【中2生】受験勉強スタート(2025年度入試組)
こんにちは。杉山です。
2週間前から中2生の受験勉強がスタートしました。TSKでは中2の冬から高校受験が終わるまで、集団授業と個別授業を併行していますが、時期によって授業の割合、杉山が担当する授業が変わります。とくに杉山の授業について質問されますので、簡単に書いておきます。
中3夏までの個別授業は杉山が担当する理由
勉強の仕方が悪い状態では、学校の成績も模試の偏差値も上がらないからです。成績が上がらない主な原因は、勉強の仕方が悪いことが挙げられます。ここで言う勉強の仕方とは、復習のやり方です。多くの子がテストのために勉強しているはずなのに、テストで点数を取ることを意識した勉強ができていません。
わかりやすい解説を聞いて満足してしまう。✕がついたあとに、解き直しをして満足をしてしまう。必要以上に時間がかかっていても気にしない。このような状態で勉強をして満足してしまっている子は、成績が上がりません。
点数が取れている子たちは、解説を聞いて読んで満足するのではなく、自力で解けてはじめて「できた」と思います。解き直しで正解できても「できた」とは思わず、類題を一度で解けて、はじめて「できた」と思います。時間をかけたとしても解ければいいのではなく、手を止めずにスムーズに解けて、はじめて「解けた」と思います。
この状態になれば、学校のテストでは最低でも85点は取れます。85点を取れていない子は、いずれかができていません。できていない状態で、わかりやすい解説を聞いても、たくさんの演習を重ねても、テストで高得点を取ることはできません。
これが勉強のやり方を重視している理由で、私が個別授業を担当している理由でもあります。集団授業で教えることもできますが、はじめはできていない点が子どもによって大きく異なり、子どもたちも改善するのに時間がかかるため、個別で指導をしています。
中3夏以降は杉山が集団授業を担当する理由
教える内容が複雑になるからです。教科によりますが、夏休みから入試問題を解くための授業が増えます。一方、夏前までは教科書レベルの基礎知識の学習が大半です。
教科書レベルの内容は、誰が教えても変わりません。複雑な内容はほとんどなく、教える側の伝え方で差が出るものではありません。仮に子どもたちが差が出ると思ってしまっているなら、それは「わかりやすい」と感じる程度のものです。
前述のとおり「わかりやすい」で終わってしまっては意味がありませんし、教科書レベルの内容は、そもそもわかりやすいものしかありません。教科書レベルのものを簡単と思えるほどの理解力・読解力を養う必要があります。この一方で、夏以降に教えていく内容は複雑なものが多いため、全体授業を私が担当することが多いです。