【新中学2年生】春休み中に最低限やっておくべき3つの勉強

目次

はじめに

こんにちは。杉山です。
昨日『新中学1年生が春休み中に最低限やっておくべき3つの勉強』について紹介しましたが、今回は新中学2年生に向けて書いていきます。

【新中学2年生】春休み中に最低限やっておくべき3つの勉強

新中学2年生が春休み中に最低限やっておくべき勉強は以下の3つです。
【1】中1計算の総復習
【2】中1英語の総復習
【3】英単語の総復習

2年生に進級する前に「1年生で習った計算と英語が100%定着している状態」になっておくことが最低ラインです。
2年生の勉強は1年生の勉強がベースになっていますので、2年生の勉強を始める前に1年生の勉強をしっかり復習をしておくことが大事です。これらの復習をしっかり取り組めば、次のテストで80点は十分に目指せます。

それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。

 

【1】中1計算の総復習

1年生で学習した「正負の数」「文字と式」「方程式」の計算をスピーディかつ正確に解けるようにしておかなければなりません。

2年生で学習する、文字式の計算は中1の文字と式、連立方程式は中1の方程式がベースとなりますが、これまでに習ってきた計算が身についていない状態で、新しい計算方法を教わっても絶対に解けるようにはなりません。小学生で学習した分数の計算ができないまま、中学で習う分数を含んだ文字式の計算問題が解けるはずはありませんよね。
苦手なまま曖昧なままにし続けることは、「よくわからないなぁ」という経験を増やして、学校の授業を聞かなくなる原因になっているはずです。それでも、ほとんどの子は「テストがあるから提出物のワークは解かなきゃ」と思って、テスト前にワークを解こうとしますね…だけど解けない。そして「ちゃんと授業を聞いておけばよかった」と後悔します。

でも、あるタイミングで苦手なものや曖昧なものと向き合えば、同じことを繰り返すことはなくなります。1年生のテストの点数がどんどん点数が下がっていき、そこから脱却したいと思っているなら、新学年を迎えるこのタイミングがベストです。ここで克服しないと、1年生の計算に加えて、2年生の計算もわからないままになってしまいます。

【具体的な学習方法】
教科書の節末問題、それでも難しい場合は教科書の例題と確認問題を解きましょう。すらすら解いて全問正解するまで練習を続けましょう。
「すらすら解ける」の目安は、式が短いものや整数だけの計算は1問10秒、式が長いものや分数・小数を含む計算は1問20秒です。

 

【2】中1英語の総復習

これは3つの中でも一番重要な勉強です。
その理由を説明する前に、数学と共通する部分について話をします。数学と同じく、英語も1年生で学習した内容がベースとなっています。1学期に習う「一般動詞とbe動詞の過去形・過去進行形」は、1年生で習った「現在形」と同じ仕組みです。ベースというか全く同じものです。ですので、1年生の英語ができていた人は、2年生では英語が一番簡単に感じるはずです。

それでは3つの勉強の中で、英語の復習が一番大事な理由について説明していきます。
数学は計算・関数・図形など分野別に復習ができる教科ですが、英語は1年生で習った内容を全般的に復習しなければできるようになることはありません。英語の苦手意識をなくすには、中1内容をすべて復習する必要があると言うことです。
数学はとりあえず計算分野の復習をすれば、1学期の授業は理解できますが、英語はそうはいきません。この一年間曖昧にしてきてしまったものと向き合わないといけません。ここでまた避けてしまうと、わからないものがさらに蓄積され、取り返しがつかなくなってきます。1年生の英語が曖昧な人は、かなり危険な状況にあることを自覚しましょう。

【具体的な学習方法】
教科書にある目標文をすべて日本文から英文に直してみましょう。文頭からピリオドまですべて書けていたら復習は必要ありませんが、きっと全部書ける人はほとんどいないでしょう。
各単元に戻って復習が必要な人は、学校のワークを使ってパートごとに復習してください。日本文を英文に直し、文のはじめからピリオドまですべてミスなく書けること。前回に学習して4~5日を空けても、書けるようになったら合格です。

 

【3】英単語

受験期に成績が伸びる生徒の特徴の一つに、覚える勉強をコツコツ取り組めることがあります。
受験勉強では覚えなければならない知識がたくさんあります。そのため、覚える勉強をしっかりできる生徒ほど成績は上がやすいです。その生徒たちに共通していることは、中1中2の頃から覚える勉強をしっかり取り組んでいることです。特に副教科の勉強まで手を抜かずに取り組んでいます。都立志望なら副教科は評定が2倍されます。これが内申点に響いてきます。中1中2の頃から覚える勉強をコツコツ取り組めれば、高校受験にプラスに働くことは間違いありません。

覚える勉強はほとんどの教科に共通していますが、2年生は英語の勉強が最優先ですので、まずは英単語のスペルをしっかり覚えていきましょう。

【具体的な学習方法】
中1のワークの単語・連語・不規則動詞のまとめ問題を解いてみましょう。そして覚えられていないものがあれば、覚えるまで繰り返しましょう。ここで一つだけ伝えておきたいことがあります。練習時間を取っているわりに覚えられない人へのアドバイスです。
勉強しているわりに覚えられない人は、ノートにただ字を書くだけ(なぞっているレベル)になっている可能性があります。TSKでは体験生徒のうち2人に1人がそのような状態です。その生徒たちには「ノートに書いて練習するはやめて、単語を目で見てスペルを口ずさむ方が覚えられるよ」と伝えます。ノートに書くのは一通り覚え終わってからにしましょう。

 

最後に

上記の3つの勉強をすることで「中1の勉強ができれば中2の勉強もできることを実感する」ことが大切です。これはこの先ずっと変わりません。2学期の学習も3年生の学習も、常に以前に習ってきたことが基礎となっています。これが理解できれば、子どもたちは勉強がわからない状態を嫌に感じるはずです。

中学1年生の勉強でつまずいてしまったけれど、受験は頑張りたいと思っている新2年生!
この春休みが挽回のチャンスです。未来の自分を変えるには、今の取り組みを変えることが不可欠です。そして、その積み重ねが結果的に2~3ヶ月後、半年後、1年後の自分の状態を変え、高校受験での可能性を広げるでしょう。

もしも2年生に進級するにあたり、不安なことや解決しておきたいことがあれば我々にご相談ください。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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