【中2生】定期テストにむけて確認テストを実施しました

目次

中2生 確認テスト

こんにちは。教室長の杉山です。
10月末に実施した中2生の確認テストの結果についてお伝えします。

テストを実施した教科は、数学と英語です。テストの範囲は、2学期の期末テストの内容です。
具体的には、
数学:「1次関数」「平行と合同」もしくは「確率」(テスト範囲から選択)
英語:「不定詞」「動名詞」と「長文問題」
です。

科目ごとの正答率(全員分)

中2生全体の平均正答率は、数学は67.8%英語は55.1%でした。
(ちなみに、前回の確認テストは数学は71%英語は52%でした。)
※完答で〇、それ以外はすべて×で採点しています。

:定期テストで90点を狙える位置にいる生徒
:定期テストで80点を狙える位置にいる生徒
:定期テストで平均点を下回る可能性のある生徒

※正答率は、テストの配点を考慮しているため、単純に正答数を問題数で割ったものにはなっていません。テストで配点が高くなる問題でミスをしている場合は、正答率が低く出るようになっています。
※テストの内容自体は至って標準的なレベルです。

数学

1位:96%(78問/82問)
2位:84%(66問/82問)
3位:82%(59問/73問)
4位:78%(62問/82問)
5位:76%(62問/82問)
6位:75%(63問/82問)
7位:73%(57問/82問)
8位:69%(49問/73問)
9位:64%(46問/82問)
10位:57%(45問/82問)
11位:38%(26問/82問)
12位:21%(13問/73問)

英語

1位:91%(71問/76問)
2位:78%(57問/76問)
3位:73%(58問/76問)
4位:70%(58問/76問)
5位:55%(47問/76問)
6位:53%(46問/76問)
7位:50%(47問/76問)
8位:50%(44問/76問)
9位:44%(41問/76問)
10位:35%(32問/76問)
11位:31%(31問/76問)
12位:31%(26問/76問)

項目ごとの平均正答率

項目別の平均正答率も載せておきます。

数学

「1次関数の利用」基礎:67.8%
「1次関数の利用」標準:55.6%
「平行と合同」or「確率」知識:67.7%
「平行と合同」or「確率」計算:80.2%

英語

文法の基礎:71.0%
文法の標準:42.1%
読解問題:53.9%

*「1次関数の利用」基礎は、グラフの活用。標準は文章題とグラフの活用。「平行と合同」「確率」知識は、用語や公式を問う問題。標準は角度や確率を求める問題。
*文法の基礎は、不定詞と動名詞の空所補充問題・並び換え問題など。標準は、不定詞と動名詞の英作文。

杉山からのコメント

今回は入塾時期別にコメントします。

中2春までに入塾した生徒たち(全6名)

まず数学について。
○6名の平均正答率は79.8%と、学年平均を12.0%上回っています。前回(8月)は75.8%、前々回(5月)は65.0%、緩やかではありますが確認テストの回数を重ねるにつれ正答率が上がっています。その要因の一つは、生徒たちの確認テストに対する意識が高まっていることだと思います。何となく受けていた5月に比べ、今回はテストの準備をしてきた生徒が多かったです。

○毎回の反省点に挙がる「解き直しをすると、自力で直せる。」という現象は今回もありました。ただ、前回までに比べその数は減っています。今回はミスした問題の3割ほどで、前回までの8割~5割よりは改善されていました。
この2点が、今回のテストで評価したい点です。

○課題についても書いておきます。挙げれば切りがありませんので、最優先課題についてだけ書きます。最優先課題は「定期テストで90点以上取ること」です。中2の定期テストで90点以上を取ったことがある生徒は3名のみで、2回以上取ったことがある生徒はゼロです。テストで90点が取れなかったら評定5を狙うのは難しいこと、評定が5と4では都立の内申点で5点の差が出ることなどを伝え、中2の残り2回のテストで90点を取ることを日頃から意識させています。今回の確認テストの結果を見る限りでは、現時点で90点を狙えそうな生徒は一人しかいませんが、残りの期間で未定着内容をなくし90点を取りにいきましょう。

