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都立西高校の塾対象説明会に行ってきました(2019年版)
先日、都立西高校の学習塾対象の説明会に参加してきました。
西高校は、文武二道・自主自律を教育理念とした偏差値70以上の都立高校です。
久我山駅から徒歩10分、荻窪駅から徒歩20分程のところにあり、緑豊かな杉並の地で高校生活を送ることができます。
西高校について詳しく知りたい方は、見学会や説明会に参加してみてください。
○学校見学会 7/26(金)27(土) 29(月) 30(火)、8/20(火)~24(土)
○学校説明会 10/5(土)、11/4(月祝)、12/7(土)
○入試問題解説会 7/15(月祝)、10/5(土)、11/4(月祝)
説明会の詳しい内容はここでは書けませんが、教科担当の先生方がお話になった内容について一部紹介したいと思います。
【国語】
○言語生活が貧困になっている現状の中で、読書や資料読解を通して、いかに言語能力を高めるかが高校入学後も重要だと感じる。
○表現力を養う際に、話す練習から始め、徐々に書く練習をした方がよい。
〇日頃から読書をすること。最低でも年間で25冊は読んでもらいたい。
○読書量は学力に直結する(本をよく読む生徒のほうがほぼすべての科目で成績が良い。)
【数学】
〇用語の意味を理解できていない受験生が多い。
○1つの問題をいろいろな角度から考察する力が弱い。(思考力、試行力が弱い。)
〇大学受験の新テストに似た問題を出題していが、予想以上に正答率が低い。
【英語】
○文章の語数、記述問題を減らして、昨年度よりも易化させたが、平均点は予想よりは低かった。
〇説明文の読解は、昨年よりは正答率が上がったが、やはり低い。
○国語と同じく多読をして、教養を身につけてもらいたい。
説明会で頂いた資料には設問ごとの正答率なども載っていますが、上記の先生方のコメントの通り、受験生の弱点が明確に数値に現れていました。
説明会後に「西高生の新入生」「2021年度から変わる大学入試」などについて、個別にお話を伺ってきました。一部紹介します。
●西高生の新入生について
西高の先生方が求めているレベルに、入学時に達している生徒は半数ほどしかいないそうです。
実際、入試の平均点も先生たち が予想していた点数より下回っています。なかでも数学は、思考力や表現力以前に知識不足という生徒もいて、入学直後から高校の授業に苦戦する生徒もいるそうです。
ただ、西高の生徒たちは根気強く授業についていくので、最終的には数学を得意にして大学受験を迎えるとのこと。
●大学入試の新テストについて
新テストにむけて、アドバイスをいただきました。
・論述の練習として、まずは話すこと(相手に説明すること)から始める。(これができない生徒が多い)
・日頃から読書をする。さまざまなジャンルの本を多読をする。
・数学においては、途中式だけでなく図や言葉による説明も含めた過程を書く練習をする。
・英語においては、読む、書く以外にも話す、聞くの練習も積極的に行う。
西高の先生方と個別にお話をする機会をいただき、西高が目指しているもの、西高の指導方針や方法などを知ることができました。また、今後の入試傾向と大学受験にむけた指導の情報も得ることがきました。とても貴重なお時間ありがとうございました。
来週は日比谷・戸山の説明会にも参加する予定です。参加してきましたら、またブログを書いていきたいと思います。
説明会の詳しい資料等は教室に置いてありますので、参考にしたい方は行ってくれればお見せします。