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都立入試推薦対策&受験生たちの現在の心境
細野です。
冬休みが明け学校が再開されました。試験本番が間近に近づき、緊張感が漂い始める時期です。
そんな中、現在推薦入試を受ける生徒に対して小論文の対策に取り組んでいます。推薦の小論文では様々なテーマが出題され、それについての意見を論理的に示さなければなりません。小論文は作文とは異なり、感じたことや思ったことをまとめれば良いわけではなく、データやグラフから読み取れる情報を整理したり、自分の意見の根拠をしっかり示す必要があります。
小論文の練習としてまず目指すことは、文章の書き方を身につけることです。語彙力を上げることは難しいですが、文の構成を理解することや、従わなければいけないルールを身につけることはそう難しくありません。まずこれらを目標にして取り組んでいます。
先日、都立高校の志望倍率(校長会調査)が発表されました。倍率が発表されたことで、より一層緊張感が高まった中3生たちに今の心境について書いてもらいましたので紹介します。
中3生たちの現在の心境
Kさん
冬休みに入り過去問を解始めました。はじめて受けた時の判定はCでしたが、受けていくうちにどんどん上がっているのでモチベーションも上がっています。そんななか先日校長会による倍率が発表されて、私の第1志望の高校は2倍ありました。正直とても不安になりました。その日一日は倍率のことしか考えられないくらいでした。合格がさらに遠のいたように感じました。でもお母さんや、先生と話して第1志望を最後まで考えたいと思えたので、今できることを取り組みたいと思います。
私は絶対都立がいいので過去問の結果をみてどの高校に志願をするか考えますが、第1志望の高校を受けるには、これからは最低でもB、最後の方の過去問ではAを取らなくてはいけません。それは内申を取れていない私には大変なことで、また倍率が高いとなるとさらにハードルが高くなります。それでも最後に取り下げる、ということにはなりたくないので1回1回のテストをこれまで以上に真剣に取り組みたいです。過去問の結果や、倍率、コロナなど色々なことがあり、まだまだゴールは見えません。毎日不安です。もうこの気持ちはどうしようもないと思うので、そんなことも考える暇もないくらい勉強に専念できるようになりたいです。いま、100%頑張れているかと聞かれたら、はい、とはまだ答えられません。それが自信を持って、はいと答えられるように受験までの40日間頑張ります。そして、お母さんとお父さんに安心してもらいたいです。後悔のないようにラストスパートのスタートを切りたいと思います!!
Rくん
自分は一番最初に志望校の過去問を見たとき絶望しました。特に英語は何もできずとても焦りました。12月に模試を受けてその時の合格する可能性が40パーセントで、終わった合格できない、と思いました。
ですがそこから勉強してきて、今は12月の頃よりは自信がついている気がします。初めて過去問を解いたときより、英語は全体的に点数が取れるようになり安定もしてきました。しかし今は数学が一番不安になっています。年度によって点数がばらついていているので、いつでも同じくらいを保てるようにしたいです。面接が無くなりテスト次第ですべて決まってしまうので少し不安ですが、今は苦手なところを無くしていくしかないので、主に数学に力を入れて勉強をしていきます。国語と英語も引き続き頑張って、絶対に1月で合格してみせます!
