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【中3生】模試の過去問を解いてみた【2020年度入試組】
こんにちは。細野です。
今回は中3生の模試の結果について書いていきます。
GW中にVもぎ(2017年8月号)の過去問を解いてもらいました。
先日からTSK自作の成績表をもとに、現状の共有と今後のスケジュールについて一人ひとり面談を行っています。
全体の平均偏差値は、3科50.3・5科49.5でした。3ヶ月前に解いた模試(2016年8月号)の偏差値は、3科43.2・5科42.7でした。←この時は過去最低の学年平均でした。
平均偏差値の伸びが大きかった教科は国語と数学と英語で、国語は45.4→50.1(+4.7)、英語43.5→51.7(+8.2)です。
参考として現高1生・現高2生たちの過去の結果(平均偏差値)を載せておきます。
※現高1生・現高2生のときのブログは一番下にリンクを貼っておきます。
【現高1生】
〇中2の1月:3科47.0・5科46.9
〇中3の4月:3科49.8・5科49.4
〇中3の8月:3科55.9・5科56.3
最終進学先:都立青山(偏差値71)、都立竹早(偏差値67)、お茶の水女子大学附属(偏差値75)など
【現高2生】
〇中2の3月:3科46.2・5科47.5
〇中3の8月:3科59.3・5科58.3
最終進学先:明治学院(偏差値67)、十文字(偏差値66)、都立文京(偏差値60)など
【現中3生について】
4月の時点では、過去最高の偏差値ですが、前々から書いている通りこの学年は今までもっとも基礎学力の低く、5科偏差値55までは上げられるが60を取れるかどうかはかなり怪しいというレベルの学年です。
同じ単元を10回20回繰り返してやっと少し点に繋がるというクオリティです。受験勉強を始めたのも他の学年より4か月ほど早く、現時点までの勉強量は他学年の数倍はありますが、GWの時点でその貯金を使い果たした感があります。
ここからどう伸ばすか、後から追ってきて抜かしていくライバルたちにどう食い下がっていくかが課題です。
今回の詳しい結果
各教科の上位3名と下位3名の6名分の偏差値を載せておきます。
国語:62・59・59 45・37・32
数学:60・59・57 44・42・27
英語:66・62・60 45・42・34
社会:65・56・52 42・41・29
理科:67・61・57 43・41・29
5科:62・57・56 46・41・29
前回の模試では、偏差値30台以下の解答用紙が全体の約3割を占めていましたが、今回は1割ほどに減りました。
各教科の講評
国語
まず前回よりも漢字の正答率が上がっていました。漢字は読み書き合わせて10問出題され、各2点です。見ての通り漢字の合計配点20点は馬鹿になりません。ここをさらに確実に取れるようにしたいです。その一環として全員漢検3級の資格取得を目指します。
読解の分野は全体的に不完全です。授業内で実践している文章にマークをしていくやり方にまだ完全に慣れておらず、振り回されて時間が足りなくなっていたり、古典の問題への苦手意識があり時間内にやりきれなかったりと問題は山積みです。国語は一定のラインを超えないと、点数の安定が難しい科目です。そのラインまで点数引き上げる事が目標になります。
数学
12月~4月の授業で学習した内容の正答率はよかったです。正答率100%の生徒が3名、90%以上の生徒は6名いました。1月の模試では計算問題を全問正答した生徒すらいなかったので、この結果はよかったです。
今後の課題は、解ける問題を増やすことです。正答率が100%であった生徒でも、偏差値はまだ50台後半です。(去年の3年生のこの時期の最高は95点で偏差値は72です)
都立入試レベルで考えても、解ける問題がまだまだ少ないということです。夏休みも含めて5月~8月で解ける問題を増やし、夏休み明けの会場模試では偏差値63以上の生徒が全体の半数以上出ることを期待しています。
英語
偏差値の伸びが最も大きかった教科ですが、前回の偏差値が酷すぎたので、伸びが大きかったと言えます。
国語と同じく文章読解がメインの教科ですので、現時点では時間が全然足りません。そのため、すべての長文を雑に読んで解くことはせず、3つのうち2つの長文を丁寧に読んだ生徒が多かったです。前半2つの長文問題の正答率は、前回にくらべ40%ほど正答率が上がっていました。ただそれでも、7割程度の正答率ですので、精度を上げなければなりません。現時点では、時間をかけてでもよいので正答率を100%にする。それができてからスピードを意識すれば良いです。まずは正確に解くことを意識して、授業や宿題に取り組みましょう。
社会
社会に関してはこれから授業での解説、問題演習をしていきます。既に都道府県の暗記等は行っていますが、これからの伸びに期待します。
理科
何度も演習を繰り返した理科の伸びが45.4→48.8(+3.4)と5科最低でした。この学年の目下の課題は「定着」にあります。これまでにこなしてきた事を結果に結び付ける力がまだ足りません。
その問題には、目標の不明瞭さ、学習への態度、危機感の欠如など様々です。そのため、問題改善の第一歩としてこれから意識して欲しい事は、確認テストを一度で合格すると言う意識です。
最終的な目標の受験合格に向けて、まずはそれに繋がる小さな目標達成を積み重ねていきましょう。確実に自分の力になります。
次回は、7月に今回とは別のVもぎを解いてもらう予定です。