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受験勉強が始まり1ヶ月半が経ちました
こんにちは。杉山です。
中2生の受験勉強が始まり1ヶ月半が経ち、今週で6回目の小テスト、2回目のまとめテストになります。1回目のまとめテストは12月下旬に、英単語・漢字・数学・英文法・理科の5つで実施しました。結果はつぎの通りです。
まとめテストの結果
英単語(100点満点)
100 99 97 95 94 86 80 55 53
平均正答率84%
漢字(200点満点)
198 198 196 190 185 169 157 113 77
平均正答率82%
数学(31点満点)
28 28 25 20 17 16 11 3
平均正答率59%
英文法(50点満点)
42 37 36 31 25 22 14 6
平均正答率53%
理科(12点満点)
12 12 12 8 6 2 0 0
平均正答率54%
テストにむけた準備に差が見られます。現在はだいぶ改善されてきましたが、冬休み前後で変化のない生徒もいます。
冬休み前の三者面談で「この半年間が一番しんどい」と全員に伝えました。2学期までに比べて授業ペースが速く課題量が多いため、慣れるまで苦労するという意味です。部活や習い事をしている生徒は特に大変です。部活や習い事で勉強に割ける時間は限られていますし、体力的にもしんどいです。
しかし、この半年間の勉強をサボると中3での成績の伸びが小さくなります。一方、辛抱強く取り組めた生徒は、中3で成績が飛躍します。頑張りましょう。
受験指導をする上で伝えておきたいこと②
ここからは、中2生のお母さま方に伝えておきたいことを書いていきます。
12/7のブログ記事に『【中2生】受験指導をする上で伝えておきたいこと①』を更新しましたが、その続きになります。
【0】はじめに
前回、過程を重視した上での志望校合格を目指します、とお伝えしました。
一つ目の理由は、過程を大切にする生徒の方が成績が伸びるから。二つ目は過程を大事にしてきた生徒は、受験後も自分のために努力を継続できるから。今回は二つ目の理由について詳しく書きます。
【1】志望校合格は高校生活のスタートに過ぎない
あと1ヶ月半後には、今年度の高校入試が終わりますが、発表後も勉強習慣を継続できる生徒は、高校でも好成績を取れる可能性が高いです。
志望校合格は受験の最終目標であり、大きな達成感を得られます。しかし、あくまでスタートラインに立てるだけの話です。志望校に合格したから成功ではありません。大事なのは新しい環境で子どもたち。
TSKでは毎年9~10割の生徒が高校に進学しても、TSKを継続して通っています。部活と勉強もしくは遊びと勉強を両立できている生徒が多いです。そして部活・遊び・勉強3つとも両立できている生徒もいます。
彼ら彼女らを見ていると、何事にもコツコツ努力する姿勢が備わっています。と言っても、高校受験前からその姿勢が見られた生徒は少なく、高校受験・高校生活を通して過程の重要性を学び、育まれてきたものだと感じます。
【2】過程を大事にしてきた生徒は、受験後も自分のために努力を継続する
高校受験を終えた子どもたちの大半は、大学や将来のことなどをイメージできていません。それでも高校卒業後の進路にむけて勉強できる生徒は、勉強が自分の可能性が広げ、選択肢を増やせることを、受験期に実感できています。
彼ら彼女らは、定期テストで点数を取る → 推薦を取れる → 一般受験をする可能性もあるからその勉強もする、と自身で想像しています。そしてイメージするだけでなく、しっかり実行します。小さな積み重ねを大事にしている生徒は、頭で考えるだけでなく行動に移している回数も多いので、実行力が自然と養われています。
これは現中2生にも言えます。一回一回の定期テスト勉強をやり切ってきた生徒は、自分で立てた計画を概ね予定通りにこなせています。一方、定期テストを軽視してきた生徒は、計画を立てても、それに満足するだけ実行する力が弱いです。
話が逸れましたが。過程を大事にしてきた生徒は、受験後も自分のために努力を継続します。勉強や進路に限らず部活も遊びも、自分が満足できるように・楽しく過ごせるように考えて行動します。
【3】現高2生とお母さまの声
