【高3生】大学受験の総括と私大入試の難化等について【2019年度入試組】

2019年度大学入試合格校 確定版

国立大学

筑波大学 理工学群社会工学類

私立大学

中央大学 理工学部経営システム工学科
青山学院大学 理工学部経営システム工学科
法政大学 理工学部経営システム工学科
法政大学 理工学部経営システム工学科(セ利)
北里大学 薬学部薬学科
星薬科大学 薬学部薬学科
東京薬科大学 薬学部女子部
東京薬科大学 生命科学学部生命医学科
明治薬科大学 薬学部薬学科
東邦大学 薬学部薬学科
芝浦工業大学 工学部土木工学科
東洋大学 情報連携学部情報連携学科
東洋大学 ライフデザイン学部人間環境デザイン学科
目白大学 社会学部社会情報学科
大正大学 人間学部人間環境学科

2019年度の大学受験を振り返る

はじめて高3の通塾生徒が複数名いた年度でした。4名全員、予備校には通わずTSKのみの通塾でした。

受験生たちの体験談や個別のエピソードは、前回までのブログで書いてきましたので、今回は新高3生をはじめ高2生や高1生、また保護者の方にも読んでもらいたい内容を書いていきます。全部で3つあります。

1つ目は「大学受験の難化」
2つ目は「学校の勉強の重要性」
3つ目は「勉強内容の取捨選択」

これらの内容については、今から具体的に書いていきます。

1.大学受験の難化

数年前から大学受験が難化していると言われていますが、2019年度もそうでした(特に私大文系が顕著)。
難化の主な要因は5つあります。

①:国の方針により2016年度から定員が適正化(厳格化)されるようになり、合格者数が激減。
②:それによって浪人生の数が増えた。(現役生の合格枠が自ずと減る)
③:受験方式が増えたことにより、一回の試験あたりの合格者数が減った。
④:一度に多くの学科を受験できる併願受験をする受験生が増えた。
⑤:全体的に安全志向が強まっている。

③について。
1回の試験で100名の合格者を出していたものを、2回の試験に分けて50名ずつや3回の試験に分けて33名ずつになったということです。
これにより、今までは試験結果が上位100位でも合格できていたものが上位51番でも合格することができなくなりました。
各試験で上位の成績を取れないと合格できなくなってきたということです。1科目でもミスをするとその時点で合格はほぼなくなります。

⑤について。
数年前は挑戦校を2つ・相応校を4つ・安全校を2つ、全部で8つ受けるのが一般的でしたが、今は安全校を相応校と同じ数だけ受けたり、挑戦校は受けずに相応校と安全校だけを受ける受験生が増えています。そのため、滑り止めで受けている受験生が合格し、相応レベルだと思って受けている受験生はほとんど不合格という結果になっています。

様々な要因があり、数年前までとくらべ大学受験が大きく変わっています。
合格者の最低点をはじめ過去のデータが参考にならず、受験生としては厳しい状況での受験が強いられています。
また、2020年度の大学受験は現行の制度が最終年度となるため、19年度以上に厳しくなることが予想されます。

2.学校の勉強の重要性

高1高2の間は学校の勉強をきちんとこなすことが大切です。
合格率が高い受験生に共通点していることは、「学校の授業を無駄にしない」「英単語や漢字などの小テストはほぼ満点」「定期テストは8割以上取れている」ということです。

今の高校は、学校の勉強だけセンターレベルの問題を解けるようになります。これは偏差値60以上の高校であれば、都立・国立・私立問わず、ほとんどの高校に当てはまります。
学校の勉強をしっかりこなせば、センター試験で8割や日東駒専で合格点は取れます。英語と数学に限れば、GMARCHレベルの問題でも合格点は取れるようになります。

私や武井先生が高校生(2人とも偏差値65程度の都立高校出身)だった頃は、授業のペースも今より遅いですし、英単語や漢字などの小テストの回数も少なく学校の勉強だけではセンターレベルにすら到達しないことも普通でした。(私立>都立という構図が強かった時代です)
今は授業のペースが1.5倍ほど速くなり、小テストの回数も3~4倍に増えました。学校の授業が「教わる」だけから「定着させる」までを目指したものに変わってきています。
ですので、学校の勉強をこなすことが非常に重要になっています。

実際、2019年度の受験生のMさん(竹早高校→筑波大学進学)とKさん(淑徳高校→北里大学進学)も、高2までは学校の勉強がメインでした。(もちろん通学している高校の授業レベル、目指している大学のレベルによっては、高1高2のうちから学校の勉強以上のことをこなす必要はありますが。)

TSKでは高1高2の間は学校の勉強をベースに進め、不足する勉強は各人に合わせて学校とは別に塾で補っています。
また、文系志望でも2年生までは数学の勉強(センターレベル)をさせています。(これにも大きな理由がありますが、長くなるので今回は割愛します。)

3.勉強内容の取捨選択

現状と目標の差を把握し、残された時間の中でできることを選択する。
これは難関大学に合格する受験生なら当たり前にできることです。一方で、多くの受験生が苦手とすることです。

実際、TSKの受験生の中にもこんな子がいました。学校の授業や過去問演習などで解けなかった問題が出てきたら、すぐにその内容の勉強をやり始める。もともと予定していた勉強を忘れ、急に思い立って始めた勉強ばかりをやり続けてしまう。

これを防ぐためには、①過去問をしっかり分析すること②どこに照準を合わせるのか考えること③試験までに解けるようになるのかを吟味すること、これら3つのことが大切です。

①について。
大学・学部によって出題される問題は異なります。自分が受験する試験で、どのような問題が出題され、どのような勉強が必要なのか考えましょう。

②について。
第一志望に合わせるのが普通だと思いますが、受験生は目の前のテストのことばかりを考えてしまいます。私大志望の受験生はセンター試験より個別試験を優先すべきですし、国立志望の受験生は私大の試験よりセンター試験と2次試験を優先すべきです。私大ならセンター対策・国立なら私大対策は、秋までに一度やっておきましょう。

③について。
解けるようになるかわからないものは、とりあえず捨てましょう。予定した勉強に目処がつき、時間に余裕があれば取り組みましょう。

今述べてきたことは、高3の受験期に限らず、高1高2の部活をやっている間も同じことが言えます。
国立大学や私立難関大学を目指している生徒は、これができないと合格は厳しいです。これができるようになって、ようやく受験する資格が得られると言ってもよいでしょう。

最後に

2019年度の入試組が、TSKでははじめての本格的な大学受験でした。
生徒たちから学ぶ事・感心させられる事がたくさんあり、我々講師たちにとっても高3生たちと過ごした時間はとても貴重なものでした。大学生活楽しんでください!

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