次に英語について。
○6名の平均正答率は67.6%と、学年平均を12.6%上回っています。前回(8月)は60.3%、前々回(5月)は46.0%でした。数学と比較すると正答率は高くありませんが、成長していることはあります。それは英作文と長文読解の正答率が上がっていることです。英作文は5月24%→8月45%→今回62%長文読解は5月41%→8月60%→今回72%でした。長文読解は、内容に関する選択問題は8割以上の正答率で、英問英答の問題は6割程度の正答率でした。英作文や英問英答は完答でなければすべて×にしていますが、的外れな解答はだいぶなくなってきました。

英語も課題は「定期テストで結果を出すこと」です。80点以下だと評定は3の可能性が高いです。評定5や4を取るには80点以上を取らなくてはなりません。以前より英語ができるようになっているという漠然とした成果ではなく、評定や定期テストの点数などの数値で結果を出さなくては受験では意味がありません。90点に届いていない生徒は90点を、80点に届いていない生徒は80点をまずは目指しましょう。

 

中2夏以降に入塾した生徒たち(全6名)

6名の平均正答率は、数学が55.8%、英語は42.0%かなり低いです。中2春までに入塾した生徒たちの5月の確認テストよりも下回っています。各科目のコメントは、春までに入塾した生徒たちに前回までに伝えていた内容とほぼ同じです。

○数学は、解き直しをすると半分程度は自分で直せていた生徒が半数いました。一回目で正確に解けなければ、テストでは意味がありません。この「一回目で〇が付かない」ということが彼らの一番の課題です。

○英語は、英文を書き換えたり並び換えたりする問題は7割ほどの正答率でした。一文すべて英語で書く問題がボロボロで2割ほどの正答率で、一番高かった生徒でも3割でした。問題文や文法事項を無視した解答が目立ちました。

○一文すべて英語で書く問題を多めに出題しているので、学校のテストより難しいと感じた生徒が多かったようです。ただ、何となく解けてしまう空所補充や選択問題では英語の実力が測れないので、書けないなら書けるようになるまで練習しなさいと本人たちには伝えました。出題形式によって点数が左右されない実力を培っていきましょう。

○中2春までに入塾した生徒たちの半年前と同じような状況ですが、今はもう中2の5月ではなく11月です。12月からは中3内容を進めていきます。中2春までに入塾した生徒たちもまだまだ課題が山積みですが、夏以降に入塾した生徒たちはそれ以上に課題があります。春までに入塾した生徒たちと同じ勉強をしていただけでは追い付くことはありません。それ以上の勉強が必要となってくることはわかりますよね。

 

学年全体

先日、中3生のVもぎの結果を紹介しましたが、中2生の現在の学力では偏差値50を超えるであろう子は5人、偏差値55に届く可能性がある子は2人のみです。偏差値60(文京高校レベル)を狙える生徒は現時点ではゼロです。(ちなみに、去年の今頃の中2生(現中3生)では、偏差値60を狙えるかなという生徒が4名いました。その前の年も4名。それだけ現中2生は他の学年と差があります。)

彼・彼女たちが入塾してから成長した点は少なくはありませんが、受験における学力レベルではまだまだとても低い位置にいます。
ただ、あくまでこれは現在の学習状況のまま一年後を迎えた場合の話です。前回の確認テスト時に書いたブログでは、偏差値50を超えるであろう子は1~2人と書きましたが、現時点では偏差値50を超えそうな子は5人に増えました。ある時点で可能性が低いことでも、自分の取り組み次第で可能性が高まることはあります。
行きたい高校が決まっている生徒は志望校に向けて。まだ決まっていない生徒は選べる高校の数を増やすために。未来の自分のために、やった方がいいと思うことはどんどん取り組んでいきましょう。

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