Sさん
過去問を解き始めて思ったことは点数が伸びないことです。以前と比べれば上がりましたが、理科・社会の点数が安定しません。また英語の点数もあまりよくありません。なので理社の勉強を自宅で頑張りたいと思います。覚えるべきものが覚えられいなくて失点をしているので、それをなくしていきます。
判定はBが続いているので、Aが出せるようにしたいです。受験が近づいていますが、まだ実感がなく少し気が抜けていると感じます。モチベーションを上げ切れていないです。体調管理をしっかりして、受験に万全の状態で挑みたいです。また、朝に脳が働くように生活習慣を直していきたいと思います。
Kくん
受験に向けて今の心境は正直不安でいっぱいです。自分の志望校の倍率も出て、過去問をやって判定も出て、判定はずっとAで、倍率も思ったより低いのですが、まだ完全に安心してはいないです。合格するまでは安心してはいけないのですが、とにかく不安です。
ここからモチベーションを上げていかなきゃいけないけど、本番でミスしたらどうしようなどと考えてしまい、不安な気持ちでいっぱいです。でも、こんなことばかり考えていても、勉強がはかどらないので切り替えたい。絶対受かってやる!という気持ちで勉強します。
Rさん
1番最初に過去問を解いて判定を出してもらった時、すっごく逃げ出したかったです。低い点数を見て、半年間勉強してきたはずなのに、私は全然努力してこなっかたのかなと思ったし、ちゃんと勉強してた人はこの時期に点数が上がると聞いて、本当に自分が恥ずかしかったです。なんでみんなより勉強してるのに、点数が低いの?って友だちに言われた時、自分でも本当にそうだなって思いました。また中途半端にやって逃げて終わっちゃうのかなっと思い、まだまだ努力不足で諦めたほうがいいのかなっと悩んでいました。
冬休みの間お母さんにたくさん話を聞いてもらったり、杉山先生に勉強、志望校のことを相談にのってもらいました。その日涙が止まりませんでした。やっぱり私は人生のうちで3年間しかない高校生活を楽しみたい、受験が終わった後お母さんや応援してくれた人に合格したよっと伝えたいなっと思いました。まだまだ努力すべき事がたっくさんあると思いました。
周りのみんなは、私の第1志望より高い学校を目指していて、すっごい辛い思いをしてるのに諦めずに頑張ろうとしているんだなっと思います。1回目の過去問の判定を見て諦めようかなと思ってしまった自分がすっごいカスだなっと思ったし、過去問を解くたびに判定も良くなっているので、あと40日やるしかないと思っています。
Nさん
過去問を既に何年分か解いて点数に上下があります。自習の時間などにどんな勉強をすれば毎回安定して点数を取れるのかなと、過去問を解き始めてから考えることが増えました。また、第一志望の倍率は毎年高いと分かっていたけど、現時点で今年の倍率が思っていた以上に高く、この倍率の中自分が受かることができるのか、後残りわずかな時間の中で自分が成長することができるのか、とても不安に思います。私は、模試や過去問の結果に、勉強のモチベーションや自信がとても左右されてしまうので、今後過去問の結果が落ちてしまうことがあっても、そこで気持ちを切り替えて、やるべきことをきちんとやって本番にむけて頑張りたいです。
Oくん
志望校を私立にするか都立にするか悩んでいたけど、第一志望を都立にしてその対策をやり始めたと思ったら、もう推薦が間近に迫っている状況で少しビビっています。一般にむけて古い過去問や他の自校作成の問題も解き始めて慣れてきたけど、第一志望の最近の過去問をまだ解いていないので、そこでちゃんと点数が取れるのか少しだけ不安があります。一般の本番まではあと40日ぐらいで短くも長くもあるので、受験校を妥協しなくてすむよう今できることを取り組んでいきます。
Sさん(国立の内部試験を終えて)
内部試験を受けた時、思っていたよりも早く解き終わったと思いました。教科によっては何回も見直しはしたけれど、それでも点数が平均より下のものが2教科もあって勉強不足だと思いました。結果は合格だったので本当に嬉しかったけれど、学校からの課題がたくさん出され、2月の試験はさらに難しいので、これからも気を抜かず頑張りたいです。
国語は、漢字をもっと覚えないといけないと思いました。英語はリスニングと長文読解を、社会や理科はマイクリアを覚えたり、ウイニングを解いたりして身につけたいです。理科は計算問題も練習しなければならないと思いました。数学は、学校からワークをまるまる一冊解く課題が出たので、それも使って苦手単元を克服して早く問題が解けるようにするべきだと思いました。特に英語は毎日コツコツと積み上げて勉強していきたいです。