【TSKの方針と未来像】可能性たっぷりの新高3生を指導していて思うこと

可能性たっぷりの新高3生を指導していて思うこと

3ヶ月ほどの前にブログ「現高2生の優秀さ~TSKが理想とする勉強スタイル~」という記事を書きましたが、今回は「TSKの方針と未来像」について現高3生の紹介とともに書いていきたいと思います。

 

高3生の優秀さ

新高3生の4名のうち3名は、すでにセンター試験の過去問演習を行っています。
また、彼女たちは8月末までに第一志望校で必要とされる学習を一通り終え、9月以降は未定着内容の復習や過去問演習、弱点内容の克服に時間を割いていく予定です。

高3生の優秀な点は、学習スケジュールを遅らせずに進めることができることです。自分の能力をきちんと把握している証です。1回目の演習を終えるまでにかかる時間、未定着内容を定着させるまでにかかる時間や回数などをふまえて、自分でどの程度の勉強時間が必要か逆算できます。

また、この学年は部活動や習い事などと両立しながら勉強に取り組めている生徒が多いです。遊ぶときは遊び、体育祭や文化祭のときは練習や準備を全力でやり、勉強するときは勉強するという切り替えが上手です。

高3生の成績などは、1/19のブログ記事「現高2生の優秀さ~TSKが理想とする勉強スタイル~」をお読みください。

 

高校受験後から現在までの学習

①偏差値60以上の高校へ進学

高3生全員に共通していることは、偏差値60以上の高校(文京高校以上)に進学していることです。
偏差値60以上の高校とそうでない高校では、学校の授業に大きな差があります。
大学受験を見据えた授業(2学期中に1年内容を終わらせて2年の教科書に進むのが一般的)と教科書を一年間かけて淡々と進める授業。扱う教材のレベルも異なります。

当然、定期テストの難易度にも大きな差が出てきます。比較的レベルの高い授業内容とテストをきちんとこなしていれば、現高3生のようになれると思います。偏差値65以上の高校に通っている生徒が2人いますが、2人とも高2の10月頃までは学校の勉強しかしていません(TSKでも学校の授業内容の予習・復習のみ)。

 

②中3の3月も気を緩めることなく勉強を継続

高校受験を終えたら、ほとんどの中3生は勉強時間がゼロになってしまいます。
3月下旬に課された高校からの宿題だけをこなして入学式を迎え、受験で学んだ知識が頭から抜けたり、頭の回転が鈍くなります。高校の授業が始まり、勉強を再開できる生徒はまだ良いのですが、受験後の生活がダラダラ続く生徒がたくさんいます。(GWまでサボったらもう戻ることはありません。)

TSKの高3生たちは、中3の3月もしっかり勉強していました週に2日~3日TSKに来て3時間ほど勉強をして、高校内容の先取りを行っていました。
その結果、高校の授業で大きく躓くことがなく、1学期のテストも90点台・80点台がほとんどでした。

また、高校の勉強が難しいこと、量が多いことを入学前に体感したことで、自ずと予習・復習をするようになっていきました。

 

③高1の時点で英単語や英文法などの基礎が身についていた

偏差値60以上の高校では、高1の一年間で英文法を一通り学習します。
また、英単語の小テストも毎週行われ、中学レベル~センターレベルの英単語を学習します。

先述のとおり、現高3生は学校の勉強をきちんと取り組んでいましたので、高1の終わりには英単語・英文法の基礎(教科書内容)が8割以上定着していました。

高2に入ると、センターレベル~GMARCHレベルの英単語や入試問題で構成された英文法のテキストを使用する高校が多いのですが、これは高1で基礎が定着していることが前提となっています。
ですので、基礎が定着していない生徒は、授業を聞いていても無意味です。

偏差値60以上の高校に進学しても、授業に参加しているだけで勝手に学力が上がることはありません。受験後も気を緩めることなく、1学期の勉強は1学期のうちに、高1の勉強は高1のうちに定着させるようにしましょう。日頃の積み重ねです。

 

④高2の夏までは教科書内容を着実に

大学受験に限らず、高校受験にも言えることですが、基礎的な内容を完璧にすることが大切です。
教科書の問題も解けないのに、入試問題が解けることはありません。

基礎的な内容を軽視して、応用問題を解きたがったり、先に進めたがったりする生徒がいます(とくに中学生の男の子)。
難しい入試問題を解ける生徒は、応用問題をたくさん解いているから解けるのではなく、基礎内容をきちんと原理から理解しているから解けるのです。(これは今年度の中3Bグループでも徹底しています)
TSKでは、大学受験・高校受験ともに、基礎内容を徹底させてから応用内容に入るようにしています。もちろん、志望校のレベルによって、どの時期までに基礎内容の学習を終えることは変わりますが。

 

⑤高2の秋から受験を意識した先取り学習

基礎内容の定着度、国立・私立、文系・理系の選択、部活の引退時期や各教科の授業の進捗。
各々の現状によって異なりますが、高2の秋頃から受験を意識した勉強を始めます

理系の生徒は、数学Ⅲの先取り(学校では高校3年生で学習する内容)、理科の既習範囲をやさしい入試問題で演習します。
文系の生徒は、英語や国語をテキストの学習だけでなく、センター試験の過去問等で演習します。

