【受験体験記2020】桜丘高校進学のKくん

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【受験体験記2020】桜丘高校進学のKくん

TSKに入塾した頃は、今思うとやる気のない生徒でした。部活後に行っていたせいか、塾で勉強中でもボーとしてしまうことが多くあり、これは前の塾でもそうで、前の塾の先生にもよく怒られていました。
TSKに通うようになってからも、たくさん怒られて、帰宅させられたこともありました。帰宅させられてからは、さすがに反省して自分でも直すようにしました。今思うと、部活をやっていた頃の自分をすごく後悔しています。これから受験を迎えるみんなは、僕と同じ後悔をしないようにしてください。

勉強の方は、模試の偏差値が40でした。学校の勉強は、好きな数学は80点以上とれていたにもかかわらず、その他の教科は後回しにしてしまう癖があり、60点ぐらいでした。副教科はテストの前日や2日前にしかやらなかったせいで60点台でした。そのせいで、通知表は数学以外はすべて3でした。

はじめてTSKに来たとき、杉山先生、武井先生、細野先生ともに静かな印象でしたが、みんな話しかけやすい先生でした。杉山先生が第一印象の数百倍アクティブで面白い先生だったのが、TSKに入って一番の驚きでした。

通塾を始めて最初に変化したことは、定期テスト前の勉強時間が長くなったこと、テスト勉強を始める時期が早くなったことです。TSKに通う前はテスト2週間前にあわてて勉強をし始めたり、勉強をしていてもすぐに集中が切れてしまい、普段を読まないような小説を読みだしたり、部屋の片づけをしたりしていました。
しかし、TSKに通ってからは、1か月前からコツコツ勉強をするようになりました。あと、早く塾に行こうと思うようになりました。点数は後回しにしていた教科の点数が少しずつ上がっていきました。しかし、全教科あと数点、80点に足りないような点数で、授業態度がそんなに良くなったので、評定はなかなか変わりませんでした。今では、自分の受けた高校の目安内申点と自分の内申点がかけ離れすぎているため、もっと頑張ればよかったなぁと思い、あの頃の自分の頑張りを後悔しています。

ここからは受験生活の一年間について書いていきます。
僕は中2冬頃に、この高校に行きたいというのが決まりました。しかし、その頃にやったVもぎの過去問では、結果がE判定でした。その時はヤバイという危機感を持たず、一年間勉強すれば大丈夫でしょと思っていました。その気持ちは夏前まで続いていました。
夏の理社の暗記では、翌日の勉強のための暗記になってしまい、全然入試のための勉強になっていませんでした。
そして、本当に危機感を持ったのは夏休みが明けた頃でした。危機感を持ったのが遅かったために、秋になっても偏差値は思ったように上がりませんでした。10月のVもぎの後に、杉山先生から「本気で行きたいなら、学校以外の時間は全部勉強に注いで勉強しなさい」と言われました。もう一度気持ちを入れ替えて、勉強するようにしました。それから毎月少しずつ偏差値が上がっていき、判定もD判定、C判定、B判定と上がっていきました。

しかし、12月から過去問を解き始めると、E判定が続き気持ちが折れそうになりました。模試では偏差値が上がってきていたので、余計ショックな気持ちが強かったです。しかし、杉山先生に「最後までできることをやりきること」「受験校を変えるのは入試直前に考えればいい」と言われ、夜遅くまで勉強をしたり、学校から直接塾に行くようにしたりして、1月ようやく過去問でも5分5分のところまでもっていくことができました。2月はじめに、受験校の相談を先生と親としました。数ヶ月前までは反対していた親からも、自分の第一志望を受験していいと許可が出て、第一志望に出願しました。

受験当日は、緊張はあまりしていませんでしたし、杉山先生が会場の外で待っていてくれ、会場に入る前に話を少しだけしました。そのおかげで安心することができました。しかし、試験が始まると急に緊張して、つまらないミスばかりをしてしまい、試験途中でメンタルが崩れそうになってしまいました。いや、崩れていたと思います。

結果は残念でしたが、この受験生活では学ぶことが多く、これまでの自分の良くないところを本気で直そうと思ったり、直してこれたりして、その意味ではとても良い経験となりました。この一年で学んだことを忘れずに、高校生活を過ごしていきたいです。

後輩へのアドバイス

まず内申をとるために命をかけた方が良いと思います。
内申が低いと、高校選び(併願も含めて)が本当にきついです。あとは、しっかり1年2年のうちから暗記物はサボらずやった方がいいです。高校は早めに行きたいところを決めた方がいいです。それがモチベーションになります。これから受験を迎える後輩くんたちは一生懸命頑張ってください。

先生からのメッセージ

この学年の中では、比較的器用な生徒でした。飲み込みが早く、他の生徒より理論的に問題が解けている場合が多かったです。しかし、それが逆に影響しているのか、入塾当初からサボり癖がありました。必要以上にはペンを動かさず、エンジンがかかるのもスローでした。なので暗記など地道にこなしていく分野は定着が不完全なこともしばしばでした。

目標達成に向けて本格的に火がつく理由は人によりけりですが、彼は人一倍周りを意識していました。つまり、他生徒をライバルと捉え、邁進していきました。自分を高める存在がいることは大きな力になります。スロースターターな彼には、ライバルに限らず、自分に火をつけることの出来る存在を大切にして欲しいです。

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