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冬期講習を終えて
こんにちは。細野です。
今回は先日までの冬期講習について書いていきたいと思います。
冬期講習は、中3生・高3生にとって受験に向けてのラストスパートでした。
過去問を解き、できていない部分を見つけ、それを補填する作業を繰り返し行ってきました。はじめは過去問の結果に一喜一憂する生徒がたくさんいましたが、冬期講習終盤では気持ちをすぐに切り替え、次の勉強に取り組めるようになってきました。
あと5日でセンター試験、翌週には推薦入試、そして来月は一般入試です。試験が終わって後悔をしないように、引き続き全力で取り組みましょう!!
ここから中2中1生・高2高1生たちに伝えておきたいことです。
入試本番で今まで積み重ねたものを発揮するべく、中3生と高3生はこれまで備えてきました。
ラストスパートでの勉強では、これまでに吸収してきた知識の応用と確認がほとんどです。新しい用語や概念を学習する事はほとんどありません。
やるとしても、今までやってきたことを再定着するための確認です。
では何をするのか。それが応用です。応用という行為は、応用するための前提知識が無ければ成立しません。積み木でお城を作る時に、積むための木片が無ければそもそも何も作れないのと同じです。これまで準備してきた大小様々な木片を重ねていき、お城というまた異なる形を見いだすことができます。
つまり、これまで得た知識の組み合わせ方を学ぶことを次の段階として求められます。この応用という勉強は先の話の通り、前提知識がなければ成り立ちません。ということは、ラストスパートを意味のあるものにするためには木片の生成、つまり基礎の定着が重要になってきます。
中2生中1生・高2高1生は今ここに注力しています。特に、中2生・高2生にとっては目標に向けてのスタートダッシュで、現在基礎の定着の準備をしています。覚えなければならない用語、概念、解法を認知し、理解する所からスタートします。
いずれやることになる応用の際に、ぐらつくことの無いような基礎作りを意識してもらいました。今から、これから、作り上げましょう。
中2生の授業
中2生に、何らかのルールに従って問題を解いているかと質問したところ、YESと答えた生徒は一人のみでした。
自分が問題を解く上で、頼ることができる型を作ることが必要なんだ、と理解するところからのスタートです。実際に、初回の中2生の集団授業では、型の基礎が書かれている冊子の解説からやっていきました。
中2生は先月から集団授業がスタートしました。
今後は集団授業+個別のハイブリットで学習を進めていくことになります。
中2生は、集団授業そのものが初めてなので、全体的に緊張している雰囲気です。
集団授業では、授業を学校の先生に印象良く受けるための練習も兼ねているので(内申のお話)、積極的な発言を促すために、双方向的な授業を目指しています。しかし、半数以上の生徒はうまく発言内容がまとまらなかったり、うつむいて授業を受けていたりと消極的な面が目立ちました。ですが、それ以外の生徒は中3生にも引けを取らない積極的な授業態度でした。
この良い点、改善すべき点を持った生徒をどうやって良い方向に傾けるかが、今後の鍵になってきそうです。
授業態度の良い生徒を足がかりとして、良い影響を全体に与えられたらと思います。全体としては素直な性格の生徒が多いように見受けられます。
示したルールの中で、優先度を付けてやるべきことを指示したのですが、単純に難易度が高いものを除いて全て忠実に守って回答していることが確認できました。指示したものをそのまま実行することは初歩的なことですが、重要なことです。素直さは武器になるので今後の成長の大きな材料になりそうです。
一方で、先述したように、積極性に欠ける所があります。
集団授業の不慣れからか、その生徒の性分かは分かれるところですが、いずれにせよ先生が一方的に話している状況では生徒の成長は見込めません。高校生であればそれでも授業が成り立つことも多いですが、中学生は知識を聞いて自分のものにするインプット・アウトプットが未熟です。一つ一つ段階を経て、その都度確認する丁寧さが求められます。
それだけでなく、内申に関わる授業態度、自分の間違いに気付ける力、そもそものもっと勉強ができるようになりたい!という勉強全ての力の源泉にまで、積極性は様々な点で大きく、優位に働きます。今後の目標としては、「型の習得」「積極性の向上」です。来年度の高校受験生がどのように成長するかとても楽しみです!
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