現高校生の中には、学業はもちろん、部活(習い事)そして遊びの3つとも両立して、高校生活を充実させている生徒がいます。その生徒とお母さまの声を載せておきます。(学期ごとの振り返り&保護者アンケートから引用)
日本大学櫻丘高校在学のMくん(高1の3学期評定平均4.8)
勉強はだんだん内容が難しくなってきていますが、僕の息抜き方法が一つあり、それはサウナです。毎月3.4回友達とサウナにいくことで、ストレスや疲れがぶっ飛んだ気がして、そのあとの勉強や部活にやる気が出ます。学年順位は一桁をキープできているので、指定校推薦を取れるように次も頑張ります。
1年生の頃よりもさらに充実した高校生活を過ごせています。部活がほぼ毎日あるので遠くまで遊びに行けることは少ないけど、部活帰りに友だちとご飯に行ったり、みんなでだらだら話しながら帰ったりすることが楽しいです。部活ではキャプテンになり、まだ慣れないけど、試合の数も増えてきたので、残り1年間楽しくやっていきたいです。
Mくんのお母さまより
高校に入学してからは、本当に文武両道で頑張っていると思います。進路については杉山先生に相談をしたり、受験を一緒に頑張った塾のお友達と話をしながら、自分で決めて親に報告をしてくれます。通塾して受験も経験すると勉強の仕方がわかり、成果も得られる様になったので、これからも自分の為に頑張って欲しいです。
松原高校在学のHさん(高1の3学期評定平均4.8)
今学期は自分でも頑張れたと思いました。高校は勉強が本当に難しく量が多いので、予習や復習をしっかりするようにしました。また、分からないものを溜めないように、学校や家で勉強した時に分からないものがあったら、次の塾で先生に質問してすぐ解決するようにしました。
あと、私はテスト前になると不安になってしまいます。でも、そのおかげで朝支度をしている時も勉強したり、家に帰った後も寝るギリギリまで勉強をしたりして、テスト後に後悔しないように勉強するようになりました。点数も成績も取れているので、不安になることが、必ずしもマイナスな事ではないとも学びました。テスト順位も通知表もどんどん上がっているので次も頑張りたいです。高校生活は毎日が充実していて、とても楽しいです!この学校に通えてほんとによかったです!!私は中学の頃から憧れだった、毎日友達と学校でインスタのストーリーを撮ったり、ピアスを開けたり、友達と花火をしたり、学校で放課後にお菓子パーティーをしたりと、中学ではできないことをたくさんして幸せです!!!毎日学校に行くのがほんとに楽しく、受験勉強頑張ってよかったなと、いつも思っています。
Hさんのお母さまより
念願の高校生活。遊び・習い事・バイト・勉強、どれも手を抜くことなく、充実した日々を送っている姿をそばで見ることが出来とても嬉しく感じます。大抵は何か一つに夢中になりすぎて、他を疎かにしてしまいがちですが、娘は私や家族の期待を良い意味で裏切ってくれました。まさか、受験期同様に勉強に励む姿を見るなんて、計算外でした笑。中3受験期では、模試の結果を前に親子で下を向いていたことが懐かしいです。引き続き、誘惑に負けず高校生活を送れるよう見守りたいと思います。
二人は高2の学年末ではオール5を目指しています。指定校推薦を考えつつ、選択肢も増やせるように、一般受験に向けてテスト直後も、すぐに受験勉強を再開していました。中2生にも二人のように、部活も遊びも勉強も両立して、充実した高校生活を過ごしてもらいたいです。
【4】最後に
第一志望校合格は、受験においては最終目標です。しかし、第一志望校に合格したとしても、楽しい高校生活を過ごせたり、勉強や進路に前向きな姿が見られたりするとは限りません。また、仮に第一志望校に進学できなくても、新しい環境で自分が行動を次々起こしていけば、新たな可能性は広がります。
TSKでは高校受験で第一志望校に合格することはもちろん、小さな積み重ねをした上での合格を目指します。
ここまで過程を重視する理由について書いてきましたが、お母さま方にお願いしたいことは前回お伝えした通りです。
一つひとつの取り組みや結果をしっかり褒めてあげてください。勉強や進路に対して後ろ向きな時は、どうしたら前を向いてくれるか考えて接するようにしてください。子どもたちに対してイライラすることがあるかもしれませんが、子どもの可能性を広げ、笑顔を見るために、引き続きご自宅でのサポートよろしくお願いします。