都立高校入試(平成29年度)の大雑把な講評と感想

都立高校入試を終えて

2月24日、都立高校入試がありました。

まずは生徒のみんな、本当にお疲れ様でした!よく頑張りました。そして、この一年たくさんのご協力・サポートを頂いた保護者の皆様も本当に本当にありがとうございました。

まだ発表が残っており、なかなか落ち着かない期間だとは思いますが、一年間受験生というプレッシャーの中で頑張った子どもたちを労い、どうか穏やかに過ごしてもらえればと思っております。

当日は、試験が終わったらみんなTSKへ来て、自己採点をしながらいろいろな感想を言ってくれました。

「めちゃくちゃ簡単でした。」「理科が簡単でした。」「英語がいろいろ変わってて焦った。」「前日にやってたやつばっかり出てラッキーだった。」「得意の数学で焦ってしまった。」「昨日最後に先生と確認したものがそのまま出てた。」「そんなに緊張しなかった。」「全然緊張しなかった。」「これで終わるのか~と思いながらやってた。」「まだそわそわしてる。」など。

今年も、概ねの問題予想(数学と理社)が的中していたので、直前期にかなりの濃度でやっていたうちの生徒たちにとっては、解きやすい問題が多かったと思います。
(今年のTSKの都立受験者は8名でしたが、そのうち5名が当日の試験で総合点の自己最高点をマークしました。)

しかし、やはり今年も理社できわどい部分を聞いてくる問題がいくつかあり、塾用テキストの演習だけで対策をしてきた受験生には少し難しく感じられる試験になっていたかと思います。

今回は、都立入試を終えて、塾講師の視点から各教科の大雑把な講評と全体的な感想を簡単に書いていきたいと思います。

 

5教科全体

5教科トータルで考えると、受験生全体の平均点は、昨年と同程度もしくは少し上がると予想される。一昨年の平均点が309点、昨年の平均点が302点を考えると、今年は305点前後になるかと思う。また、合格の目安も昨年度と同じ程度となるだろう。

平成29年度の都立入試結果(6月23日発表)はこちらから

国語

昨年度より少し難化

去年が簡単すぎたので、難しくなったような印象を受ける人もいるだろうが、難しい問題ではありませんでした。例年のレベルに戻ったという感じです。
大問3の小説は、比較的解きやすかったと思います。うちの生徒たちはほとんど満点でした。
大問4の説明文は、かなりダラダラした印象の文章で、段落ごとのテーマが分かりづらく感じられる子もいただろうなと思います。語彙も多少難しかったかもしれません。
作文は「食文化と歴史」という、これまでの都立入試や模試ではあまり見られない珍しいテーマだったので、なにを書いたらいいのか迷う子もいたかと思います。

全体的には、“例年並み”といったところでしょうか。平均点も65点ほどだと思います。
うちの生徒の中には、ほぼ満点に近い子が2人いました。

 

数学

昨年度より少し難化

70点以上を目指していた受験生にとって例年解きやすいであろう問題(関数の2問目・3問目、平面図形の1問目、空間図形の1問目)が例年よりも難化し、時間が余れば手をつける問題(平面図形の3問目)が易しかった。そのため、偏差値58以上の高校(文京、北園、竹早など)の受験生の中には、過去問よりも10点~20点ほど得点を下げた人もいるだろう。

一方、60点を目標としていた受験生にとっては、例年と同じ程度の難易度と感じただろう。

TSKの生徒のほぼ全ての子が、70~90点の間の点数でした。いつも90点以上得点していた子も、残念ながら90点以上を取ることが出来ませんでした。

 

英語

昨年度と同程度の難易度

リスニングや英作文で、問題形式に変化が見られたが、難易度事態に変化は無く、70点以上を目指していた受験生にとっては過去問と同じ程度の点数が取れただろう。

一方、60点を目標としていた受験生にとっては、難しく感じただろう。英作文の形式変更、問題文が多少長くなり、使用されている英単語も多少難しかった(70点以上を目指している生徒には感じなかっただろうが)。そのため、60点を目標としていた受験生の中には、30点~40点という生徒もいるだろう。

都立の英語は、得手不得手が如実に表れる問題形式になっています。1,2年生からの勉強が本当に大切な科目です。

 

社会

昨年度より少し難化

歴史や公民の対策を十分に行った受験生にとっては、解きやすかったと感じた人が多いだろう。ただ、それが不十分だった人、地理の問題文を読みづらいと感じた人にとっては、なかなか難しいテストに感じられただろう。

これまでの都立入試に出題されていた内容を把握し、その内容に合わせた対策していた受験生にとっては、過去問以上の点数が取れただろう。一方、受験用テキストの問題を解き続けていた受験生にとっては、過去問程度またはそれ以下の点数になっただろう。

直前期に徹底的に対策を行っていたTSKの生徒たちにとっては、かなり解きやすい問題でした。
おそらくかなりの受験者が正当出来ないであろう歴史の問題で、TSKの子たち全員が正当していたのはキーワード対策がしっかりと行えていた証拠だと思います。(出来すぎていて逆に笑ってしまいました。笑)
TSKの子は、自己最高点を本番で更新する子が多かったです。

出そうだからやっておけと言って直前期に対策していた単元やキーワード・・・歴史の年代(江戸の文化史・大正時代)、公民の年代、奥州藤原氏・東北、大正時代・洋服、ラジオ放送、人権(財産権)、PL法など

 

理科

昨年度よりも易化

受験生全員が解きやすいと感じられた教科だっただろう。昨年までの問題にくらべ、典型的な問題の出題が大半であった。そのため、過去問と同程度の点数、それ以上の点数を取れた受験生が多かっただろう。

特にTSKの生徒にとっては、直前期の対策で重点的に行っていた4つの予想単元(天気・ヒトのからだ、酸化と還元、物体の運動)全てが的中し、大問3~6で70点ほど出題されていたので、かなり簡単に感じられた科目だったかと思います。

100%出るからやっておけと言って直前期に対策していたもの・・・天気、ヒトのからだ、酸化と還元、物体の運動

出そうだからやっておけと言って直前期に対策していたもの・・・電流計と電圧計、火山と岩石、地層、イオン、電磁石、光の屈折、水溶液と気体

 

TSKの生徒を採点してみて

これまで10年分の過去問を解いてきましたが、TSKの都立受験生(8人)全員が、当日の試験で自己最高またはそれに近い点数を取れていました。その要因は、都立特訓講座(過去問演習と理社特訓)にあると思います。

過去問演習では、本番より5分短い試験時間で過去問を解いています。そのため、本番で時間が足りなかったという生徒は一人もいませんでした。教室での過去問演習の方が緊張したという生徒もいました。

理社特訓では、これまでの出題傾向から今年出題されやすい問題を、重点的に学習してきました。全部で5回の講座を行いましたが、その中で学習した内容が、一昨日の問題で70%~80%ほど出題されていました。そのため、TSKの生徒は理科も社会も解きやすかったと感じた生徒はもちろん、実際に高得点・自己最高点を取れていた生徒が大半でした。

あとは結果を待つのみです!

関連記事

  1. 【中3生】受験生へ
  2. 定員数・入塾条件の再設定と小学生募集再開(2018年8月)
  3. 【中学生】2学期期末テスト結果
  4. 【中2生】模試の過去問を解いてみた。【2019年度入試組】
  5. 【2020年度冬】保護者アンケート結果その③
  6. 【受験体験記2019】竹早高校進学Mさん
  7. 【都立入試対策特別講座】~日曜日の巻!~
  8. 【その⑤】アウトプットが苦手な子の場合

アーカイブ

最近の記事

PAGE TOP