【中3生】第3回模試の結果(2021年7月実施)

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【中3生】第3回模試の結果(2021年7月実施)

こんにちは。杉山です。
今回は中3生の模試の結果について書きます。

【今回の結果】

〇学年全体の結果

3科平均偏差値51.7、5科平均偏差値52.2です。1月の模試では3科偏差値44.8・5教科偏差値46.0、4月の模試では3教科偏差値49.3・5教科偏差値50.2でした。

〇各教科の結果

各教科の偏差値、総合得点を載せておきます。(  )内の数値は4月と1月の結果です。

国語

66・64・62・62・59
53・49・34・27
平均偏差値:52.9 (←50.0 ←49.0)

数学

70・59・53・48・45
45・44・38・33
平均偏差値:48.3 (←47.7 ←44.1)

英語

70・61・59・58・54
50・48・46・38
平均偏差値:53.8 (←50.1 ←45.9)

社会

66・62・55・53・46
43・42・37・33
平均偏差値:48.6 (←48.9 ←49.0)

理科

74・69・65・59・57
51・51・45・31
平均偏差値:55.8 (←53.9 ←49.0)

5科

69・59・59・58・53
48・48・42・34
平均偏差値:52.2 (←50.2 ←46.0)

総合得点(内申点も含めた得点)

936・811・751・739・726
664・586・505・382
平均総合得点:677.7 (648.6 ←588.6)
*文京高校合格の目安は780点です。

講評

偏差値が上がった生徒、変わらない生徒に分けてコメントをします。

1月の模試から5科の偏差値が6以上アップした生徒へ

日頃の勉強をしっかり取り組んだ成果が出たと思います。具体的には以下の内容が挙げられます。
・国語、漢字の正答率80%以上(1月の模試、平均正答率は30%)
・数学、計算、全問正解(1月の模試、全問正解者1名のみ)
・数学、関数、2問目まで正解(1月の模試、正解者ゼロ)
・英語、読解の正答率80%以上(1月の模試、平均正答率は40%)
・理科、偏差値60以上(1月の模試、平均偏差値は46.0)

すべての項目を達成した生徒は、5教科の偏差値で60以上を取れていました。ただ、今回の模試がたまたま良かった可能性はあります。日頃の勉強で解ける問題を増やせば、模試の成績は上がる傾向にありますが、模試で点数を取れたからと言って実力があるとは言い切れません。理科で偏差値65以上を取った生徒は3人いましたが、抜き打ちで実施した基本事項のテスト、正答率8割以上の生徒は1名のみでした。日頃の勉強でも模試でも結果を出せるようになってはじめて実力があると言えます。

一方、偏差値60を取れなかった生徒は、クリアできていない項目があります。各々の課題をノートに書き出してもらいましたが、それを実行することが大事です。できていないことを把握する自体に意味はありません、それを克服するための行動をとらないといけません。次回の模試の結果を良くしたいなら、取り組みを変えましょう。

夏休みに入り志望校について考える生徒が増えました。具体的な学校は決まっていなくても、行きたい高校の校風やレベルを口にするようになりました。しかし、各高校を目指すにあたって、どの程度の学力が必要なのか正確に把握している生徒はほとんどいません。三者面談の際に伝えましたが、模試と内申の目標数値を改めて示しておきます。データは現高1生~現高3生のものです。

自校作成校を目指したい生徒へ

戸山高校Oくん
【中2の1月】3科48、5科51、総合得点770
【中3の6月】3科51、5科55、総合得点818
【中3の8月】3科62、5科62、総合得点880

青山高校Kさん
【中2の1月】3科63、5科61、総合得点832
【中3の7月】3科63、5科58、総合得点809
【中3の8月】3科70、5科70、総合得点911

8月9月の模試の目標
・評定4が1~2科目で残りは5の生徒は偏差値60以上
・評定5と4が半々の生徒は偏差値65以上

竹早高校を目指したい生徒へ

竹早高校Yくん
【中2の1月】3科53、5科52、総合得点698
【中3の4月】3科62、5科56、総合得点740
【中3の8月】3科66、5科64、総合得点820

竹早高校Mさん
【中2の1月】3科54、5科53、総合得点725
【中3の4月】3科53、5科53、総合得点725
【中3の8月】3科62、5科60、総合得点797

法政高校Hさん
【中2の1月】3科46、5科41、総合得点572
【中3の4月】3科52、5科50、総合得点685
【中3の8月】3科62、5科58、総合得点779

8月9月の模試の目標
・評定5と4が半々の生徒は偏差値60以上
・評定オール4の生徒は偏差値65以上
評定オール4を下回る生徒は、評定を上げないとかなり厳しいです。

北園・文京高校を目指したい生徒へ

北園高校Sさん
【中3の6月】3科42、5科43、総合得点561
【中3の8月】3科49、5科51、総合得点699

文京高校Mさん
【中3の4月】3科47、5科47、総合得点650
【中3の8月】3科57、5科53、総合得点732

東京農業大学第一高校Rくん
【中2の1月】3科40、5科39、総合得点541
【中3の6月】3科46、5科48、総合得点644
【中3の8月】3科45、5科51、総合得点718

8月9月の模試の目標
・評定オール4で偏差値55以上
・オール4を下回っている生徒は偏差値60以上

 

偏差値が変わっていない生徒へ

結果に繋がる取り組みをしていない、又はそもそも取り組んですらいない、偏差値が変わらなかった原因はいずれかです。この模試を受けた7月上旬頃は、後者に該当する生徒が2名いましたが、夏期講習に入りその数はゼロになりました。しかし、前者に該当する生徒はまだ数名います。
漠然と宿題に取り組み、終わったことだけに満足しているようでは成績は上がりません。模試や定期テストの結果を見れば、それは明らかなことです。自分では勉強しているつもりでも、結果に繋がらない取り組みは勉強ではありません。

大切なことは、一回一回の勉強に対して目的を持って取り組むこと。授業や面談で各人の課題について話をしましたが、それを理解することに意味はありません。課題を把握した上で、改善に必要な取り組みをすることが大事なのです。これまでと同じことをしていても結果は同じです。自分で意識的に変えていかなければなりません。
指摘された直後は頑張れるけど、継続できない生徒がいます。これも日頃伝えていることですが、その程度の熱量しかないから継続できないのです。点数を取りたい、志望校に合格したいと今以上に強く思い、日々の勉強に真剣に取り組まなければなりません。

入試までの日数は決まっています。入試日を先延ばしにしたり、時間を巻き戻して勉強したりすることはできません。秋の文化祭や説明会に行ってから全力で受験勉強を始めたところで、それ以前から全力で取り組んでいた受験生には追いつけません。合格圏に入れる見込みがない場合、志望校を諦めざるを得ません。そうならないために、自分自身の課題と真剣に向き合ってください。

コメントは以上です。

今月29日と来月12日に、はじめて外部会場で模試を受験します。そこで各自の目標数値を超えられるように、残りの夏期講習、全力で取り組んでいきましょう。

 

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