兵庫県立北須磨高校進学のRさん(文京区立茗台中学校出身)
TSKに通う前の小学生時代、大手の個別塾や集団塾に通っていましたが、勉強方法や環境、指導の仕方などが自分と合わず、入塾しては退塾を繰り返していました。それでも幼い頃から塾に行かせてもらっていたため、小学校時代も勉強はやっていました。一応中学受験も受けましたが、勉強する意味が全く分からず、自分から進んで勉強をする気にはなれずにいました。塾に行くのも、友達と弁当を食べておしゃべりする目的でありました。勉強は一応するけど、目的が曖昧のままやっていて長続きしなかったのです。
中学に進学してからは定期テストにむけて勉強していましたが、考えながら勉強するのではなく、なんとなくやっていました。勉強する習慣は幼い頃からついていたので、やる気がでないと言うことはなかったのですが、いま振り返ると、効率性や計画性を無視して、ただひたすらノートに文字を書いているだけで、勉強と言えるものではありませんでした。何も考えていないため、ケアレスミスがとても多かったです。
TSKに入塾して杉山先生の授業を受けるなかで、自分のクセや性格・欠点を考えながら勉強するようになりました。この3年間で先生には考えることの大切さを教えていただきました。
なぜミスをしてしまうのか。どうすれば直せるか。これが結構難しくて、自分なりには考えたつもりでも、できるようにならず。先生からたくさん問われ、自分でもたくさん問いました。今までこんなこと考えたこともなかったため、1年生・2年生の頃は違う脳を使ってる感じがしました。答えが出ても本当の理由ではなかったり、対策が思いつかなかったりなどとあの時は苦戦した思い出があります。ですが、ずっと先生が真剣に私と向き合ってくれ、自分でも直そうという気持ちがあったので、少しずつ変化していき、成績も上がっていきました。
私は同級生とは違い県外受験を選択しました。杉山先生自身もたくさん調べていただいて、傾向や対策を話し合って勉強を進めていきました。ここから受験生となった一年間を振り返りながら3つほど話します。
1.部活を引退してから
部活のある時は、部活が終わってから夜遅くまで勉強を塾でやっていました。しかし、部活もなくなり土日や平日なども、学校終わった後すぐや朝から塾に行って勉強というスタイルに変わりました。このあたりから、ほんの少しずつ受験なんだあなぁ〜と思いはじめていました。
そんなスタイルが変わる頃、母から生活リズムを指摘されました。朝から夜遅くまで塾に行って勉強していたので、良い睡眠・食事などの生活リズムが乱れている。と、言われました。勉強できるのは、体が万丈な体制であるからであって、暗記や計算もできると、改めて気付かされました。ただ勉強したいから夜遅くまでやるのではなく、時間を決めてその時間内は集中して効率よくやることが、生活リズムを整えながら勉強するコツだと分かりました。
2.過去問をやり始めてから
過去問をはじめて解いたのは10月11月でした。模試や特に過去問をやっていくうえで、定期テストとの違いに気づかされました。定期テストは100点を取らないといけない!と思っていたため、全ての問題に手を付けていましたが、合格点を取るために自分が取るべき問題を優先して解いていきます。
自分なりの解き方や時間配分を考えてそれを実行していく。簡単なように思えて、実際テストを受けると上手くいかない。しかし、なぜ上手くできなかったのか、次までにどうすればよいのかを考え、一度解いた過去問や模試で繰り返し練習をするなかで、点数が上がっていきました。やっぱり自分の癖や欠点をしっかり分析することが大切だなと、ここでも感じました。
3.受験当日
私はめっちゃ緊張しました。本番は弱いタイプで、定期テストでも良い点数が取れるか心配になって焦りがちです。杉山先生に、過去問演習のときから、本番の自分を想像して、イメージトレーニングする方法を教えていただいていました。もし試験中に緊張したらどうするのか?時間がなくて焦ったらどうするのか?をイメージして考え、行き当たりばったりにならないよう、事前に対策をしていました。本番は試験が始まるまで緊張がおさまりませんでしたが、緊張していても良い結果にならない!と切り替えてテストに集中することができました。
受験を終えて
楽しかったです。振り返るとこの一年はあっという間でした。あの時もっとしっかりやっておけばなぁ、今となるとありますが、自分なりに頑張れた一年でした。
何度やっても周りの人より出来なかったことはたくさんありました。自分にないものを持ってると、とても欲しくなり、なんで自分はできないんだろうと何度も思いました。これから受験をむかえる人たちもそう思うことがあるかもしれません。それでも、杉山先生をはじめTSKの先生たちがくださるアドバイスをしっかり聞き、行動することが最善の方法だと思います。また、TSKは学年を超えた交流もあり、いろんな刺激にもなっていました。
3年間TSKに通ってたくさん学んだことがありますが、一番の学びは勉強をやる意味に気づけたことです。TSKに来る前は、何のために勉強するのかわからなかったし、そんなこと考えてもいませんでした。なんとなく周りの大人たちから、勉強しなさいと言われたので勉強していただけで、よくわからなかったです。
杉山先生とたくさん話したり、自分なりに考えたりして答えが出ました。先を見通す力と苦手と向き合える力をつけるため。先を見通す力というのは、生活の中でもとても必要な力であると思います。例えば、勉強の予定を立てるにしても、これからの部活、遊びや自由時間を踏まえた上で、自分がどれだけの量をできて、いつやるのか?を考えなければ、自分がやりたいことはこなせないと思います。また、目標をクリアするために、苦手なものを避けずに取り組める力も、勉強をするなかでつくと、私は高校受験を通して感じました。この3年間で、ただ勉強するだけでなく自分の生活能力・考える力・行動する力が身についてとてもよかったです。受験勉強は合格以上のものも得られます。
たくさん壁にぶつかって考えて悩んで喜んで、、、。一年間で色んな体験ができました。そして考え方も大きく変わりました。この大切な経験を糧に、高校生活も・大学受験もより一層頑張っていこうと思います。支えてくれた先生方、家族、ありがとうございました。