニングと英作文で問題形式に変化が見られましたが、今年は昨年と同じ形式でした。難易度自体に変化は無く、70点以上を目指していた受験生にとっては過去問と同じ程度の点数が取れたでしょう。都立の英語は、得手不得手が如実に表れる問題形式になっています。1,2年生からの勉強が本当に大切な科目です。平均点は60点ほどでしょう。
TSKの生徒は、全員80点を超えました。冬まで英語の点数が50点~60点だった生徒たちも、苦手教科をよく克服してくれたと思います。
社会
昨年度より難化
例年よりも歴史に関する問題が難しかったと思います。都立の歴史の問題は、年号を覚えていないと解けないものが多く、与えられた資料を上手に活用して解く地理などと異なり、消去法もあまり使えないので、歴史の問題で大きく失点をした受験生も多かったと思われます。地理や公民は、例年通りの問題形式でしたので、しっかり資料の読み取りや記述問題の練習をしていた生徒にとっては然程難しくなかったと思います。平均点は55点ほどでしょう。
TSKの生徒は、90点以上得点した生徒もいました。
理科
昨年度よりも易化
問題文をしっかり読める受験生にとっては解きやすいと感じられたでしょう。
出題された単元が暗記中心の内容が多かったため、理科を苦手としている受験生でも、覚えるべきことをしっかり覚えていた受験生は、練習以上に点数が取れたでしょう。平均点は60点ほどでしょう。
TSKの生徒は、ほとんどの生徒が80点以上を取れていました。