【中3生】現状と今後の学習予定【6月】

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【中3生】現状と今後の学習予定【6月】

こんにちは。杉山です。
今回は中3生の授業の様子と今後の予定について、各教科の担当講師が書いていきます。

【国語】担当講師:細野

オンラインで授業を進めていくことは、生徒と講師がお互いに初めての試みです。普段とは異なる状況の中で、如何に成果を上げられるかが勝負です。
さて、私が担当する国語ではほぼ対面とやる事は変わりません。文章を読み、分析して、まとめる。この工程は最初から最後まで重視されるものなので、これらの工程の質を高めていく授業を目指します。現段階では分析したものをどのように使って良くまとめるかの練習中です。
塾の中での現代文解法を用いて重要な用語、文を棒線や印を使って強調させます。そこまでは比較的上手くなってきた印象があります。そしてそこから集めた材料を繋ぎ合わせ、一つのまとまりにする技術は練習中と言ったところです。これからの内容は対面の授業に戻りつつ、国語はより実践的な授業をしていきます。過去問や模試を実際に解いていき、本番の文章量に慣れ、選択肢の選び方も学んでいきます。頑張っていきましょう。
オンライン授業では、一方的な授業をなるべく避ける為、多く質問を投げかけましたが、しっかり答えてくれました。異なる状況で身が引き締まることはよくあると思います。会話ツールのトラブルも多少ありましたが集中して取り組めたと思います。授業時での音声のやり取りだけではなく、メッセージ機能で個々の質問対応も機能していたと思います。積もる不安はあるかと思いますが、今回の受験は特に、自ら積み上げられる人が成功します。自分にできることを探し、見つけ、取り組んでもらいたいです。

【英語】担当講師:杉山

①学習内容と定着具合

杉山が授業で意識してきたことは、高校入試のための指導ではなく、高校進学後も見据えた指導です。特に、和訳での理解ではなく、用語を使った理解です。例えば、不定詞の用法を理解する上でも、単語の品詞である名詞・形容詞・副詞という言葉での理解。進行形、動名詞、現在分詞の識別においても、動詞なのか、主語・目的語・補語になるのか、修飾語なのかなどの理解。英文の解説は常にここを起点として行っています。これを中学生の間に定着させておけば、高校の授業もついていけます。
4月5月は、英文解釈・文法・単語の3つの学習を進めてきました。英文解釈は文型と品詞の定着を、文法は受動態・現在完了・不定詞・動名詞・比較の定着を、単語は中2レベルの単語、不規則動詞を目指して学習しました。
しかし、実際に各内容が定着している生徒数は次のとおりです。英文解釈は10名のうち6名、文法は3名、単語は8名、すべての内容が定着できている生徒は3名のみです。つまり、残り7名は未定着のものがあります。定着に必要な授業の回数は十分取ってきたつもりですが、それでも定着できていない生徒が半数以上いるのが現状です。

②学習の様子

未定着部分がある原因は、本人たちがわからないものを何もせずに放置していたからです。自分から質問相談する機会は授業内でも授業外でも設けてきましたが、その機会を活かさずに過ごしてきました。この件についても何度も何度も指摘され、他の先生からも注意されてきたことです。また、英語は期日を設けて課題を出題してきましたが、これも早めに提出する生徒もいれば、ぎりぎりに提出する生徒、提出を忘れている生徒もいました。学習内容が定着している生徒3人は早めに提出をして、既習範囲の復習を自主的にしたり、先の内容を予習したりしていました。課題を期日までにこなすことを目的とするのではなく、成績を伸ばしたいから課題に取り組む、課題を必要だと思えています。先ほどの質問相談も同じです。成績を上げるために、質問相談が必要だと感じているからこそ、自主的に質問相談をしてきているのだと思います。これらの意識の差が実際結果に繋がっています。
4月5月の学習で未定着のものがあった生徒は、取り組みを変えていかなければなりません。もちろん、比較的定着度がよい生徒たちもまだまだ不十分な部分はあります。教室授業が再開したので、全体授業と個別授業の時間をそれぞれ取っていき、直接個人に対して働きかけていく時間を増やしていきます。

