【中2生】2月末までの課題と現状【2020年度受験組】

目次

【中2生】2月末までの課題と現状

こんにちは。細野です。
先日、中2生たちの模試の結果についての記事を書きましたが、今回は先日行った学年集会日頃の学習について書いていきたいと思います。

学年集会を行いました

模試の結果を返却した際に集会を行いました。

●話した内容
今回の集会で話したことの流れをまとめると
①今回の模試の成績の確認 
②過去の生徒の学習態度における成績の推移をグラフで確認する
③各々の取り組み評価シートの確認
の3つです。

①今回の模試の成績の確認

まず①では、自分の模試の結果と共に今回模試を受けた現中2生全員の成績を教科別に並べた表(順位表)も渡しました。
ここでは自分の成績を確認し偏差値というものを実際に感じてもらって、今自分が立っているスタートラインを把握することが目的です。
生徒ごとにスタートラインは違います。もちろん目標も違うでしょう。
そして、それらどちらでも一つでも見失ってしまうと何事もうまくいきません。
だからこそ、これからの学習計画のために改めて自分の出発地点を確認してもらいました。

②過去の生徒の学習態度における成績の推移をグラフで確認する

次に②では、あるグラフが載っている紙を渡しました。
それは、これまでのTSKの生徒の成績を元に作った、生徒の学習態度別に成績の推移をまとめたグラフです。

具体的には、態度、やる気、主体性、論理性の4項目でこれまでの生徒を評価し、A:四項目すべてクリアしている、B:論理性が欠けている、C:B+主体性が欠けてる、
D:B・C+態度マナーが欠けている、これら四段階で模擬試験などの成績の移り変わりをまとめました。A~Dに該当する生徒にはそれぞれ特徴があることを、現中2生と確認しました。

Aの生徒は、伸びしろが高く安定した点数が取れます。勉強に対する意識が高く、思考しながら学習する事が出来る生徒がここに該当します。現中2生には一人もいません。

Bの生徒は、成績の伸びはありますが、点数が安定しません。その理由が論理性の欠如に関係します。論理的に問題が解けなければ、知識や慣れのようなもので無理やり問題を解く癖がつきます。
もちろん暗記や、やったことのある問題を次もできるようにする能力は必要ですが、それだけでは解けない問題が必ず出てきます。
同じ問題がまた同じように出てくることは一部を除いてほとんどありません。
そこで、論理的思考力が必要になってきます。論理性は問題の本質を理解する力です。
これがあるからこそ、どんな角度からでも問題に対応でき、吸収した知識をうまく扱うことができます。これらが安定性の有無に繋がります。

Cの生徒はのびしろが確保できないのが問題です。その原因に主体性の欠如が挙げられます。
勉強をするという態度はきちんと持っていますが、どこか作業的で、淡白にものを進めがちです。
もっと点を取る、成績を伸ばすという意識が希薄で積極性に欠ける印象があります。
勉強していること自体が目的になってしまい、結果がでなくとも勉強をしているということだけで満足してしまうタイプです。

最後にDの生徒は、論理性や主体性うんぬんの前に、勉強への態度があまり良くない生徒です。成績の伸びもまちまちで、点数も安定しません。
さらに、受験を終えて高校に進学した後にもろくに勉強をせず、成績が下がり続ける傾向にあります。ここでの学習態度があとにも影響してくるのでこの状態で放置していると本当に危険です。

これらが各段階に分けられた生徒の特徴です。ここで重要なのが、現中2生は、今どの段階に該当するのか、です。
これまでの学習の取り組みと、今回の模試の結果を加味して考えると、現中2生のほとんどはCの生徒に当てはまります。
真面目でコツコツと物事を進めることができますが、貪欲に点数を取ろうとする積極性に欠けます。
前回のブログでも書いた通り、学習を点数につなげることが出来ない生徒が多すぎます。
今の自分たちが置かれている立場を理解し、何が足りないのか、今後何をしたらいいのか、これらを考えてほしいがためのグラフでした。

③各々の取り組み評価シートの確認

最後に③では、取り組み評価シートについて話しました。
これは大きく分けて、態度、やる気、主体性、論理性、の四つの観点で先生が生徒を評価するものです。これらの項目に沿って具体的な生徒の行動、態度を評価します。

この取り組み評価シートで評価する項目は②のグラフでも出てきた項目です。
なのでこのシートを見れば自分が何ができて、何ができないのかが分かり、さらに何をしたらいいのかのヒントになるはずです。
各項目がとても大事な理由は②で話したグラフで実感できていると思うので、ぜひこのシートを活用して欲しいです。×を△に、△を○にできるように意識することが大事です。

集会中の生徒の様子

2回目の集会ということもあり、一回目と同様に真剣な雰囲気で聞いてくれました。
中には前回の集会で渡した資料を引っ張り出して、今一度確認する生徒や、隣の生徒同士で成績について話し合う生徒など、早速積極的な一面を見ることが出来ました。
現状の課題に対して、不安や焦りを感じている生徒も見られ、その感情をどのようにプラスの方向に持っていくのかが、これから考えなければならないところだと思います。

先生の感想

生徒は集会での話を真剣に聞いてくれましたが、一番大事なことはその聞いた話をきちんと理解した上で、今後の学習生活に活かすことです。
ここまでができていなければ今回の集会は意味を成しません。
なので、生徒の中で今回の事をしっかりと反芻した上で勉強してもらいたいです。先生はこれからの生徒の取り組みがどう変化するのかを把握し、再確認、修正を行っていきたいです。

日頃の学習について

12月の第1回学年集会時に2月末までの課題を出題しました。

●進捗具合
12月~2月末までの比較的長い期間を設けて各教科の確認テストを実施してきました。
期限がまじかに迫っている現状ですが、今のところ課題が完了できそうな生徒は2~3名程度です。

●気になる点
今の現状と模試の結果、学習態度などから考えられる現在の懸念は、「学習スピード」と「勉強の目標」についてです。
前述した通り、現中2生は真面目なところがあり、コツコツと物事を進めようとする生徒が多いです。
しかし、そのコツコツ進むスピードがとても遅いのです。確認テストの課題が終わらなかった理由の一部がここにあります。

もうひとつは「目標」についてです。
目の前のワークや、確認テストだけに焦点を当てている傾向があります。直近の目標に向けて頑張ることは必要なのですが、そこでだけで完結してしまうと、本来の大きな
目標である「受験」が目に入っていないように感じます。視野をもっと広げて、何のために勉強しているのか、そのためには何をすべきなのか、もう一度考えてほしいです。

 

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