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英語と数学の2教科しか勉強しないことの3つのデメリット

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はじめに

今回は簡単に。

塾へ通う場合、英語と数学の2教科を受講することが多いと思います。英語と数学は積み上げ式に勉強していかなければならないため、一度わからなくなるとそこから先すべてが不完全になってしまう教科です。

そのため、多くの塾ではまず英語と数学を受講してもらい、その“不完全状態”を“完全状態”に修復することから始まります。

しかし、“完全な状態”またはそれに近い状態になってもまだ英語・数学の2教科だけを学習するのは非常に効率が悪く、また非常にもったいないです。今日はそんな「2教科しか勉強しないことの3つのデメリット(本当はもっとありますが)」を書いてみたいと思います。
今日は少し厳しいことを書いています。

【その①】勝手に満足してしまう

英語・数学しか勉強していないのにも関わらず、勝手に満足してしまう子が多いです。

英語・数学しか勉強していないのにも関わらず、塾に通い習慣的に勉強するようになると、子供たちはなぜかその内容や質を度外視して、勝手に「塾に通って勉強している」という事実に安堵し、満足していることが多いです。
「塾に行くと勝手に頭が良くなっていく」とでも思っているのか、なぜか余裕の振る舞いをし出します。逆です。この手のタイプの子は「塾に行くと勝手に頭が悪くなっていきます」(成績が下がる)

「勉強をしている」という自負(思い込み)だけでは自分を成長させることはできません。勉強において1番大切なことは、「現在の自分は何ができて何ができないのか」を自覚(把握)し、「では未来の自分のために今何をすべきなのか」ということを考えた上で「行動する(取り組む)」ことだと思います。
ただ先生に言われたことだけを何も考えずにやっていても何も変わりません。何もしていないのと同じですし、その分だけ時間(残りの命)をムダにしています。ムダな時間を過ごし命を浪費しなぜ安堵できるのか、甚だ疑問です。

【その②】自主学習の負担が増える

自主学習の負担が増えます。

塾で2教科しか受講していない場合、残りの国語・理科・社会は自主的に勉強することになります。ちゃんとした塾では受講科目以外でも宿題だしてくれたり自主学習計画などを作ってくれたりします。
しかし、学校の宿題や部活動のほかに塾の授業や塾の宿題などが増え、ますます自主学習の時間が減っていきます。塾に通うことで自主学習で補わなければいけないことが増え、塾に通うことで自主学習をする時間が減っていくという面白い(面白くない)背反が発生してしまいます。

【その③】成績が下がる

【その①】に挙げたような子はもちろん、試験前だけは勉強していて普段は勉強しないような子は成績が下がります。今まで試験前だけはちゃんと勉強していた子も、塾へ通いだし普段から英語と数学の勉強をするようになると、なぜか途端にそれしかやらず、試験前も他の勉強をしなくなる子が多いです。

心理的に「習慣的に(英語と数学だけだけど)勉強しているから」という免罪符ようなものができるのか、怠けていく子が多いです。当然成績は下がりますし、関心意欲態度も低い評価になります。

おわりに

都立高校入試は5教科の総合点で合否が決まります。(実際には内申点も加味されますが)

例えば、「英語と数学だけ90点で他の3科目が60点の子」と「5科目すべて80点の子」ではどちらが総合点は上でしょうか?

答えは後者です。前者は総合360点、後者は総合400点。かなり差があります。

当然、総合的な力をつけなければなりません。総合力をつけるには全科目を網羅的に学習していくしかありません。これには、時間のマネジメントが必要になってきます。これは中学生にとっては難しいことだと思いますが、将来の非常に役に立つスキルだと思います。周りの人たちに助けてもらいながらでかまわないので、限られた時間の中でどうやって勉強を進めていくかをしっかりと考えて取り組んでもらいたいと思います。ぜひ、全科目しっかりと学習してほかの子にはない圧倒的な総合力をつけてもらいたいです。

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