【中1生】中1生たちの取り組みについて

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中1生たちの取り組みについて

こんにちは。教室長の杉山です。
今回は中1生の取り組みについて書いていきます。

11/2の記事『中1生・中2生の現状』でもお伝えしましたが、現中1生は高校生と同じようなスタイルで学習を進められています。
具体的には、次の2点が挙げられます。

①:予習復習を自宅で行い、疑問や質問の解消・難易度の高い問題の演習を塾で行えている。
②:自宅学習がしっかりでき、自分の不明点やもう少し演習したい部分を彼らから伝えてくれる。

中学生(しかも1年生)でこれらのことを出来るの生徒はなかなかいません。
特に中1生2名の取り組みは本当に素晴らしいです。
今回は、この2項目について詳しく書いていきます。

①:予習復習を自宅で行い、疑問や質問の解消・難易度の高い問題の演習を塾で行えている

中1生たちは国立・私立中学校に通学していることもあり、学校の授業のペースが速く内容のレベルも区立高校に比べかなり高いです。(テキストにもかなり差があります)

必然的に塾での学習も進みが速く、レベルも高くなります。従って、塾では学校より先取りを行い、自宅ではその復習をするという形で進めている生徒が多いです。
また、自宅や学校で学習した内容で出てきた疑問や質問を、塾の授業はじめに解消する時間を取っています。中2生・中3生は、塾での演習内で疑問が生まれ質問することはありますが、自宅や学校での学習の中で生じた疑問を質問する生徒は3名程度しかいません。

中1生も入塾当初からできていた訳ではありません。
入塾直後は「勉強時間を確保すること」から始まりました。ただ、勉強時間がほぼゼロであった生徒が、多少勉強するようになった程度では学校の授業についていける訳もありませんでした。
それを本人たちが実感したからこそ、「塾で先取りをして学校の授業を理解しながら受ける」「授業後は問題演習をこなして知識を定着させていく」という意識を持てるようになったと思います。

②:自分の不明点やもう少し演習したい部分を彼らから伝えてくれる

中1生たちは自分から質問をしたり、演習の要望を伝えてくれたりする習慣があります。
「できるようになりたい」という気持ちが強い証拠です。質問・要望に限らず、問題を解く・解説を読む等の場面でも、まずは自分でやってみるという習慣があります。自分でやってみてわからなかったら先生に質問するという流れで勉強できています。TSKが理想とする勉強スタイルです。

以前にもお伝えした内容ですが、勉強しているわりに点数が上がらない子の一つとして、一つ一つ教えてもらわないと進まないと思い込んでいるケースがあります。
このような子は、教科の内容に限らず自分の現状やミスのパターンなども、誰かに教えてもらわないと気づけないことが多いです。また、指摘されてもすぐには直せず、何度も指摘されてようやくできるようになり始めます。
一方、自分でやってみるという習慣がある子(勉強に対して主体的な子)は、自分で気づいたり指摘されてもすぐ直せることが多いです。「自分でやってみる」姿勢の有無は、勉強の成果につながりやすいか否かに大きく関わっているでしょう。

 

TSKが理想とする勉強スタイル

中1生は高校生と同じようなスタイルで学習を進められていますが、今後さらに高校生たちの勉強スタイルに近づけるように指導していきます。
今回中1生の取り組み(勉強スタイル)について書いてきましたが、せっかくの機会ですので、TSKが理想とする勉強スタイルについても改めてお伝えしたいと思います。

今年の2月に書いた『TSKが理想とする勉強スタイル』の記事の一部を抜粋します。(こちらの記事も是非お読みください)

TSKが理想とする勉強スタイル
①:まずは自分で教科書を読んだり、ワークを解いたりして、わからないものを見つける。
②:わからないものは、解説を読んだり、辞書を引いたりして自分で解決してみる。(すぐに先生に聞かない、答えだけを求めない。)
③:それでもわからない場合は、先生に質問する。
④:理解できたら、自分でもう一度解き直しや復習をする。(理解したらおしまいではない)
⑤:同じまちがえを繰り返した場合は、印や付箋をつけたり、ノートに書きだしたりして、苦手な内容と認識する。また、同じまちがえをした原因を考える。
⑥:その内容については、自分ができるようになるまで繰り返し復習する。
⑦:最後にすべて先生と確認を行う。

難しいことを求められていると感じる方もいるかもしれませんが、少なくとも高校受験を通してこのスタイルを身につけてほしいです。TSKではテスト勉強や受験勉強を通して中学生のうちにこのスタイルを身につけさせたいと思って指導しています。大学受験をする場合、これらのことができないとそもそもスタートにすら立てません。

もちろん、高校受験で第一志望校に合格することは重要なことですが、合格がゴールではありません。高校進学後に感じる高校内容の難しさ、高校受験と大学受験のレベルの差に対応できる力を養っておく必要があります。そのためにも、高校生になるまでに、TSKの理想的な勉強スタイルを自分のものにしてほしいと考えています。

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