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【中3A】期末テストの振り返りと今後の予定【7月】

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【中3A】期末テストの振り返りと今後の予定【7月】

6月は定期テストに向けて、確認テストをしたり口頭での確認をしたりしてきました。
教科ごとに6月の授業内容を振り返っていきます。

●国語
国語において、学校のテスト勉強と受験勉強は異なるものです。本来、文章を読解するという行為はまず文章を読んで、何について書いてあるのか把握します。そしてそこからその登場人物の心の動きや、筆者の考えを推し量るものです。受験勉強はこれらの段階を踏んで問題を解いていきます。
一方学校のテストは、既に読んだことのある文章がほとんどですので、試験中に内容の把握をする必要ありません。その分、いきなりこの文章が言いたいことは何かを答える必要があります。ですので学校のテスト勉強は授業ノートの見直しや、ワークの問題をひたすら解いて、対策をする必要があります。実際に国語の勉強のラストスパートとしてこれらのことをしていきました。「奥の細道」などの俳諧や、詩のような、ただ単に読むだけでは何が書いてあるのか理解できないものに関して生徒たちは苦戦していました。

●数学
数学はこれまで確認テストを5回ほど実施して、未定着内容をテキストで解いてきました。最終段階は、継続してやってきた中でもまだ定着できていないものを補填することでした。特に式を使った証明などは解き方、書き方を含め理解していなかった生徒が多かったです。計算と比べて難しく感じることはありますが、考えながら・理解しながら学習ができていれば解ける問題です。その点で中3Aの生徒は、証明問題=難しいという先入観を持ち、一人で解けるようになるまで時間がかかりました。

●英語
英語も確認テストの実施、未定着内容の演習を行ってきました。中3Aの生徒は単語や表現などの暗記物は早い段階で覚えられていましたが、文法での書き換え問題・並び換え問題での正答率が8割程度で、10割に達した状態でテストに臨めた生徒はいませんでした。また、初見の読解問題で全員ミスが見られました。特に英問英答問題で○がついた生徒がほとんどいなかった点は今後の学習で改善しなければならない点です。

●理科・社会
理科・社会は繰り返し演習を行いました。理科でも社会でも、ただ用語を覚えるのではなく、その用語が出てくるまでの流れもまとめて覚えることが理想です。一部テストが返却された生徒の理社の答案を見てみると、記述問題の誤答が多く見られました。作業のように用語を覚えてしまうと、キーワードは頭の中にあるのに、どれを引き出せば良いのかわからない状況に陥ってしまいがちです。それは特にもったいないことなので、今後の都立入試対策を行っていく上でもなくしていきたいことです。

今回のテストで生徒たちに意識してもらったことは、自分の中に目標点を持って勉強をし、本番を迎えることです。目標を設けてテストに臨むことによって、努力の方向に具体性が出ます。目標の点数を取るにはどのような勉強をしたらいいか、どのくらいのレベルで理解しなければいけないのかを意識して学習に取り組むことができます。また、目標点と実際に取った点数を比較することにより、自分どこができて、どこができなかったかがわかりやすく、今後の学習方法についての対策に役立てることができます。

以上が6月中3Aグループに対して行ってきた指導です。

ここからは中3Aグループの生徒のテスト結果について一部紹介していきます。

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茗台中3年女子

【期末テスト結果と前回の比較(前回の点数→今回の点数)】
国語:71点→85点 14点UP
数学:68点→70点 2点UP
英語:67点→76点 9点UP
社会:61点→83点 22点UP
理科:73点→54点 19点DOWN
5科計:340点→368点 28点UP
入塾時(中2秋)から5科計は48点UP

【本人の感想・反省など】
○テストまでの取り組みについて
夜遅くまでやったり、朝早く起きて取り組むことは自主的にできたが、時間をたくさん確保した分、メリハリがなく、すぐ集中力を切らしてしまっていた。もっと無駄なく、ポイントを抑えた勉強をすべきだった。繰り返しチェックする量が足りなかった。

○テスト結果について
目標点を超えられた教科が2つしかなかった。数学と英語では問題文を読み間違えて解答したり、時間配分がヘタクソだった。理科は実験したやり方や、結果だけでなく、それがどのようなことに応用させられるかまで考えるようにすればよかった。

○次回のテストにむけて
次回で結果を出さないと本当に意味がなくなってしまうので、2学期は中間・期末と2回もあるチャンスを味方につけられるような結果を出す。そのために、まずは日々の授業はおろそかにせず、副教科はテストに関係なく、1回1回単元ごとに復習の機会を設けて取り組んでいく。5教科ももちろん。

西巣鴨中3年女子

【期末テスト結果と前回の比較(前回の点数→今回の点数)】
国語:54点→71点 17点UP
数学:68点→60点 8点DOWN
英語:42点→54点 12点UP
社会:58点→86点 28点UP
理科:79点→67点 12点DOWN
5科計:301点→338点 37点UP
入塾時(中1冬)から5科計は56点UP

【本人の感想・反省など】
○テストまでの取り組みについて
いつも直前に焦るのでコツコツ取り組んできた。

○テスト結果について
できると思っていた問題ができなくて、全然できないと思っていた問題ができていた。できると思っていた問題は後で見直せば分かるような所がいくつもあったので、本当にもったいないと思った。とっても悔しい思いをした。

○次回のテストにむけて
できると思っている問題をしっかりやって本当に大丈夫かを確認したい。英語と数学は自主的に総復習をやるのと、国語は初見問題の読解をできるようにしたい。理科と社会は問題を出されたらパッと言えるぐらい完璧にしたい。

【細野からのコメント】
生徒たちとテスト勉強・テスト結果について振り返りをしました。本人たちと共有した反省点、改善点をした内容についてお話します。

①学校のワークやプリントを繰り返しやって覚えられていましたが、丸暗記になっていた点がありました。また、同じ内容を繰り返し取り組んでいるにも関わらず、一つ一つの演習に時間がかかりすぎていました。各内容にかける時間のバランスを改善して、複数のテキストで演習を重ねられるようにしていく必要があります。
②英語や国語の読解スピードを上げる必要があります。英語と国語の初見の読解問題を日頃から練習していますが、中3Aグル―プは丁寧に読むことに重点を置き、スピードが遅いのが現状です。そのため、今回のテストでは時間が足りず読み切れなかった生徒や焦って読んでしまった生徒が多かったです。夏の勉強からは時間を設定して解答させていきます。
③ケアレスミスに対する意識を高める必要があります。中2生もそうですが、1回目で○がつく解答をする意識が弱いです。×がついてから自分で直せればいいやと思っているので、1回目の解答で○がつかなければ意味がないという意識づけを徹底させていかなければなりません。

7月の予定

期末テスト後から受験勉強を再開しています。7月と8月は偏差値を上げる勉強がメインとなります。

国語:都立共通問題の大問3番対策(小説文)・大問4番対策(評論文)
数学:都立共通問題の大問1番対策(小問集合)・大問3番対策(関数)
英語:都立共通問題の大問2番対策(会話文)・大問3番対策(会話文)
社会:歴史の総復習
理科:中1中2の総復習

中3生には先週から今週にかけて、力試しと本番のレベルを体感させるため、今年度の都立共通問題の過去問を解いてもらっています。
結果については、中3Bと合わせて後日お伝えします。

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