目次
【中2生】期末テスト結果 その2 & 今後の予定【7月】
今回は、中2生の期末テスト結果と今後の予定等について書いていきます。
全員の結果が返却されてから、中2生全体のテスト結果について講評したいと思います。
池袋中2年女子
【期末テスト結果と前回の比較(前回の点数→今回の点数)】
国語:70点→77点 7点UP
数学:71点→80点 9点UP
英語:95点→84点 11点DOWN
社会:91点→82点 9点DOWN
理科:77点→88点 11点UP
5科計:404点→411点 7点UP
【本人の感想・反省など】
○テストまでの取り組みについて
自分なりにがんばったつもりですが、移動教室があったので充分な勉強ができたとは思いませんでした。また、遊んでしまったりダラダラしてしまったりなどをしてしまったので、というのもあります。
○テスト結果について
あまり満足できませんでした。美術や技術で91点や49/50点を取れたのはとても嬉しかったのですが、やはり5科でもっととりたかったです…。ただ、理科の片方のテストで63/70点を取れたのはまぁまぁよかったかなと思います。英語は本当は91点で、記号で答える問題を英単語をそのまま書いてしまったミスです。悔しい。1つも通知表で「5」がなかったらどうしよう…。
○次回のテストにむけて
次回のテストはとにかく90点台を主要5科で3コ、副教科で2コは取りたいです。
とはいえ、いまのままではとうてい無理なので、家庭学習(テスト勉強)を毎日1時間だけでもいいからやるなど、もっと対策します。あと問題をしっかり読み、ケアレスミスを無くしたいと思います。
【杉山からのコメント】
中1の秋から入塾した彼女にとって、今回は入塾後3回目のテストでした。
前回のテストから7点。入塾時からは37点アップしました。前回に引き続き、5教科計は400点を超えましたが、本人が目標としていた420点には及びませんでした。
テスト前に英語と社会は90点、国語と数学と理科は80点を目標点に設定しました。結果は、数学と理科は80点と87点で目標に届きましたが、国語と英語と社会は目標点を下回りました。各教科の目標を達成したか否かよりも、90点台を一つも取れなかったのが彼女の中で一番悔しかったようです。中1の頃は80点台で「満足」という彼女でしたが、現在は80点台は「当然」と思うようになり、90点へのこだわりが強くなってきたことは嬉しいことです。
目標点が取れなかった原因について考えてもらいました。
本人は「ケアレスミスです」と言いました。たしかに、前回のテストで英語と社会が90点以上取れたのは、ケアレスミスが1~2問しかなかったからです。ただ、そのケアレスミスが発生してしまう原因が何かまで考えることができませんでした。
彼女を指導していて感じることは、ポイントを抑えて演習や見直しに取り組めていないことです。(これは今年の2年生全員に言えることです)問題をすべてフラットに見すぎているために、「ここが重要」「ここでよく間違える」「ここに気をつけなければならない」という意識が弱いことです。
ポイントを抑えて演習や見直しをすることが苦手なタイプの生徒は、安定した点数を取ることが難しくなります。全く同じテストを受けても、95点の時もあれば80点の時もあります。ただ、それを改善していかなければ90点台を取ることはできませんし、今後内容によっては80点を切る可能性もあります。
上記の内容は、テスト返却後に本人にも話をしました。また、これまでとは別のアプローチで課題改善にむけて取り組んでいくことも共有しました。
6月の学習内容
ここからは、2年生全体の6月に行ってきた学習内容と7月に計画している学習内容について書いていきます。
6月は定期テスト対策を行ってきました。
生徒によって内容が多少異なりますが、テスト対策として以下の内容を行いました。
①英語:テスト範囲の確認テスト5~10回
②英語:未定着内容をテキストで復習
③数学:テスト範囲の確認テスト5~8回
④数学:未定着内容をテキストで復習
⑤他3科:学校ワークでの演習3回
⑥他3科:塾テキストでの演習2冊
このテスト対策による成果については、中2生全員のテストが返却されてから詳しく書いていきたいと思います。
【7月の学習計画】
7月は2学期の予習を進めつつ、1学期の復習も行っていきます。また、国語と英語は定期テストで出題される初見問題、来年度の入試に備えて読解問題を扱っていきます。
①英語:予習「助動詞」「不定詞」「動名詞」
②英語:初見の長文読解(英問英答の練習を重点的に)
③国語:初見の読解(小説文・評論文)
④数学:予習「1次関数」
⑤数学:復習「式と計算」「連立方程式」
以前にも書きましたが、中2生は11月末までに英語と数学は中2内容を終わらせる予定でいます。
理由は、かなりの余裕を持って進めない限り、3年生になって計画通り進めない生徒が出てくるからです。(現在の2年生は小学生を含めてもTSKの中で最も学力の低く、要領の悪い学年でもあります……)
塾としても「Aくんはできているのに、Bくんはできていない。」「昨年の生徒たちはできたのに、今年の生徒はできない。」となるのを防ぐためです。
特に今年の中2生は、取り組みレベルで課題がある生徒がほとんどで、その指導に大半の時間を割くことになります。
上記の6月の授業内容と記載した数名のテスト結果を見ていただければわかるかと思いますが、この学年は1か月かけてテスト範囲の学習を10回程度繰り返しやっても90点どころか80点にも達しない学年です。ですので、各教科の学習はかなりの時間的余裕を持って進めてかなければ定着する前に入試を迎えることになってしまいます。
余談
中2生のこの状況と教室全体のことを考え、中学生からの入塾の枠を減らそうかと考えています。(あるいは学年ごとに段階的な入塾基準を設定していくことも検討中)
現在、中2生への日頃の取り組みの指導(教科の指導ではない部分)にかなりの時間を割いています。
かなりの時間を割いていますが、スムーズなコミュニケーションを取れるような状態ではない生徒が多く、難航しています。
また、現在TSKに通う小学生を見ると、始めは「落ち着きのない・勉強なんかしたことがない」ような子たちでも数か月もすると高校生と同じような集中レベルで学習に臨めるようになっています。さらに、複数教科をバランスよく学習することもできています。
もし、現中2生と小学部の生徒に分数の100問テストをしたら、スピードも正答率も小学部の生徒のほうが上でしょう。
小学生のほうが素直で適応力があります。要するに、「小学生の時期ならまだ間に合う」ということです。こういった取り組みの姿勢は中学校に入る前に身につけておかなければならないという当たり前の結論に至ります。
中学生の枠を減らし小学生の枠を増やすことを検討していますが、これについては教室全体のことを考えながら判断していこうと思っています。
これについての話は今後何回かに分けてブログに書いていこうと思っています。