③今後の学習予定

全体の授業は先に進めます。ここまで真面目にやってきた生徒の学習を遅らせる理由はないので。
6月は長文読解の読み方・問題の解き方をメインに、文法は分詞と関係代名詞の学習、単語は教科書の単語・重要表現を進めていきます。これまで英文解釈で学習してきた文型と品詞をもとに、長文の読み方を教えていきます。また、設問の解き方も併せて教えます。文法は残りの単元を進めます(今日で終わります)。7月の定期テスト後から別テキストに入りますので、それまでに定着させてください。5月に学習していた生徒は今月中に定着させ、7月から別テキストを自主的に進められるようにしましょう。リードした分を無駄にしないこと。単語は全員共通で、定期テストにむけて教科書のものを覚えます。単語が定着できていない2名は、その分も必ずやること。もちろん他生徒も時間が空いて忘れたのでは意味がありませんので、各自復習をしておきましょう。

④最後に

前回の授業でも言いましたが「遅れた分を取り返したいと思っているが、どうしたらよいのかわからない人は杉山に相談すること。そのままにしておいても、できないまま放置するだけ。時間が何も経てば勝手にできるようになっていることはありません。必ず相談すること!!」
次回は、先日実施した模試の結果について書く予定です。

【数学】担当講師:武井

学習内容と現状

端的に言うと、「最悪の状況」です。私が今まで見てきた中3生の中でも、群を抜いて学習の質や意欲が低レベルにあります。
これまで、中3生全体で偏差値60以上を目指して授業を行ってきましたが、既にこれを諦め、全体で偏差値45を目指す授業にシフトチェンジすることにしました。
4~5月は、3年生の計算分野と二次関数を一通り解説しました。が、計算分野の確認テストは、再試験含めて未だに合格者無し。9割以上正答で合格の基本的な問題を出題(ほとんどの問題がテキストと同じ問題です)していますが、5割以上得点した人は2名のみでした。0点の人もいました。
これまで何度も何度も指摘してきましたが、できないものをそのままにする、わかわないことを質問せずに放置する、勉強に対するこのようないい加減な態度や消極的な姿勢はほとんど変わりません。
私が、授業内で言い続けてきたものは、「わからないものは質問する」「示した通りの手順で丁寧に解く」「何度も繰り返し解く」の3点です。が、誰一人実行できていない状況です。オンライン授業期間(2か月)に指示していた課題ノートも3名を除いて、全くと言っていいほど手を付けていませんでした。2か月間で3ページしか勉強の痕跡がないノートを悪気もなく平気な顔をして提出できる度胸だけは褒めてもいいかもしれません。試験科目が「数学」ではなくて「度胸」だったら良かったのにね。

今後の予定

先日の授業でホワイトボードに恥ずかしいくらい大きく書いた通り、6月にやることは「反省」です。ダサいですね。
内容は前回の授業で指示した通りです。指示通りに作業を進めてください。前回授業の前半1時間に私が伝えたことを肝に銘じてください。後半1時間に実践した勉強方法を絶対に守ってください。これが最後通告です。(ちなみに、前回の授業で指示した内容は「ノートの表紙に名前を書きましょう」「間違えた問題には×を付けましょう」「ペンで色分けしましょう」といった事柄です。恥ずかしいですね。)
7月、図形の単元に進みます。高校受験の数学においては花形の単元です。が、偏差値45を目指す皆さんにはあまり関係のない単元です。先日話した通り、1,2年生の単元と3年生の計算及び関数をものにできれば、偏差値45には到達するからです。現在の皆さんのキャパシティでは、図形の単元まで理解し、受験レベルに対応できる状態にさせてあげるのは不可能です。
指示した通り、計算と関数を繰り返し復習してください。偏差値45、とても難易度の高い目標ですが、気を改めて頑張ってください。本当に今の時期がラストチャンスです。後半になればなるほど、ライバルには追い付けません。「結果が出ない無意味な勉強」「結果でしか見返すことはできない」「意味のない行為をするな、意味のない時間を過ごすな」「勉強とはなにか」「偏差値とはなにか」「バカはすぐ死ぬ」「ダンゴムシ4匹」「はぐれメタル」など。教室での授業で色んな話をしました。しっかり反芻して取り組んでください。

とにかく、わからないものやできないものを放置する癖を早く直してください。
今後、このような勉強に対する意欲が無い人は私も放置します。やる気があって頑張っている人にだけ時間を割きます。

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