【中3生】都立過去問演習

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【中3生】都立過去問演習

こんにちは。杉山です。
冬期講習に3年分の過去問を実施しました。12年分のうちの6年分が解き終わりました。
冬期講習終盤に行った過去問演習の結果(平成24年度)を載せておきます。

平成24年度過去問 教室内平均点

国語:73.6(69.5)
数学:69.0(57.2)
英語:80.8(58.1)
社会:74.0(57.7)
理科:67.8(51.4)
5科:365.2(293.9)
(    )内は平成24年度の受験者平均点です。

各教科の最高点は、国語93点、数学83点、英語93点、社会78点、理科80点でした。

平成19年度過去問 教室内平均点

12月上旬に解いた第1回目の過去問の結果です。
国語:70.6(65.2)
数学:68.0(56.4)
英語:66.8(56.0)
社会:73.8(62.3)
理科:64.4(55.6)
5科:343.6(295.7)
(    )内は平成19年度の受験者平均点です。

【各教科のコメント&総評】

国語

H19の過去問では目標点に届いている生徒が一人もいませんでしたが、H24の過去問では2名いました。
読解問題については、古典に関する説明文はだいぶ抵抗なく読めるようになってきました。ただ、評論文については年度によって正答率の波が大きいです。評論文に加えて、全員共通の課題は作文です。設問に合った文章を書くこと、具体的な体験から抽象的な文章にまとめることができている生徒は一人だけです。今後の対策としては、評論文と作文の2つがメインになります。

数学

H19とH24だけを比較すると、全体の平均点に変化はありませんでした。他年度の結果では、90点台を取った生徒が複数名いましたが、H24は最高点が80点でした。
目標点別に見ると、70点を目標としている生徒たちは45点~50点→65点まで点数が上がってきました。一方、80点以上を目標点としている生徒たちの得点はイマイチでした。その原因は、解く順番を考えずに解答しているからです(90点を取った過去問では解きやすい問題が多く、解く順番を考えなくても全て解答できていました)。数学は、試験時間50分の中で最も点数が取れる方法を考えながら解く必要がある科目です。80点以上を目指す生徒たちは、これを意識しながら演習を重ねましょう。

英語

5教科の中で最も点数が伸びた教科です。
H19の過去問を解いた時は、読解スピードに課題がある生徒もいれば、英作文やリスニングでの大幅な失点をしている生徒もいました。各々の課題に合わせて対策を行ってきた結果、H24の過去問では1名の生徒を除き、自己ベストの点数を取れていました。他年度の結果を見ても、英語は比較的安定して点数が取れていますので、今後も過去問形式での問題演習を行っていきます。

社会

H19とH24だけを比較すると、全体の得点の変化はありませんでした。むしろ、平均点が上がっているわりに、TSKの生徒たちの得点は変わっていませんので、下がっていると評価すべきでしょう。
具体的には、記述問題の正答率が低かったです。H19の記述問題は1問のみで内容も書きやすいものであったため、全員正答できていましたが、H22~H24の過去問では正答率が6割~7割ほどです。設問に合っていない記述、不十分な記述が目立つので、冬期講習が明けてから集団授業形式で記述対策を行っています。

一方で、改善が見られた内容もあります。資料問題の読み取りが上手になったことです。H19の過去問を解いた時に、一部の資料しか使わずに解答していましたが、最近は複数の資料を用いて解答する癖がついてきました。実際、資料問題の正答率も40%→70%上がりました。

理科

5教科で最も平均点が低かった教科ですが、受験生全体の平均点も低かったため、点数自体は伸びていると評価してもよいでしょう。
前回課題に挙がった「出題される内容によって点数の波が大きい」点は、改善され始めてきたと感じます。冬期講習で理科の勉強にだいぶ時間を割くことができ、単元による正答率の差は小さくなりました。ただ、5教科の中で1番点数が低いのは事実ですので、まだまだ知識量の強化が必要です。

総評

19年度の過去問では、志望校を受けられる成績を取っていた生徒は1名しかいませんでしたが、直近2年分の過去問ではようやく合格の可能性が出てきました。
ただ、まだまだ当日のテスト問題によって合格点を下回る可能性がある生徒がほとんどです。テスト問題によって合否が左右されないほどの高い点数取れるようになる必要があります。

もう1つ。これは現高3生たちにも伝えていることですが。試験日まで残りわずかなので、残りの日数でできるようになることを見極め、どの勉強を優先的にやっていくべきなのか日々考えながら取り組むようにしましょう。できていないものをできるようにしていくことは大切なことですが、入試日は決まっていますので、できるようになる可能性が高いものを優先しましょう。

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