【受験体験記2020】文京高校進学Kくん

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【受験体験記2020】文京高校進学のKくん

僕はTSKに来るまでは、はっきり言って学年最下位グループの一員でした。
中1の定期テストでは前日に同窓会があり、その流れで友達の家に遊びに行きました。結果は、95人中85位でした。
また、授業中では「地中海って、頑張ったら湖になりませんか?」などと、くだらない質問ばかりしていました。漢字テストは再テスト組の常連になり、難しいテストを作る先生は悪い人だと思っていました。朝起きて学校に行き、なんとなく授業を受け、部活に行き、家に帰り、遊んで寝るという生活をしていました。

こんな生活を送っていたら、知り合いから通信教育でもやってみようという誘いがきました。また、同じ時期に、おじいちゃんからも、お金は出すから塾に行ってみたらと言われました。平日に通信教育をやり、休日にわからなかったものを塾で質問しようとなりました。その時に仲が良かった友達から塾を紹介してもらいました。それがTSKです。

しかし、勉強の習慣が全くない人がいきなりこのスケジュールをこなせるわけがなく、勉強への抵抗が起こりました。通信教育はすぐにやめて、まずは塾の勉強をきちんとこなそうとしました。塾は先生たちから積極的に話しかけてくれたので、嫌ではありませんでした。しばらく通っている間に、勉強することにも慣れてきて、学校のテストの点数もどんどん上がっていき、中2の2学期には順位が20番台になりました。勉強することが楽しく感じるようになりました。具体的には、できた時の気持ちよさや、どんどん知識が増えていばれるようになることや、考えることが楽しくなりました。

そして、2年生の3学期になりました。いろいろな問題が発生します。
受験勉強が始まり、2学期までにくらべ課題の量が増えて、こなしきれなかったり、こなすだけになっていきました。そのことは僕だけでなく、TSKに通う同級生にも共通していました。先生が2年生を集めて、怒りました。そこでは「なぜ勉強するのか」「勉強とは何か」などの話をされました。そこからは、課題に追われていても、ただこなすだけの勉強にならないように注意しました。

受験生活で一番つらかったのは夏休みです。ほぼ毎日あり、朝から夕方まで。テストにクリアできないと夜まで居残りで、僕は何度か居残りをしました。毎日の漢字・英単語・理社のテスト。もう逃げだしたかったです。だけど、いつの間にか慣れました。そして先ほども書いたとおり、TSKはただ勉強するだけでなく大切なことを教えてくれます。
ある日、杉山先生から「テストして答えられなかったらすぐ帰宅」と言われました。先生、またまた冗談をと思いましたが、僕は塾に来て10分で帰宅させられました。そこで僕は、先生は僕のために頑張ってくれているのに、僕は努力していなかったことに気付きました。そこから再び気持ちを入れ直して、毎日の勉強を頑張りました。

僕は高校選びに時間がかかりました。高校を2校に絞り、1校は自由な校風。もう1校はまじめな校風です。自由な校風の方が、頭がいい印象を受けました。学力だけで考えると高い高校には行きたいけど、校舎や環境などを考えて選んだ方がいいよと先生たちに言われたので、学校の中身を見ました。最終的には、学校周辺の環境が良い高校にしました。

受験直前、前日もいつも通りでした。
しかし、国語の問題を解いたところ、点数が今まで以上に低いことになりました。すると武井先生が一目で僕のミスに気付きました。それは、最初に難しい問題がくると焦り、この後の問題が簡単なのに難しいと感じてしまうことでした。僕は急に緊張してきました。確実に受かるはずなのに落ちたらどうしようと思ったのです。しかし、先生は前日にミスは良い事で、本番は大丈夫と言ってくれました。
受験当日は、前日のテストの結果や、前日の先生の言葉を思い出し、焦らないようにと自分に言い聞かせました。すると、過去問演習時のリズムで解くことができました。最初の国語はスラスラと解けたので嬉しかったです。そこで気持ちは落ち着けましたが、練習のようにいかない所はあり、受かるかどうか心配になりました。そのあと暗い気持ちで塾に行き、答え合わせをすると、思いのほか丸が付きました。嬉しかったです。
発表日は、受かるという自信があったので、緊張はしませんでしたが、番号を探す時はさすがに緊張しました。手続きをするのに並んでいる時は、達成感があり受験の思い出がよみがえってきました。

後輩へのアドバイス

最初にやることは、勉強への興味を示すことです。辛いと思いながらやると、勉強したものがほとんど頭に入ってこないです。学んだことをなぜでこうなるのだろうと疑問を持ち、先生たちに質問することが大事です。TSKの先生たちは、何でも答えてくれます。また、受験は人生の中でそんなに何度もあるものではないので、受験生活を楽しんだ方がいいと思います。そしたら、受験生もあっという間で、辛くありません。慣れます。
周りのみんなは、自分ができなかったものをノートにまとめていましたが、僕はまとめノートは作りませんでした。他の方法の方が点数が伸びるとも思ったからです。自分に合った勉強方法を探すのもいいと思います。ただ、ラクはしたらダメです。
当たり前のことを書きますが、学校の授業は集中するべきです。時間を大切にということもそうですが、きちんと授業を聞いていれば、それだけで身に付くことが多いからです。中1の頃の僕のようにならないようにしてください。
あとは、思い出に残るような受験にしてください。目標に向かって頑張ってください。

個別エピソード

入塾当初のKくんは常に余力を残しながら勉強していました。これは、余裕を持って勉強に取り組んでいるという良い意味ではなく、まだ力を出すことができるのに常に60%~70%の出力を維持していて、全力を出さないと言う意味です。何となく勉強し、何となく成果を出すような、作業的な勉強をしていました。精神的な問題は受験の結果に大きく関わってくるものなので彼の大きな課題はその勉強態度でした。授業中に帰宅を命じられることもありましたが、中3夏休み終盤には改善され、秋以降は勉強に対する積極性が出てきました。自分が分からないことはわかるまで追求し、できないことを出来ないままにしない姿勢が窺えるようにまでなりました。

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