 

⑥各タームの模試の結果

新高3生Cさん(竹早高校)の偏差値推移
高1の7月  :英語50 数学65 国語55 3科60
高1の11月:英語55 数学60 国語60 3科57
高1の1月  :英語60 数学75 国語55 3科67
高2の7月  :英語65 数学65 国語60 3科63
高2の11月:英語70 数学70 国語65 3科70
高2の2月  :英語65 数学70 国語60 3科67

一般的に、大学受験の偏差値は高校受験の偏差値-10と言われています。
高1の7月・11月を見るとわかりますが、前回のブログにも書いた通り、竹早(偏差値67)に進学しても高校生になると偏差値50台からのスタートになります。
ちなみに、彼女は入学時から高校での学力はトップレベルで、且つ上述の通り中3の3月もサボらず勉強を続けていました。それでも50台からのスタートです。高校で偏差値60以上を取ることがいかに大変か感じてもらえると思います。

 

⑦高3の4月時点:今後の学習予定

【4月~7月】
各々の志望校より1ランク下のレベルで必要な内容を一通り学習する。
GMARCHが志望校の生徒は、センターレベルの内容を学習します。
国立が志望校の生徒は、MARCHレベルの内容を学習します。

【7月~8月】
各々の志望校レベルで必要な内容を一通り学習する。
GMARCHが志望校の生徒は、GMARCHの標準的な内容を学習します。
国立が志望校の生徒は、国立の標準的な内容を学習します。

【9月~11月】
7月~8月の学習内容を定着させる。各々の志望校対策を行う。

受験する大学・学部学科の過去問を研究して、7月~8月に学習した内容で足りないものを補っていきます。
例えば、薬学部を受験する場合は、英語と数学にくらべ化学の問題が難しいことが多いので、化学はもう1ランク上の学習をする必要があります。

【12月~1月】
センター試験の対策を行う。各々の課題を克服していく。

私立が志望校の生徒は、センター利用のためにセンター対策を行います(夏に一度対策をする予定)。
国立が志望校の生徒は、1次試験のためにセンター対策を行います(英語・数学・理科は1学期に、国語と社会は夏休みに一度対策をする予定)。

【1月~入試本番】
各々の課題を克服していく。

 

長くなりましたが、ここまでが高3生の高校受験後から今後の学習についての話です。

高3生の指導をしていて感じることは、「TSKの生徒全員が現高3生のようになってほしい」「高校受験を通して、勉強の重要性を実感してもらい、大学受験に備えてもらいたい。」ということです。
これを踏まえて、今後のTSKについて話をしました。

 

【TSKの方針】

①中1~高3まで一貫した指導をする。
②高校受験を終えてからも未来のために勉強を続けさせる。
③偏差値60以上の高校へ進学し、早慶GMARCH以上を目指す。

端的に言えば、「高校受験で終わった気にさせない」ということです。高校受験は通過点でしかありません。
受験前から何度も何度も忠告していても高校受験後に気が抜ける生徒が多くいます。(ほぼ全員男の子)
高2の冬頃から受験にむけて勉強を再開するケースが多いですが、それではGMARCH以上はほぼ無理です。(地頭が相当よく、容量が良くなければ無理。)

偏差値60以上の高校を目指す子は、ほとんどの場合大学進学を考えていると思います。
TSKは高校受験後もその目標に向けて勉強し続ける意思のある子を応援したいと思っています。

中学生のうちから、高校受験よりも先のことを見据えて指導していきたいと思っています。

 

 

今年度の中3生への取り組み

中3Bグループ(偏差値65を目指すグループ)への指導方針
・高校へ進学しても着実に勉強を続けていけるような取り組み方させ、意識付けをする。
・当たり前のレベルを高く保つ。
・授業ごとのHWだけでなく、中長期的な課題を出してセルフマネジメントできるようにさせる。
・テクニックやパターンだけでなく、原理原則を理解させて本質的なものを学ばせる。

*詳しくは、3/28のブログ記事【新中3生】授業内容と今後の予定をお読みください。

最終的にはTSKの中3生は毎年このレベルで指導したいと考えています。(定期テスト450点以上がBグループの条件)
Bグループの目標は全員偏差値65以上のレベルになること。選択肢を増やした上で、志望校を選んでもらいたいと思っています。
Bグループの記録はブログにも定期的に残していく予定です。

来年度の3年生(2020年入試組)も2年生のうちに満員になりそう(既に半分以上埋まっています)なので、早いうちから準備を始め、学年全体で基礎学力を上げていきたいと考えています。今の時点では一人もBグループレベルの子はいません……。

現高3生のようになるための中学生時点での目標

第一目標は定期テスト400点以上(文京が目標として見えてくるレベル)
第二目標は定期テスト450点以上(自校作成・共通問題上位校が目標として見えてくるレベル)

定期テストで5教科400点を取れないようでは、大学受験どころか高校受験もかなり厳しくなります。

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