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【中2生】例年通り12月から受験勉強を始めます【2021年度入試組】
こんにちは。杉山です。
今回は現中2生の高校受験対策についての記事です。
タイトルにもある通り、中2生は2ヶ月後の12月から受験勉強を始めます。以下「目標」「授業計画」「中2の2学期のうちにクリアしてほしいこと」などについて書いていきます。
目標
全員、竹早・北園(偏差値65以上の都立高校)レベルに合格
今までの中3生の目標は「全員、文京(偏差値60以上の都立高校)に合格できるレベルにする」でしたが、来年度は「全員、竹早・北園に合格できるレベルにする」ことを目標にします。
最低でも文京には合格するレベル、それをクリアした生徒たちはもう一つ高いレベルを目指してほしいと考えています。
私たちが目指す塾生の5科平均偏差値65とはどんなレベルか、簡単に触れておきます。
個別指導塾の中3生の5科平均偏差値は50~40です。
英語と数学の2科目しか勉強しない場合が多く、そもそも集団塾の授業についていけなかった生徒が多いです。
大手集団塾の標準クラスの5科平均偏差値は60~50です。このクラスのトップ層にいないと、文京高校レベルに合格できることはかなり厳しいです。
大手集団塾の難関クラスの5科平均偏差値は75~65です。都立自校作成校や私立トップ校、国立狙いの生徒たちのクラスです。
TSKが目指すのは、集団塾の一般層よりも上のレベルです。その具体的な目標校が竹早・北園です。
この目標を設定した経緯
大きな理由は2つあります。
1つ目は「塾生の入塾時期の変化」
2つ目は「現中3生の成長具合」
です。
塾生の入塾時期の変化
現中3生はTSKの高校受験5期生になりますが、4期生までにくらべ異なる点は入塾時期が早いことです。
現高2生は中2冬~中3夏、現高1生は中2秋~中2冬に通塾を始めた生徒が多かったのですが、現中3生は中2春~中2秋が多かったです。
入塾時期が早ければ早いほど、受験にむけた準備期間が長く取れます。
現中2生も中2春から夏に通塾を始めた生徒が多く、冬前に定員に達すると思われます。
現中3生の成長
前回の記事にも書きましたが、現中3生はTSK史上最も学力が低い学年で、そもそも偏差値60以上の生徒が出てくるのか心配していました(中2冬の時点で偏差値50にギリギリ届いている生徒が3名だけでした)。
しかし、夏の模試で偏差値60以上の生徒が学年の1/3ほど出てきました。そのうちの2名は偏差値30台からのスタートでした。
まだ偏差値60に届いていない生徒たちも、偏差値40台前半から偏差値50後半まで上がってきました。もともとの学力が低くても、受験勉強を始める時期が早ければ偏差値60以上に到達できることを現中3生が示しています。
参考までに、一部の中3生の成績の推移を載せておきます。
生徒A(中1の3学期に入塾)
〇中1の3学期:定期テスト290/500点 内申27/45
〇中2の1学期:定期テスト380/500点 内申32/45
〇中2の2学期:定期テスト420/500点 内申34/45
〇中2の3学期:定期テスト400/500点 内申33/45 模試偏差値52
〇中3の1学期:定期テスト410/500点 内申34/45 模試偏差値56
〇中3の2学期:定期テスト ? /500点 内申?/45 模試偏差値65
生徒B(中2の1学期に入塾)
〇中1の3学期:定期テスト290/500点 内申29/45
〇中2の1学期:定期テスト340/500点 内申32/45
〇中2の2学期:定期テスト380/500点 内申34/45
〇中2の3学期:定期テスト390/500点 内申34/45 模試偏差値38
〇中3の1学期:定期テスト410/500点 内申35/45 模試偏差値49
〇中3の2学期:定期テスト430/500点 内申?/45 模試偏差値60
生徒C(中2の1学期に入塾)
〇中1の3学期:定期テスト230/500点 内申26/45
〇中2の1学期:定期テスト350/500点 内申32/45
〇中2の2学期:定期テスト390/500点 内申32/45
〇中2の3学期:定期テスト390/500点 内申33/45 模試偏差値39
〇中3の1学期:定期テスト400/500点 内申35/45 模試偏差値50
〇中3の2学期:定期テスト ? /500点 内申?/45 模試偏差値62
入塾時期が早まったことにより受験にむけた準備期間が長く取れ、塾生全員が偏差値65を目指すことができると、現中3生の指導する中で感じています。
そのため、来年度の目標は「全員、竹早・北園(偏差値65以上の都立高校)に合格できるレベルにする」と決めました。
授業計画
次に授業計画について触れておきます。詳細については11月中旬頃に改めてブログで書きます。
今回は概要だけ書いておきます。
〇12月~2月(中2冬)
①英語と数学:中2の3学期・中3の1学期に学校で習う内容の予習
②理科:中1中2の復習
③国語と英語:初見の読解問題の学習(本文の読み方の指導がメイン)
*1月下旬に1回目の模試を実施
〇3月~6月(中3春)
①英語と数学:中3の2学期に学校で習う内容の予習、私立入試対策(一部の分野のみ)
②理科と社会:中1中2の復習
③国語と英語:初見の読解問題の学習(設問の解き方の指導がメイン)
*4月下旬に2回目の模試を実施
〇7月~8月(中3夏)
①英語と数学:残りの中3内容の予習、私立入試対策
②理科と社会:中1中2内容は入試問題での演習、中3内容の予習
③国語と英語:初見の読解問題の学習(解答スピードを上げていく)
*7月上旬に3回目の模試を実施、8月中旬に4回目の模試を実施
〇9月~11月(中3秋)
①英語と数学:入試問題演習、過去問演習
②理科と社会:残りの中3内容の予習、入試問題演習
③国語と英語:初見の読解問題の学習(入試問題演習)
*9月以降は会場に模試を受けに行く
〇12月~2月(中3冬)
全教科:過去問演習、弱点補強
*1月2月は毎年恒例の都立特訓
竹早・北園高校を目指すなら
最後に、この2学期中に最低限クリアしてほしいことを書いておきます。
③が一番重要です。①・②がクリアしていても③がクリアできていないと、今後の成績の伸びは小さく、受験終了時までに竹早・北園レベルに届かない可能性が高いです。
①:中2・2学期の定期テスト
5科380点(最低でも80点台を3つ)
②:素内申
5科19/25、9科33/45、換算内申47/65
③:勉強への姿勢
・「成績を上げたい!」という気持ちがある
・先生からの指示、先生との約束を守れている
・先生に質問や相談をする習慣がある
・指示されたこと以上の勉強ができている
中3での成績の伸びは、中2までの取り組みでほぼ決まります。
中3になってから改善しても、内申も偏差値も上がり切らないまま受験を終えます。中3になって後悔しないように、まだクリアできていない項目は今すぐ改善するようにしましょう。